数年後の1億より今の100円、それが人間の感情です。それに従うんですか?

きのうは「目的達成のための行動を妨げる感情」について説明していました。
そして、「今その感情が支配的だから、作業ができない」というとき
うまくリフレッシュして作業をすすめる方法をお伝えしていました。

みなさん、昨日はこのリフレッシュ方法をきちんと活用しながら作業できましたか?
すぐにはできないかもしれません。
これは毎日もがきあがきながら、心の動きを捕まえる訓練のようなものだと思ってください。
ある意味「瞑想」に近いテクニックです。

自分の心の動きを検知して、その感情をすこし変えて、
何も行動を起こすことなくリフレッシュさせながら、
目的の達成にむけて自分をコントロールする魔法のテクニックです。

こういう訓練を繰り返していくうちに、
あなたは「どんなハードな状況に陥っても、決めたことをやり遂げていく」
つまり悪魔の誘惑にもたやすく打ち勝てる、魔法防御力の高い僧侶になることができますね。

そして、今日はもう一つの感情による悪影響
「さっきまでその感情に支配されていたので、作業が後回しになっている」ケースの打破について。

昨日の繰り返しになりますが、こんな感じです。

喜び系 :
・あともうちょっとで○○ちゃんをデートに誘えそう、なので、この後作業時間を予定していたが、今日は
それよりも○○ちゃんの口説きを優先した

怒り系 :
・どうも○○のことがムカついて、作業予定の時間中もそのことが思い出されて
まったく手が進まないまま時間が過ぎた

哀しみ系 :
・さっき資格試験で不合格になった、めちゃくちゃ自信があっただけにヘコむ。
作業は残っているけれど、関係ない。今日はやけ酒だ!

楽しい系 :
・新しいスマホゲームにのめり込んで、時間をわすれてやっていた、
もうこんな時間だしもう寝るしかない

まとめると、誘惑魔法にかかってしまって自分を制御することができず、自分のターンになっても
まったく行動できず、むしろお金をばらまいたり、貴重なアイテムを消費してしまったり、
仲間を攻撃してみたり。そんなケースです。

実は、これはもう、対策はありません。制御できるのは自分が我に返った後です。

後悔先に立たず。
覆水盆に返らず。
死んでからの医者話。

しかたがないんです。もう終わってしまったことです。
きれいさっぱり忘れましょう。。。

ただ、無策のまま手をこまねいている、というわけにはいきません。
同じ事があったら、また同じ失敗をしてしまうかもしれません。
それに甘んじて何の対策も打たない、というのはちょっと、もったいないです。

リカバリー能力を向上させるための秘策をお伝えします。
こういう習慣を作っていくことになります。

1. 定期的に我に返る
2. 優先順位の確認
3. 極力引きこもる

定期的に我に返る、というのは、たとえば作業時間を1時間確保していたとして
30分ごとにアラームが鳴って、それに気づいて「デート」「ムカつき」「やけ酒モード」「ゲーム」を
中断できたら、少なくとも30分は、残りの作業ができることになります。

15分ごとにアラーム、ならなおよし、じゃないでしょうか。

優先順位の確認、というのは、こういうことです。

  • ○○ちゃんとデートするのと、作業を積み重ねて野望を実現することと、どちらが重要であるか
  • いまムカついてるのと、作業を積み重ねて理想郷の構築をすることと、どちらがたいせつなのか
  • 資格試験の不合格、という一時的な失敗と、夢の実現にむけて日々間違いなく成長できる時間を
    確保して、それに打ち込むこととでは、どちらが自分の成長につながるのか
  • 新しいスマホゲームにのめり込むことと、人生というゲームに打ち勝つためのレベル上げ作戦を
    遂行することとでは、いったいどちらが本当の勝者になれる可能性が高くなるのか

そういうことを、たいせつにしている作業時間の前後になると意識しておく、ってことですね。
全然関係ない、隙間時間を活用してゲームしたりデートのために女の子を口説いたり
やけ酒を決め込んだり怒りを発散するために運動したり、そういうのは非常に良いことですけどね。
たった1日数十分、数時間の「たいせつにすべき内容」は、最もたいせつに扱いましょうね。

