奴隷解放RPGのルール: ゲーム序盤の攻略法

今日はゲーム序盤の攻略法についてお伝えします。
このステージがゲーム序盤に該当します。

1. ゲーム期間の設定
2. 地道作業積み上げステージ

ゲーム期間の設定は、ざっくりこの3つの目的で行ないます。

・人生プランの設定
・タネ銭の計算
・10,000時間の法則

これらは互いに密接に連携している内容になります。

タネ銭を蓄積しつつ10,000時間の法則に従って唯一無二の存在になるべく
レベルアップを日々積み重ねる、そのために人生プランは欠かせないものになります。

タネ銭の貯蓄が終わって、実力を蓄え、
唯一無二の存在となり勇者として旅立つ最初の1年は、
ここまで培った実力をひっさげて、ひとときもダラダラすることなく
これだけに集中して旅立ち、思う存分フィールドを駆け回るいわばボーナスステージ時間です。

この1年でどれだけ動けるのか、どれだけの良質なファンを獲得するのか、
それが「勇者の旅」の成否に直結します。

この時期に、何かあなたに、あるいはご家族に、
大きなイベントがある、ということが予測できそうなら、
その期間は避けて、設定することになります。

たとえばちょうど10年後は星回りがよくないとか、
そういうのも気になる感じでしたら、最初から避けてしまいます。

タネ銭の計算についても綿密にきめます。
どんな不測の事態が起きても、毎月、手取り額面の最低1割を必ずタネ銭に回します。
最低1割は毎月欠かさず、です。ここがポイントです。
「今月できなかったから、翌月は2割にしよう」はできません。
その時点でゲームオーバーです。

また、「残業してタネ銭をもっと確保しよう」とか、
「(あまり関係のない)アルバイトをしてタネ銭を確保しよう」と思う必要はありません。
「作業時間の確保」+「最低限のタネ銭の確保」を最優先してください。
現状よりプラスアルファで残業、アルバイトをしなければタネ銭が貯められない、
という場合は、「稼ぐ」方向ではなく「生活を切り詰める」方向にしてください。

このほか、毎日の見質な作業の積み重ねのために、ゲーム期間中は
極力環境の変化を起こさないようにすることもポイントです。

たとえば、今はブラック企業に務めているから、作業時間がほとんど取れない日が
1ヶ月程度続く時も出てくる、といったことでしたら、作業時間を取るために
勤め先の企業を変える、部署を変える、といった必要もあるでしょう。
そういう企業はあなたを奴隷として一生潰れるまで使う技術に長けています。
もしあなたが奴隷解放ゲームをしていると判明したら、同僚や上司もろとも
総力をあげて潰しにかかってきます。

そもそも1ヶ月の間、ほとんど作業時間が取れない時期がでてくるのなら、
10,000時間の法則に則ってあなたの実力を磨くことさえ、ままならないですよね。。
あなたは自分の決めた分野で「唯一無二のプロフェッショナル」になるわけです。
ブラック企業勤めで精神も肉体も疲弊して、カスみたいな状態になっていて、
ダラダラ作業をやって、うまくいきますでしょうか?
それは、ご自分が一番わかっている事だと思います。

できれば超ホワイト企業で9-17時残業なし転勤なし、
そういうところに転職する方が良いです。

多少手取りは落ちるかもしれませんが、
そういう企業は生活コストを切り詰めるための仕組みが行き届いているところが
ほとんどですから、そういうものを利用します。
たとえば格安の昼食お弁当とか、コーヒーや軽食を持参するとか、
そういう仕組みができているはずです。

また、お勤め先で「肩書きをつけて楽になろう」とか「もっと働いて残業して、
あるいは昇級・昇給してタネ銭を増やそう」とは思わないほうがいいです。
そのために日頃から生活コストを切り詰めているわけですし、
残業が増えるとそのぶんストレスがたまってきます。
すると、ストレス解消と称して支出がどんどん増えていくことになります。
飲み会やお酒に消えてしまったり。そうすると作業時間にも影響が出てきてしまいますよね。

そういう欲をかかないためにも、「最低1割」、
1.5万円程度の金額を例としてお伝えしていました。
自分の決めた分野以外への学びについては、
「拡大」ではなく徹底した現状維持を心がけます。

もしかしたら、職場での「付き合いの悪さ」「残業しない」という態度でいる事で、
職場のメンバーから白い目で見られるかもしれません。

実は現代の日本の企業では、多くの場合、労働の成果は「報酬」ではなく
「名誉/不名誉」によって
もたらされると思っています。

歩合制だった場合は当てはまりませんが、多少成績が良くても全然、給料は上がりません
与えられるのは職場メンバーからの褒め言葉やせいぜい社内の表彰、副賞のハワイ旅行?その程度です。

逆に成績が悪くてもクビにはなりません。単に職場メンバー周囲の視線や態度が
冷たくなる、ただそれだけです。言い換えると、精神攻撃を受けるだけ、です。
そういう精神攻撃をまともに受けず、流されず、
回避しつつ自分のやるべき作業をこなしていくことも
人生における重大な勉強なのだと思います。
「あなたが大切だと思っていることを本当にたいせつにする」という修行ですね。

あと、結婚とかも当然、考えないほうがいいです。
奴隷の身分で結婚しても、さらに支出が増えてしまい、
タネ銭の確保すらままならなくなるどころか、余分な出費も増えます。自分の時間も減ります。
結果的に、一生奴隷から抜け出せなくなるコースを選択した、ということになります。

玉の輿、あるいは逆玉の輿で、結婚相手の資産をゲットでき、
しかもそれが自由に使えるのであれば、タネ銭などにも回せるばかりか
火事や生活コストの低減化などもできますが、それはレアケースです。
9割以上のケースでは、結婚=負債だと思って良いと思います。