極力引きこもる、というのは、基本的に「感情が揺さぶられて作業がおそろかになる」という
状況に自分を持って行かない、ということですね。
環境を選ぶ、ということでもあります。

あなたが男性だとして、ある程度女性の扱いに慣れたのであればもう後は、
いったん引きこもって、野望を実現した後のほうがいろいろ自由に活動できます。
レベルアップしたあなたはたくさんの女性から引く手あまたですから、いま、
そんな小物(失礼)に手を出す必要もないわけです。

いま、感情のコントロールができていなかったとしても、理想郷の実現を果たした暁には
そんな○○なんてくだらない人物とは縁を切れば良いだけです。そんな存在は理想郷には不要ですよね。

資格試験で不合格になろうが、たとえ合格していようと、夢の実現をする、ということは
あなたは判断される人間じゃない、あなたが人を選ぶ立場になるよう成長する、ということですよね。

新しいスマホゲームなんて、すぐにアンインストールしてしまえばいいんです。
人生というゲームの勝者になった、その後であれば、そのスマホゲームに課金しまくろうが、もっと
面白いゲームにのめり込もうが自由です。

そういう風に、あなたは目先のちっぽけな欲望と、数年先の限りのない大望を比較しながら
常日頃から生きている、っていうことを自覚してみると、普段の行動がだんだんと変わってくるのかもしれませんね。

感情がコントロールできないときに使うべきレベル0による魔法のテクニック

みなさん、それぞれの野望を従えて、それを実現するために
日々淡々と、粛々と、その準備を整えて実行しているわけですが…

みなさん、人間ですよね。
人間には「日々、しゅくしゅくと」実行するときに妨げになりえる要因があります。
それは「体調不良」「感情」です。

もちろん体調不良は気をつけなければいけないですし
健康管理は非常にたいせつなことですが、私はとくに
「定期的に運動して、毎日きちんと栄養をとって、湯船につかって、
お布団に入って寝る」以上の内容を知りませんので、今回は触れません。。。

なので今回は「目的達成のための行動を妨げる感情」について説明していきます。
感情って「喜怒哀楽」ですし、このフレームを使いますね。

喜び系 :
・明日の○○ちゃんとのデートのことを考えたら、わくわくして作業に手がつかない
・あともうちょっとで○○ちゃんをデートに誘えそう、今日は○○ちゃんの口説きを優先しよう

怒り系 :
・カフェで作業中に隣の席のにーちゃんが大声で騒ぎ立てたり貧乏ゆすりがひどい。邪魔すぎて手がつかない
・どうも○○のことがムカついて、作業中でもそのことが思い出されて手が進まない

哀しみ系 :
・○○ちゃんに嫌われてしまった。どうしよう。気になって作業に手がつかない
・さっき資格試験で不合格が出た、めちゃくちゃ自信があっただけにヘコむ。今日はやけ酒だ!

楽しい系 :
・○○ちゃんとの楽しい時間がすぎていく、もっと一緒に居たいから作業は後回しに
・新しいスマホゲームにのめり込んで、時間をわすれてやっていた、もうこんな時間だしもう寝よう

概ね、「今その感情が支配的だから、作業ができない」っていう感じ、
または「さっきまでその感情に支配されていたので、作業が後回しになっている」という感じ、
だと思います。

今日は「今その感情が支配的だから、作業ができない」編について。

これはもう、ホント、どうしようもない。
怒りに支配されていて、作業なんてできませんよ。
悲しすぎて自分を見失っている状態で作業なんてできません。
明日のデートが気になると、もう明日のシミュレーションばかりしちゃうかもですし
今の時間が楽しかったら、それを中断するのは断腸の思いです。

感情には良い面と悪い面があります。
良い面は「オリジナリティ」「情熱」といった点だと思います。
悪い面のうち、レベル0の視点でもっとも見逃せないのは「優先順位の意図しない変更」です。