二人で一緒に過ごさなければならない時間もでてきますし、
その親族の方々とのお付き合いもあります。
結果として自分の時間が確保できず「10,000時間の法則に則る」ことができなくなる、
それくらいの時間を余分に使ってしまう要因になります。

もし恋愛がしたい、ということでもガマンしほうがいいです。
余分な時間を消費して相手に振り回されるだけです。
あなたが男性で、女性慣れしていない、という場合は別として、
奴隷の身分でする恋愛と、自由の身になってする恋愛では
よい相手と巡り会えるフィールドや、楽しさ、などなど全然変わります。

「そんなところでパートナーも自分の人生も妥協してどうする」っていう感じですね。

とにかく生活レベルを下げてタネ銭を確保し、自分のやるべき事を
粛々と遂行する事だけを考えて、遊ぶのも計画的に取り入れて、
それ以外はシャットアウトする、という地道な行動を選択していくことが
ゲーム序盤、2ndステージ攻略の大きなポイントになります。

明日はゲーム中盤、終盤の攻略ポイントです。

奴隷解放RPGのルール: 勇者として旅立つあらすじ

早速ですがルールを書いていきます。大まかに4つのステージに分かれます。

  1. ゲーム期間の設定
  2. 地道作業積み上げステージ
  3. 地道作業とプラスアルファ積み上げステージ
  4. 勇者の旅立ちのステージ

1. ゲーム期間の設定

ゲーム期間を設定します。ここでは
個々人の人生設計などがありますけど、最長12年くらいで設定してみます。

次に、そのゲーム期間で蓄財できるタネ銭を計算します。
これはステージ4で必要なものです。

タネ銭の計算方法は繰り返しお伝えしています。
“毎月の収入の1割×12ヶ月×10年”、です。
「毎月の収入」は手取りベースで計算したほうがラクです。
「毎月の収入の1割×12ヶ月」は手取りの年収、と見なして良いです。
仮に手取り月収が15万円だったとして、1.5万円×12->18万円、
この10年分ですから180万円、これがタネ銭です。

厳密には、1年たったときに3%利息くらいでの運用を
たとえば投資信託などシンプルな開始してみます。

https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/rougohasan/080400002/?P=3

そうすると、もうちょっと増えます。
金融庁の資産運用シミュレーションでみれば

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

毎月の積立金額 1.5万円 / 想定利回り(年率)3% 、積立期間10年として
最終積立金額は 2,096,121円、とのことです。
利息から税金が2割ほどかかるので、およそ200万円くらい。
これがタネ銭になります。

これは、あなたが1年間、フルタイムで自分の好きな事業に打ち込める金額になります。
生活を切り詰めれば、もしかしたら2年間活動できるかもしれません。

この1年の間、好きな事業に打ち込むための準備を今から、10年かけて真剣に実行していきます。
まずはあなたが打ち込みたいと思うものを決めます。その決定には
最低1ヶ月かけます。1年かけてでも、必ず見つけます。
ここからが地道なゲームのスタートになります。

2. 地道作業積み上げステージ

ブロガーとして生活したいなら毎日勉強しながらブログ記事を書きます。
ユーチューバーになりたいなら、毎日YouTube投稿をします。
不動産投資をしていきたいのなら、不動産の勉強をしたり見込み客を見つけたり
フリーランスのプログラマになりたいなら、その勉強をしたり技術力をアピールするブログ記事などをどんどん追加していきます。

なぜ10年か、といえば10,000時間の法則に由来しています。
1年あたり1,000時間、1ヶ月あたり84時間、1週間あたりおよそ20時間、1日あたり3時間程度。
毎日毎日来る日も来る日もがむしゃらに、その好きなことに打ち込みます。
それが「こうなりたい」と思う分野での、”唯一無二のプロフェッショナル”になる方法です。

3. 地道作業とプラスアルファ積み上げステージ

5年くらい経過すると、その毎日の作業はもはや、当たり前のことになっていると思います。
今度は日々の作業と並行して、その分野でのビジネスモデルを研究して、組み立ててみます。

その頃には、あなたがやりたい分野についての知識は十分についていますし、もう
初心者の方であればリードしていけるくらいの実力になっていると思います。

余裕がある方でしたら、そういう方に対して有料で教える立場になってしまっても良いと思います。
ここで本業を辞める、ということではなく、副業としてやってしまう、ということです。

もちろん、この時点で副業の収入が本業のそれを確実に上回りそうなら、
タネ銭の蓄積や10,000時間の法則、第一人者になるという目標を達成することなく
そこに注力してしまってもいいと思います。
その時点で、もはやあなたはゲームクリアできている状態、だと思います。

4. 勇者の旅立ちのステージ

こうやって「唯一無二のプロフェッショナル」になり、
タネ銭も十分に蓄積できたら、あとは1年間かけてそのタネ銭を使って
自分のファンをひたすら集めまくります。
その方法は「毎日欠かさず高品質の情報提供をすること」です。
そのための時間も、技術も、お金も、十分に備わっているはずです。

そしてひたすら、高品質な情報提供を繰り返すことで自分(あなた)という商品が
とてつもない高付加価値になっていて、ヘタをやらかさないかぎり、
方向性がブレない限り、あなた、という唯一無二のブランドとなったあなたに、
見込み客や顧客が絶えず頼ることになります。

これが奴隷から解放され、あなたが唯一無二のプロフェッショナルとして
新たな人生の旅にでる、勇者が冒険に旅立つまでの大まかなストーリーになります。

明日はもうちょっと細かく、ルールについてお伝えします。

ゲーム期間は10年くらい?自分という奴隷を解放するRPG

フリーランスという働き方について、最近はテレビのニュースなどでも
頻繁に取り上げられていて、すっかり定着してきているように思います。

みなさんの中には、フリーランスっていいなぁ、と憧れる方もいらっしゃるかもしれません。
次のようなイメージを持っているから、そういう印象を持っているのだと思います。