理屈できちんと綿密に、ネリに練って練り上げられた優先順位があって、
それに従って行動予定を立てたわけですが

それが「感情」によって一瞬のうちに変更されてしまう。

これがレベル0の視点ではもっとも、影響が大きい、っていうことですね。

でも、仕方がないです。にんげんだもの。みつを。

とはいえ、作業は必要です。
あなたの壮大な夢を、野望を、構想を、現実のものにするためには、
行動によって、それをアウトプットしていくことが欠かせないわけです。

こういうときは、もう、感情の切替え、気持ちの入れ替え、リフレッシュをするしかないです。
そういうときに役立つのが「フレームの掛け替え」です。

フレームの掛け替え、というのは文字通り「枠、額縁の変更」です。

一人でにっこり笑っている写真があるとします。
白いフリフリのフレームにいれて飾ると、「在りし日の自分」ですが
黒い無地のシンプルなフレームにいれて飾ると「遺影」です。

走っている人の写真があるとします。
タイトルが「追いかける人」だったら、何かを追いかけている人の写真に見えますし
タイトルが「逃げる人」だったら、何かから逃げる人の写真に見えます。

両方とも、映っている写真は同じです。
でも、その枠が変わることで、それを見た人の解釈方法が変わります

起こってしまった出来事は変えられないですし、
これから起こる出来事も、避けられないのかもしれません。

ただ、理性的に考えたら、もっと大切なことがある。
そういう場合に優先度を変更させないように「枠をかけかえる」というテクニックです。

たとえばこんな感じで使います。

「明日の○○ちゃんとのデートのことを考えたら、わくわくして作業に手がつかない」
->「明日の○○ちゃんとのデートが楽しみだ。今の作業を終えてしっかり計画を立てよう」
「今の作業の内容、前、○○ちゃんが興味ある、って言ってたし、
もしかしたら明日のデートに使えるかもしれない。話題に困ったらネタにしてみよう」

「カフェで作業中に隣の席のにーちゃんが大声で騒ぎ立てたり貧乏ゆすりがひどい。邪魔すぎて手がつかない」
->「隣の席のにーちゃんがうるさくて、周りから迷惑がられている。育ちがわるいのかな。かわいそうに」
「そうだ、これをネタにブログを書こう、友達に話しをしよう。ネタが一つできた、ラッキー」

「○○ちゃんに嫌われてしまった。どうしよう。気になって作業に手がつかない」
->「嫌われてしまったが、いまの作業を完成させて野望を実現したら、ふり向いてくれるはず。」
「デートや毎晩電話してた時間も、逆に作業できるようになって、野望の実現に近づくぞ!」
「○○ちゃんに嫌われても生活できないわけじゃないし、むしろ、野望を実現したら
もっともっとモテるかもしれん。そのときでも○○ちゃんが一番とか言えるかなぁ。逆にラッキーなのか」

「○○ちゃんとの楽しい時間がすぎていく、もっと一緒に居たいから作業は後回しに」
->「いま一番楽しい時間で打ち切ることで、○○ちゃんに”もっとこの人と居たい”と思ってもらえるかも」
「ずるずると今居るより、ここで打ち切ったほうが”仕事ができるいい男”感をだせるだろう」
「野望が順調にすすむとこっちもテンション高くなるし、
次に会ったときにもっともっと楽しくなるかもしれないから、今は打ち切って作業しよう」

ちょっと「哀」と「楽」で矛盾してるかもしれませんが、それでいいんですっっ!!
感情はそんなに長続きしないので、その場で結論を出してしまえば良いんですよ(キリッ

こういうフレームのかけかえは、ある程度練習が必要になるかもしれません。
みなさん、ぜひ取り入れてみてください。

具体的にこういう状況だけれど、どうフレームを掛け替えたらいいか、わからない、
という方はコメントなどで、遠慮なく教えてくださいね^^

七つの習慣のエッセンスはまだまだ役立つ

前回の投稿で七つの習慣に出てくる「影響の輪」について少し触れました。
七つの習慣そのものは非常に良い本ですので、一読されることをお勧めします。
ただ、セミナーに出ろ、っていうことではないです。
七つの習慣の本にでてくる概念をそれぞれ理解していれば十分かな、と思います。