・会社に縛られない自由なイメージ
・残業バリバリ、ではなくそこそこの労働でドカンと高収入

たしかに、そういう自由でリッチ、良いですね。
実際にそういう方もいらっしゃいます。

一方で、「フリーランス」は名ばかりの、取引先企業の都合に振り回されて
低単価で搾り取られている、っていう個人事業主も少なからず、存在しています。
そうなると、「フリーランス」=自由でリッチ、とも言えないですね。

「自由でリッチ」ではないフリーランスの場合、
「会社」という後ろ盾がないぶん、会社員よりも悲惨な状況にあるといえるケースもあります。

・クレジットカードが思ったように作れない
・賃貸物件を借りるために手続きがいろいろ面倒くさい、貸してくれない
・自分の身に何かあったときに家族が養えない、その時点で終わる

どうして「自由でリッチ」に憧れるのか、といえば、
皆さんにはこういう経験があるから、だと思います。

・自分のやりたいことを、思う存分にやってみたい、でも時間の制約でできない
・お金の制約で、楽しみにしているいろんなことが上手く実行できない
・日々、やりたくもない仕事のために残業続きで、睡眠不足が続いていてしんどい
・毎日、上司や同僚から精神的に締め上げられているが、お金がないから今の仕事を続けざるを得ない

結局のところ、自由でリッチ、以外の状態というのは
自分で好き好んでそういう状態になっていない限り、ほぼ奴隷と変わらないように見えますね。

いまのオジサマ世代とか、特にそうだと思いますよ。

定年まではいろんな事をガマンして、汗水垂らして働いて、
定年を過ぎたら明るい老後を送ろう。それが結局のところ人生の勝者だよ。

だったのが、

定年がどんどん延びていき、年金がどんどん減っていき、
明るい老後って過ごせそうでもないよね、じゃあ今のガマンってなんなの?

ってわけですが、これって、この図式とあまり変わりませんよ。

今は奴隷の身分で自由がきかず、苦しいけど
きちんと道徳的にガマンして、神様を信じて敬虔な信徒として現世を全うしよう。
そしたら来世はもっといい、平等平和な社会に、五体満足で
(あれならイケメン・美女で、どこかの貴族の家庭とかに) 生まれてくることができるはず。

両者の共通点は、こういう感じですね。

「死語」または「老後」に良いことがあると信じて
(極力疑わないようにして、思い込みをして、反する根拠を持ってくるヤツは排除して)
今はガマンする。

だから、年金不安や環境問題とか、そういう”「老後」に悪いことが起きる”、つまり
「(平和で幸せな老後、という)信じていることが崩れ去るかもしれない」情報に対して
敏感というかアレルギー的な反応をして、あまり考えないようにしている
そういう人って意外と多いです。ビックリします。

そういう人にとっては、定年が65歳から70歳に伸びるかもしれない、ということは
苦行の年数が5年延びるかもしれない、ということですから、
(極端な表現をすると、刑期が5年延びる、ということでもありますから)
そりゃもう受け入れがたいんじゃないかと思います。

まるで、今の日々をまるで、奴隷、囚人のような生活を強いられながら、
それに目をつぶって不確実な将来にすがって、生きていくしかない、と
そういう残念なモデリングができあがってしまいます。

だからこそ、そういう状態から自分を解放したい、という欲求につけこんで
いろんな、まるで夢物語を詰め込んだような根拠の片鱗も見受けられない情報商材や、
投資話、詐欺話を展開する輩が跳梁跋扈しているわけですね。

その反動で、「いや、やっぱり会社員・公務員が一番なんだよ」と思い込んで
自分が奴隷である状態を、それでよしと思い込まざるを得ない、っていう状況でも
ありますよね。

レベル0で提唱している、
“タネ銭の蓄積”と”必要な作業を毎日積み上げていく”という方法は、
一足飛びに何かを成し遂げようとするものではなく、

(ある意味残念ながら、面倒くさい方法ですけれど)

非常に堅実な、スモールビジネスを通して着々と経済的な基盤を作り上げ
その積み重ねによって、自由な時間を獲得していくこともできる、というものです。
たぶん5年とか10年とか、そういう視野で見ておくと、ちょうどいいんだと思います。

個人的に、ですが、日頃から縁に触れ折に触れ、
1年以上の視野を持てている人って実は少ないんじゃないか、と思っています。
ぼんやりと、「会社員になる、奴隷になったまま一生をすごす」か
「博打で当たって大もうけしてリタイア」か、
その両極端な選択肢しか考えていない人が多いのかな、って思います。
あなたはどうですか?

10年レベルでモノゴトをみれば、
「堅実で、かつ自由でリッチになれる」方法があるってことを
まずはご理解いただければと思います。

「自分という奴隷を解放する」RPGは、遅くて10年くらい遊ぶとクリアできます。
そう考えると、毎日の作業や蓄財も、ゲーム感覚でやっていけるんじゃないですかね。

明日はその「自分という奴隷を解放する」RPGの、ルールを簡単に説明していきます。

優先順位の変更に対する誘惑から自分を守る3つの方法

前回の投稿のお話が理解できますと、
「突然の優先順位の変更」=「計画の失敗」
という図式が理解できると思います。

つまり「突発の優先順位変更」が積み重なることで
ビジネスの失敗にまで発展する、非常に重大な事案であるとわかります。
このように「優先順位の変更を持ちかけてくる誘惑」は、
非常にダメージの大きな攻撃魔法だという点が理解できると思います。

このような「優先順位変更への誘惑」攻撃に対する防御方法は、
次の3つです。

1. 時間をトリガーにするのではなく、一連の行動をトリガーにしてスタートする
2. スルーする力を身につける
3. 精神と時の部屋に引きこもる

1. ルーティンとして行動を変更しないように決めておく

○○時からやる、と決めていてもそれができないのは、“○○時”という時刻と、行動とが直結していないからです。
○○時からやる、とするよりも○○をやったら続けて作業を開始する、と決めたほうがやりやすい人も多いです。

たとえば10時から1時間勉強する、としていて、9時45分に席に座ってスマホを触っているとします。
この場合、10時になっても、引き続きスマホを触っていることになる確率は高いと思います。

それよりも、9時45分に席に座ったら、そこから勉強を1時間やり出すほうが優れた方法だと私は思います。
なぜかといえば、席に座った、という流れからスムーズに勉強できるからです。
一息つこうと思ってしまうと、完全に気が抜けてしまって取り返しがつかなくなりますので
行動している流れそのままを利用して、決めている作業を実行するようにしましょう。

作業を開始するタイミングのことを「スタートトリガー」と言います。
スタートトリガーは「○時から」ではなく「席についてから」とか
「晩ご飯を食べ終わって洗い物が終わったら」とか、そういう流れでスタートする方法も
一度試してみてください。

もしかしたら人によって「時間」「行動」どちらの区切りがスタートトリガーとして
適切なのか、というのが異なるのかもしれませんので。
両方試してみるといいと思います。私は行動からの流れ、のトリガー派です。

言い換えると「コマンドの順番を決めておいてその通りに実行する」ですね。

2. スルーする力を身につける

あなたの優先順位を変更させるため、いろんな人が、いろんなメディアが、常にあなたに
誘惑の魔法を投げかけてきます。
たとえば、(テキトーに書いてみますが)

・今年最後のかき氷食べ放題、二度と来ないぞ今年の夏!
・平成最後のクリスマスはぜひ当レストランの平成スペシャルディナーパーティへ
・今週限定スペシャルメニューは鶏白湯エスプーマの効いた骨付きラムステーキカレー全部のせ
・いま流行している○○、持ってないなんて超ダサい、狙いのあの子にモテてないぞ
・熱意にあふれているあなたに向けて、このセールスレターのページを開いてから10時間だけの
特別価格をご用意しています
・この飲み会に来ないとホント損だから、○○課のアイドル○○さんも今回は特別に参加するんだよ
・この打ち上げに参加しないとプロジェクトでこれまで頑張ってきたとは見なさないからな

こういうのをスルーする力を身につけましょう、ということですね。
だいたいの宣伝文句って、いくつかのパターンがあります。

パターン1 : 現在の不満にフォーカスするパターン
今あなたは不満な状態ですよね。
ホラホラ、こういうことあったでしょ?
今後もそういうことあると困るよね?
これがあるとその不満な状態がなくなるよ!
参加するでしょ?

パターン2 : オファーに乗らないと損することをアピールするパターン
今回あなたが特別に参加できるチャンスのこれ、
参加しないなんて本当に損ですよ、ほんともったいない
参加するとこんな良いことがあるよ
参加しないとトホホだよ
参加するでしょ?

パターン1 に対する防御方法は、こんな感じです。

今あなたは不満な状態ですよね。-> いえいえ、とても満ち足りていますよ、吸う息吐く息大満足です。
ホラホラ、こういうことあったでしょ? -> あるかもしれませんが、それがなにか?
今後もそういうことあると困るよね? -> 一時的には困るかもしれませんが、乗り切れます。
これがあるとその不満な状態がなくなるよ! -> なくなるかもしれませんが、これまでどおり大丈夫です
参加するでしょ?(キリッ -> しません(キリッ

パターン2 に対する防御方法は、こんな感じです。

今回あなたが特別に参加できるチャンスのこれ、 -> いや満ち足りてるしいいよ
参加しないなんて本当に損ですよ、ほんともったいない -> 今まで通りでいいよ
参加するとこんな良いことがあるよ -> 良いことあったとしてそれがオレにとって良いことなの?
参加しないとトホホだよ -> べつにトホホでもアンタよりトホホな人生にはならないからいいよ
参加するでしょ? -> だからしないよって。

実際、こういう誘惑を持ちかけてくる相手は、いろんな人に声をかけてきていますので
あなた一人が断ったところで痛くもかゆくもないですよ。
「いやー困る」とかそういう演技はするかもしれませんが、事実、
参加しなかったところで彼/彼女は別の人に声をかけるだけです。
堂々とスルーしていきましょう。

「魔法を掛けてきてもそれに乗っからない、同じ土俵に乗らない」ということですね

3. 精神と時の部屋に引きこもる

引きこもる、それは最強の防御魔法です。
考えてみますと、世の中には自分でコントロールできることと
自分ではコントロールできない事があります

自分の行動は自分でコントロールできます。
ですが、身の回りで発生するできごとは、自分ではコントロールできません。
そういう、自分ではコントロールできないことを極限まで減らすためには
「引きこもる」のが最強、かつ手っ取り早い方法です。

昔はお坊さんが修行だといって山に引きこもって、閉じこもっていたのも
そもそもは街にある誘惑から遠ざかるために、とのことですよね。
山にはあまり誘惑はありませんから、引きこもっていたわけです。

そのように自分ではコントロールできない「外界」の影響を
できる限り排除するために、情報を遮断するのは非常に有効な手段です。

たとえば、テレビ(特に深夜)、雑誌、ネットニュースを見ないだけで
得られる情報は一気に減ります。たいてい自分の将来とは関係のない、ムダな情報に
触れる時間を大幅に減少させることができます
その情報を処理するための時間や労力を、自分が必要な修行に充当するわけです。

また、テレビやスマホから情報を収集することを一度やめると、
夜更かしがなくなります。早寝早起きになって健康になります。
こういう生活はどんどん続けるべきだと思います。

結婚していたりすると精神と時の部屋には引きこもりづらくなりますが、
できる限りの時間をその静寂な空間に居続けるように努めると良いです。

まとめると「魔法を掛けてくる相手から遠ざかる」っていうことですね。

この三つ、まとめると
「実行することを決めておいて淡々と実行」
「自分の行動を邪魔しようとする相手はスルー」
「魔法の射程距離外に出て、安全地帯に移動する」
こういう事になりますね。