このサイトに、七つの習慣のタイトルの由来について書いていますが、
ざっと、こんなことをキーワードベースで理解していれば、
今後どんどん活用していけるんじゃないかな、と思っています。

・パラダイムシフト
・インサイド・アウト
・影響の輪
・P/PCバランス
・終わりを思い描くことから始める
・すべてのものは二度つくられる
・時間管理のマトリックス
・リーダーシップとマネジメント
・Win-Win
・まず理解に徹し、そして理解される
・シナジーを作り出す
・刃を研ぐ

パラダイムシフト

ものごとそれ自体は同じでも、その捉え方の枠組みをがらっと変えると、ものごとの意味合いが完全に変わる
-> 友人Aは冷たくてケチでつまらないヤツだとおもって見下していたけど、
あるとき、”自分の利益を守り、身内には厳しくも暖かい、自分の欲望にも負けずに断るべき時は断る”そんな
場面を見る機会があった。もしかしてすごい人なのかもしれない、とか。

インサイド・アウト

自分が変わるのはとても簡単、他人を変えるのはとても難しい。
-> Change the Worldなんてとてつもなくすごいよね。でもなぜかそういうことをよく考えていたりするよね。

影響の輪

自分が頑張ってできることに集中する

P/PCバランス

利益極大化、ではなく生涯を通じた利益の最大化

終わりを思い描くことから始める

今から何ができるかを考えるのではなく、
自分がどうありたいか、を起点として、そこから現在何をなすべきか、を導き出す。
逆算していまやるべき行動を検討する。

すべてのものは二度作られる

何かを自分で成し遂げようと思ったとき、まずその設計図を描く(第1の創造)。
それからその設計図に従って、実際に行動していく(第2の創造)。

時間管理のマトリックス

緊急度と優先度のマトリクス。第Ⅰ領域から第Ⅳ領域に分けて、それぞれどう対応するべきか検討する。
たいせつだとわかっていることをたいせつに扱う。おざなり・なおざりに扱ったりしない。
– 緊急であり重要でもある:第Ⅰ領域 切羽詰まった問題、締め切りが迫っている仕事など即座に取り組まねばならないこと
緊急ではないが、重要:第Ⅱ領域 読書や将来の勉強、体調管理、人間関係などのメンテナンス
– 緊急であるが重要ではない:第Ⅲ領域 不要な報告書の作成、つまらないミーティング、メールの片付けなど
– 緊急でもなく重要でもない:第Ⅳ領域 時間の無駄遣い、リラックスしすぎてダラダラしている、ダラダラとテレビを見るなど

リーダーシップとマネジメント

両者は同じではない。それぞれの機能にあたる。
リーダーシップは進むべき方向を指し示す(コンパス)。
マネジメントはその方向にどう進むかを指し示す(時計)。

Win-Win

「自分-相手」「Win/Lose」のマトリクス。パラダイム(思考方法)でもある。
– Win-Lose : 自分はトクをして、相手に損をしてもらおうとする – 自分が勝てばそれで良いのだ!
– Lose-Win : 自分は損をして、相手にトクをしてもらおうとする – 回り回って自分もトクをすればいいなと淡い期待を持つしかない
– Lose-Lose : 自分も損をして、相手にも損をさせようとする – 足の引っ張り合い
– Win-Win : 自分はトクをして、相手にもトクをしてもらおうとする – 一見「ありえない」と思うけど視野を広げれば意外とあり得る

まず理解に徹し、そして理解される

頭ごなしに自分の主張で相手を型にはめようとしてもたいがい、上手くいかない。
まず相手の立場を理解して、それにそって自分の話をすると受け入れられる。

シナジーを作り出す

1+1=2 じゃなくて 1+1=3にも4にもなるようなことを作り出す。
たいていのことは二人でやると作業量2倍、じゃなくて1.5倍くらいになっちゃうけど
たとえば専門家同士で上手く連携することで、それぞれが独自に頑張っている世界では
できないことが生まれてくるようにする