後の方になればなるほど強力な防御方法になります。
3ができなければ2や1、という形で実行していけば、おのずと
「決められた作業が毎日淡々と実行できる」仕組みが作れてしまうわけです。
頑張ってください。

優先順位の変動という攻撃魔法への、鉄壁の防御を身につける

昨日やおとといの投稿でもお伝えしましたように、
実行しようと決めていたことが、結果的に実行できなかった原因の一つとして
「優先順位の変動」をついつい、やってしまう、ということがあります。

たとえば、
「毎日、入浴前に、腹筋100回する」と決めていても
いざ入浴前になると「忘れてしまっていた」よりもむしろ
先に入浴しなければならない、という理由がどこからともなく発生して
それが「腹筋100回」よりも優先順位が高くなるから、
ついつい先延ばし、そしてやらなくなる、ということに。
そんな経験はありませんか?

たとえば、
「毎週昼食代は4,000円まで」と決めているとします。
1食あたりにしたら800円、とまあまあ豪華なランチができそうだと
予算設定していたんだけれど、
水曜日くらいに、いつも行くお食事屋さんに行ってみると
ついつい「本日のみ、○○食限定!」とつけられたスペシャルランチ \1,500 が
提供されていました、と。それがとてもおいしそうでインスタ映えして
ついつい注文した結果、木曜日と金曜日で残りランチ代、900円…
そんな経験はありませんか?

まるで魔物に遭遇、先制攻撃でいきなりMPを大幅に吸収される攻撃を食らったような
それくらいの感覚に陥りますよね。もう魔法は使わず武器攻撃だけでしのぎつつ
町に戻ることを強制されてしまうような、そんな感じです。

どちらも優先順位の変動によって、決めていたことができなくなった例です。
そして、こういう優先順位の変動は、「その場で変わる」ことが特徴です。

「長期の予定は感情で決めた物だから、変えてもいいことが多い」
「短期の予定は理屈で逆算して決めた物だから、変えちゃダメなことが多い」

わたしの経験則ですが、だいたいこういう事が成り立つんじゃないかと思います。
長期の予定は、どちらかといえば目標とすることがあって、
それをこの時に設定した、ということが多いからです。
短期の予定は、どちらかといえば「逆算でそうなった」ことが多いので
その予定を変えてしまうと、もう取り返しがつかなくなることが多いわけです。

なので、「短期の予定は極力変えない」というのが重要になってきます。
とくに大切なことに関わる予定であれば、もう絶対に変えない方がいいです。

名言ふうにいえば
「10分先の予定は、赤子が泣いても変えない」
ですかね(謎

もちろん、体調が悪くなって作業ができなかった、ということはあると思います。
そうなる前に体調管理は日頃からたゆまず実施しておく必要があるんですが、
それ以外の理由であれば、短期の優先順位の変更理由は、ほとんどが
言い訳だと思った方が良いです。
自分への言い訳を消すためにも、健康管理は本当に欠かせない、大切なものになってきます。

これまでお話していて気づいた方も多いと思いますが
この「作業」と「お金」どちらも「時間」と密接に関わるものです。

時間が過ぎる、近い将来のことは上手くいくだろうと思えていたけれど、
時間が過ぎてしまった後は、どうしようもなくなってくる。

だから「決めた作業は徹底して実行する」ことについて、それと
「決めた貯蓄は徹底して実行する」ことについては、
まるで「ジャケットの内側に生卵を入れて満員電車に乗っている状態」のように
注意深く、
「優先順位の変更を勧めてくるもの」から守らないといけないわけです。

実際、あなたが決めた「実行すべき作業」や
「貯蓄すべきお金」は、守ろうとしなければ簡単にダメになってしまいます。
「毎日の作業の積み重ね」や「貯蓄」は、攻めよりもむしろ守りが重要になるものです。
レベル0の基本になりますが、こういった守りがきちんとしているからこそ、
自信を持って攻めに転じることができるわけです。

意図しない優先順位の変動を避けるには
どうすれば良いだろうか、という点はまた明日お伝えします。

まだ「貯蓄をするためのお金が確保できない」と嘆くあなたに

昨日と同じようなタイトルですが…(笑)

作業時間の確保と、貯蓄とはすごく似ています。
どちらも「先に確保しておく」というのがポイントです。
「時間ができたら、作業をしよう」「お金が余ったら、貯蓄をしよう」
どちらも、理屈の上ではできるんじゃないかと、最初は思うんですが
不思議なことに、結果としては、両方とも「できない」ことになります。

なぜかっていうと、優先順位が低いからですね。
本当に必要な作業を毎日実行したいなら、
そして、本当に必要なお金を毎月貯金したいのなら、
「1日の最初、週の最初、月の最初、年の最初に時間を確保して、妨害されないように手を回しておく」
「給料が振り込まれた都度、お金を確保して、簡単に引き出せないところに移動する」
こういう防衛が必要になります。

時間を確保していた、お金を確保していたとしても、結果的に
「作業に時間を充てられなかった」「お金を別の用事で使ってしまった」という場合には
だいたいこんな感じのことになっているんじゃないでしょうか。

「この時間で作業をする、と決めていたが、割り込みで用事が入ったのでそれに充てた」
「このお金は貯蓄する、と決めていたが、急な物要り用があったので、それに回した」

そして、この判断をしたときは、
「明日、そのぶんの作業時間も回して2倍やろう」と思っていたり
「来月はその物要り用はないので、2倍ぶん貯蓄しよう」と思っていたりしますよね。

でも、明日になったら、また別の割り込み作業が発生したりしますし、
来月になったら別の物要りな用事ができて、やっぱり貯蓄できなかったりします。
そうやってあなたはいままで、必要な作業が積み上げられていなかったり、
ぜんぜん貯蓄ができていなかったりするわけです。

こういうことですから、もう
「大事な作業向けに確保した時間は本当に融通がきかないんだ」と諦める必要があります。
「このお金はもう手元にないものなんだ」と諦めて、「物入りの用事」に対しても
支払いをしないようにする必要があります。

実際に、割り込みの作業よりも「大事な作業」のほうがあなたにとって大切なんですよね?
実際に、物要りの用事よりも「タネ銭の貯蓄」のほうがあなたにとって大切なんですよね?

このように「本当に大切なものをたいせつにする」ことができない人は作業も滞りがちですし、貯蓄もできません。

あなたの優先順位を間違えないようにしましょうね。

割り込みの作業ができないのと、「大切な作業」ができないのとではどちらが損ですか?
たいていは「割り込みの作業」(第Ⅲ領域の作業)が大切になっているんじゃないですか?

いや、そんなつもりはない、とおっしゃるかもしれませんが、
結果的に、「大切な作業」よりも「割り込みの作業」が優先されてしまっていませんか?
だから「大切な作業」がいつまでたってもできていなかったりするんですよね。

同じように「タネ銭の貯金をして、それをベースに経済基盤を作り上げる」ことができないのと
「物要り用(大抵はセールの服だったり、本だったり、結婚式のご祝儀だったり…)」を見逃すのとでは
未来を切り開くためのタネ銭よりも一時的な感情を満たすほうが大切だったりしますよね。

そうならないように、気をつけることです。
大切なことですから、もう一回言いますね。
コツは、「もう存在しないもの」と諦めることです。
つまり、こういうことです。
「割り込み作業をする時間さえ存在しない」でも大切な作業をする時間は存在するんです。
「物要りの用事を果たすお金は存在しない」でも未来を作り出すためのお金は存在するんです。

時間はみなさんにとって平等に与えられていますね。
同じ1分、1秒でもその使い道によって、生み出される価値は全然違う。

お金は平等に配分されているわけではありませんが、同じ1万円のお札でも、その使い道によっては
全然価値のないものもありますし、すごくオトクだと思えるものもあります。

そういう価値を実感するために、たとえば私は、こんなことをしています。一例ですけどね。

「バーティカルタイプの手帳で、大切な作業をするための時間帯を蛍光ペンで目立たせている」
「タネ銭のお札は使うのが恥ずかしくなるようにするために端っこを少しだけ蛍光ペンで塗っている」

実際、「大切な作業をすること」も、
「未来を切り開くためのタネ銭」も、どちらも非常にオトクなものです。

もっとも重要なことは、”大切なものをたいせつに扱うこと” っていう点を
日頃から意識してみたほうが良いと思います。

そして、
「将来を切り開くために必要な作業時間」
「未来に生きるためのタネ銭」どちらも、そこまで大切なものでもない、ということでしたら
このブログは見る必要ないと思いますよ。
数年先とか気にせず、流されるままに生きていくのもそれはそれで、楽しいことかもしれませんし。

選ぶのは自分、っていうことですね。

まだ「作業をするための時間が確保できない」と嘆くあなたに。

毎日この作業をしよう、と計画をしてみたものの、
結果、「できなかった…」と毎日反省、後悔の日々をすごしているあなたへ・・・
やっぱり1日は24時間なわけで、どうしても思っていた作業ができないと嘆くあなたには
その原因の分析を徹底的にやることをオススメします。

下記の内容を書き出してみます。

1. 毎日何にどれだけの時間を使っているのか把握する
2. その時間を何に使ったのか、第Ⅰ領域から第Ⅳ領域までの時間管理のマトリックスに分類する
( 各領域については後で説明します )
3. 極力第Ⅳ領域にあるもので、なくせるものはあるか
4. 極力第Ⅲ領域にあるもので、なくせるものはあるか
5. これらの項目は、なぜなくせなかったのか。なくせる理由があるのか。把握する

「1. 毎日何にどれだけの時間を使っているのか把握する」これはバーティカルタイプの
週間予定表などを使うと良いと思います。
たとえば「ちびむすカレンダー」などからダウンロードできますんで、
https://happylilac.net/vertical6-2019s.html
それを印刷して使うといいですね。

「2. その時間を何に使ったのか、第Ⅰ領域から第Ⅳ領域までの時間管理のマトリックスに分類する」ですけど、
時間管理のマトリックスによる分類、というのは
あなたがそのときにやった行動を次の4つの領域のうち、どれに属するのか分けることです。
・第Ⅰ領域 : 緊急で、かつ重要な案件
・第Ⅱ領域 : 緊急ではないが重要な案件
・第Ⅲ領域 : 緊急ではあるが重要ではない案件
・第Ⅳ領域 : 緊急でもなく重要でもない領域

このうち「重要かどうか」の軸は、多面的な価値観で判断します。
“七つの習慣”をベースにする場合は、最初に「終わりから始める」の項目で
あなたにとって重要なことをリストアップしているので、その観点から見て
「重要かどうか」を決めることができるんですが、皆さんは、やってないですよね。

なので、ざっくり「将来の夢」「健康」「仕事」「お金」「家族/恋人」「友人」といった観点から
それぞれ「重要かどうか」を判断していくと良いと思います。

毎日 6時間以上の睡眠、というのは「仕事」や「お金」などの面では重要ではありませんが
「健康」の面からは大切ですよね。
「飲み会」というのも「お金」や「健康」の面からは全然重要ではありませんが、
「友人」の面からは、もしかしたら重要なのかもしれません。
いや、もしかしたらその友人は全然重要じゃない(失礼)という場合には、
やっぱり重要じゃなかったのかもしれません。
ゲームなんかは、基本的には「緊急でも重要でもない」第Ⅳ領域だと思うんですが
それが「お金」や「将来の夢」なんかに直結していた場合は、やっぱり重要なことなんじゃないかと
思います。

「3. 極力第Ⅳ領域にあるもので、なくせるものはあるか」
「4. 極力第Ⅲ領域にあるもので、なくせるものはあるか」
いずれも、なくせるかどうか、一つ一つ検討していきます。あわせて次の項目も検討していきます。

「5. これらの項目は、なぜなくせなかったのか。なくせる理由があるのか。把握する」
ここが重要です。

なくせる理由があるのか、ないのか。
これを把握しないままなんとなく
「なくせない」と位置づけたり「なくせる」と判断してしまうのは非常に危険です。
あなたの一つひとつの行動を、手を胸に当てて、そのときの心情をひとつずつ思い返しながら「なぜその行動をしなければならなかったのか」一つずつ書き出していきます。

もし、「第Ⅳ領域にあるもの」をついついやってしまう理由があるなら、それをなくすことができる理由も考えます。
なくすことができる方法がある、と結論づけることができた場合は、その場で実行してしまいます。

たとえば、スマホゲームで、スタミナ全回復した、という通知がブルっときて、
それを見たときについついゲームを進めてしまった、という感じでしたら
「通知設定」のようなものを無効にして、通知されないようにしてしまいます。
あるいはもう、アンインストールしちゃう、という強行手段に及んでもいいのであれば、やってしまいます。

そんな感じで開けた時間を、「作業をするための時間」に充てます。
ここで時間を確保した作業は、第Ⅱ領域にあたる作業のはずです。
もし第Ⅳ領域、っていうことでしたら、本当にその作業は必要なんですかね。。もしかしたらやる必要がないのかも。そこから考える必要がありますね。

そういう感じで、みなさんも一度、2、3週間ぶんの行動をすべて書き出して、
行動を把握してみると良いと思います。

「メタ作業」…作業が自動的に完成するために必要な、たった一つの前準備

「目的達成のための行動を妨げる感情」についてはこの文章でいったん最後にします。
粛々と、毎日、決めた時間に実行していくだけ、ということをするために、わたしは
自分がまるで「法則」のようになったことをイメージしています。

毎朝、太陽が東から西に上るように、
お昼の12時くらいに南中するように、
60秒が1分であるように
60分が1時間であるように
当たり前のように、毎日決まった時間になったら作業をします。

この「実行」という段階では「感情」なんてありません。
ちょうど、遠い将来のことをイメージするときには良い感情・情熱をもって
その実現のために計画を立てるのですが、
いざ、それの実現のために必要なことを実行しよう、という段になると
わたしの場合、感情はほとんどありません。
ネガティブになってしまうのを避けるために、あえて感情を殺しているだけかもしれないです。

このように「将来のことは情熱的に」「現在のことは粛々と」という感じ
実行していくのが意外とできない、という人もいるみたいです。

将来のことを情熱的に決めたのだから
現在のことも情熱的に、意欲をもってやる気マンマンでできるはず、とおもってみたら
意外とそうではないんですよね。

なぜかっていうと、普通は、短期的な目線にしか欲が働かないからです。
いま、ガマンして後でラクをしたい、と決めていても、やっぱり余裕がなくなるとしんどいです。
いま、ラクをしなければ身体がもたない、という発想にどうしてもなりがちです。

だからこそ淡々と、粛々と作業をこなしていく必要があるわけで
そのためには、あまり「メタ作業」を実行時に考えるのは、とくに最初のうちは良くないです。

メタ作業、というのは、具体的な作業の実行項目が決まっていなくて、
漠然と「これをやろう」というのが決まっているときに、
さて、これからどうやってそれをやっていこうか、と検討していくことです。

これは感情が乗らないときにやろうとすると、慣れないうちはしんどいです。面倒くさくなります。
最初のうちは、「メタ作業」と「実作業」の時間を分けて、区切っておくべきだと思います。

ブログを書こうとするなら、慣れないうちは、
「よし、とりあえず1時間で記事を書こう」とだけ決めるのではなくて
たとえば

・最初の15分でリサーチ
・次の5分で、残り40分の時間配分(メタ作業)

と決めておいて、さらに最初の15分間のリサーチについても

・最初の5分でリサーチのメタ作業(見るべき箇所のリストアップ)
・10分で確認作業

など、小分けにしていきます。

めんどくさそうですが、”実作業は淡々と” がやりやすくなりますし、そのうちメタ作業にも慣れてきます。
これを何回も繰り返していくうちに、作業の勘所がわかってくるので、今度は
「最初の15分でリサーチ」「あと40分で書く」という文字通りの感覚で、
無意識にメタ作業をやってしまえるので、記事が書けるようになります。

ブログ作成以外でも同じ感じで、
メタ作業をあえてうまく取り入れて集中して作業分解することで、
ついついモヤモヤとした時間をすごしてしまう、ということがなくなっていきます。

作業をしようとして、ついついぼーっとした時間を過ごしてしまう、という
場合であれば、とくにメタ作業を意識してくださいね。

慣れないうちは「メタ作業」につい時間を掛けてしまいがちです。
ですが、結局のところ「時間の範囲でやる」しかないわけで
メタ作業についても時間を絞って、できる範囲でやり遂げることを意識するといいですね。

最後は精神論で食いしばる、それでもダメなら寝てからニューゲーム

ここしばらくずっと、一連の「目的達成のための行動を妨げる感情」とのお付き合いについて書いてきました。

これまでいろんなテクニックをお伝えしてましたが、
それを実行するのもしないのも、結局のところ自分しだいなんですよね。
自分の中での、決めの問題です。

ですので、極力、技術やスキルでなんとかカバーできるようにしていきたいのですが、
最終的には根性論・精神論、”歯を食いしばる”・”頑張り”にかかってきます。
個人的には、わたし、精神論は好きじゃないんですけど、最終的にはここに行き着く、ってことです。

自分できめたことを実行しなければならない理由はたくさんあります。
今回は詳しくは書きませんが、こんな感じで、ホントたくさんあります。

・将来の自分との約束を破ることはできない
・結局は、今の苦労が将来の自分の幸せになる
・身近な人との約束、有言実行を果たすため
・意思の力の強化、鍛錬
・やり遂げる力を身につける
・実行しなければ結局のところ良い成果は得られない
・大切なことをたいせつにできなければ、あなたは何も大切にできないことになる

こういう精神論をたいせつにしている人は、これまでにお伝えしてきたテクニックを
真剣に学んで、身につけることができると思います。
でも、「所詮精神論だよ、それではなにも片付かないよ」と開き直る人って、
これまでのテクニックを完全にスルーして「できなかったよ。他になんか良いのない?」と
あちこち探しまくっている、探し続けている人が意外と多いです。

まぁ、そういう人は一生かかっても何も身につけることはできないでしょう。
魔法のテクニックは存在しないんです。
地道にテクニックを身につけていくと、できない人からは魔法のように見えるだけです。

きっちりと精神論も駆使して、テクニックを身につけていきましょう。

一方で、精神論偏重の人、というのも居ます。ある程度器用なかただと思います。
自分でそこそこ頑張って乗り越えてくることができたから、他の人も乗り越えることが
できる、っていうことです。

ですけど、わたしみたいに、ホントに不器用な人も現実的には居ます。
いろんなテクニックをまずは一定期間、1ヶ月とか、必死こいてやってみて
それでも身につかなかったらはじめて別のテクニックの習得に移る必要があります。
ちょっとやってみてそれでもダメだったから他に良いのない?っていうのは愚の骨頂です。

なぜなら…不器用な人がちょっとやってできるくらいのテクニックなら
他の人はすでに、当たり前のようにこなしています。
若干ハードルが高いテクニックだから、普通の人ができないんだ、ってことに気づくべきです。

ただ、やっぱり、ダメだった、できなかったときの無力感というのは
何度も繰り返し味わっているとはいえ、そうそう慣れないものですよね。

精一杯、思いっきり頑張って、それでも上手くいかずに無力感を味わう結果に終わったときは、
1日2日、期限を決めてしっかりと寝て、ゲームとかやりまくって、思う存分自堕落な生活をしましょう。
しっかりリフレッシュしたら、また、努力の人に戻りましょう。

1回はムリでも10回、20回と繰り返すうちに、必ず最適なスキルが身につきます。
20回なら、それぞれ1ヶ月頑張ったとしてもたかだか2年足らずです。
たいした時間じゃありません。それによって身につけた1つのスキルが
残りの人生で、とっても役に立ってくれます。
なんせ魔法のテクニックは、そんじょそこらの他の人には到底マネできないですからね!

テクニックを身につける時に、お伝えすべきたった一つのコツがあります。

それは、テクニックの習得のために、精一杯に足掻くことを
恥ずかしいとか、ムダだとか、バカだとかアホだとか
思わないようにする、ということです。
それだけはきちんと、憶えてもらえたら、成長も早いと思います。

逃げは敗北じゃない、勝つ体制を整えるためなのさ

昨日、おとといと、「目的達成のための行動を妨げる感情」とのお付き合いについて
書いてきました。

でもね。人間、生きていると、仕方ないときもありますよね。どうしても。
そういうときに、やるべきことを、ちょっと考えてみました。
結局、リフレッシュする、ってことなんですけどね。

ジョギングしてみる

気分がもやもやしてるときは、身体を動かすことに集中する、というのも一つの方法です。
日頃から運動している習慣のある人は、そうでない人にくらべて、鬱になる割合が低いそうです。
また、運動自体がうつ病の治療に使われることもあるとか。

運動習慣が不可欠~再発予防に効果大~ 現代うつ病Q&A~メンタルケアの最前線から~

いったん身体を動かすことに集中することで気分がリフレッシュできますから
その後に作業をやると、やっぱり、やりやすくなるかなと思います。

「なんか10分間頑張っても何も出てこないから、ちょっとジョギングしてくるわ」
ってすぐに言えるようになると、作業のペースも上がってくると思います。

窓の外を眺めながらノンアルコールのビールを呑む

これはわたしがビール好きだから、出てくる発想かもしれないですね。
350mlのノンアルコールビールをおもむろに冷蔵庫からとりだして、
ぼんやりと窓の外を眺めながら「ぷしゅっ」と開けて、
ごくごく…っとやる感じです。

1缶だけの休憩タイム、ではありますけど、気分は相当にハイになると思います。
意識して「休憩に集中」したぶんだけ、仕事に戻るのも早くなると思います。

単純作業をやる

できれば5分とか10分とかで終わる、単純作業を一つだけやるわけです。
なんでもいいです。トイレ掃除とか部屋の掃除、お風呂の掃除だとか
洗い物とか、洗濯物を干す、だとか。

あれならTwitterのフォロワーさん探しだとか
Facebookの友達申請だとか、そういうルーチン的な作業でも良いかな、と思います。

大切なのは「それに集中して、単純作業中は他のことを考えない状態になれる」ものを
選ぶのがベストだと思います。

細かいことをする作業をやっていて、行き詰まった、っていう場合には
なにか磨く作業をすると良いと思います。
たとえば洗面台をとてつもなくピカピカにするとか
ガラスのコップを曇り一つなく輝かせてみるとか
これも意外と爽快感があって、リフレッシュになると思います。

こんな感じの、10分程度のリフレッシュができる行動のストックをいろいろ、
個人的に作っておくと、行き詰まった時にささっと、現実逃避ができて
いいんじゃないかと思います。

逃げ、というと言葉が悪いですが、体制を立て直す、勇気ある撤退、
俯瞰的に眺める、などなど、どうしても難しい場合は
いったん全体を眺める必要がある、ってことですね。

ただ、たんに眠くて作業できない、ってことなら少し、15分でも寝ることを
オススメします。
「15分だけ」仮眠する方法を確立しておくと良いと思います。