刃を研ぐ

メンテナンスは重要。自己研鑽も重要。
だんだんと今の知識が時代遅れになっていく。
長年通用する知識であっても、その表現方法や伝え方などブラッシュアップできる箇所は
まだまだたくさんある。

こんな感じでざっくりキーワードレベルで理解されているとよいかと思います。
今日は説明だけで終わっちゃいました。

考える必要があることと考えなくて良いことを明確にしよう

昨日はめずらしく反省の話しをしました。
たぶん頻度としては月1回くらいかもですね^^;

たまに思うんですが、必要なことを考えるのは非常に良いことなんですが
考えても無駄なことを一生懸命考えている人もけっこういます。
それは時間の無駄、下手な考え休むに似たり、ってやつですよね。

たとえば「太陽が地球にぶつかってきたらどうしたら良いか」
「いきなり核戦争が起きて人類が滅びたらどうしようか」
これに似た感じの内容を真剣に考えている人が居たりします。

昔、「ノストラダムスの大予言が起きて、1999年7月に地球が実際滅亡したらどうしよう」っていう
ムーブメントがありました。実際どうもならなかったんですが、あれを真剣に考えている人も
時間の無駄だったりしたわけです。

では、考えるべきことと考えるだけムダなことの違いってなんだろう、ってことになりますかね。
上で述べましたようなアクシデント系の内容でしたら、ざっくりこんな事だと思います。

・その出来事の発生頻度
・その出来事が自分にとってどういう状態を引き起こすのか
・それは自分にとって回避可能なのか

地球が滅びる系の話であれば「もしかしたら発生するかも」「確実に死ぬ」「回避不可能」ってあたりですね。
であれば考えても、考えなくても結果として全く同じですから、何も考える必要がないことになりますね。

たとえば政治ニュースのこととかどうでしょうね。
「韓国が徴用工使用に対する賠償責任を下す判決を出した」
貿易とか、国際関係のことを生業としている人とか、株式や為替の変動なんかを
気にする人であれば、考えても良いことなんでしょうけど、
ほとんどの一般人には考えるだけムダなことですね。
自分がこれについて考えたところで、何も改善しないし、何の影響も受けない、
ただそれだけの内容です。

カンタンにいえば自分の影響力の輪の中にないことです。
影響力の輪のお話については本「七つの習慣」を読んでください。
ここ(フランクリンプランナーのサイト)やここ(7つの習慣、のサイト)にも解説があります。

結論、「七つの習慣」の第1章(主体的である)を読んで反省に生かしましょう、ってことですが
ちょっとそれだけでは寂しいので。。。

考える、っていうことは本来、たとえばこういう風に主体的な行動のはずなんですが、

自分は今75キロだけど2ヶ月で73キロにしたい。できる方法を考えよう、とか
マンモスはすごく強そうだけど、食料としても魅力的だし倒したい。どうすれば倒せるか、とか
今週は寒気の影響で朝晩がすごく寒いらしい、けど、まだ衣替えをしていない、どう対策しようか、とか

いつのまにか、自分とは関係のないところで「考える」ことが増えている人もいるかもしれないです。

たとえばインドと縁もゆかりもない人が、インドの人口増加が多くて、その圏内が豊かじゃなくなるかもとか…
あるいは中国と縁もゆかりもない人が、長江に沈んだ路線バスのニュースから、中国をすごく批判したりとか…
すみません、それっぽい理論が全然でてきませんでしたが。
多分、勉強とか知識遊びなんかの影響なんだと思います。

もちろん知的なことは非常によいことなんですが、それによって
自分とは関係のない単なる議論の勝ち負けにこだわって、全く価値のない論理展開に終始してしまう
っていう状況が、とくにテレビとかでは結構みられます。「朝まで生テレビ」とか(笑)
あれはエンターテイメントだからいいんですが、
考える=余計なことばかりを考える
っていうことだとすると、もうエネルギーの無駄遣い甚だしい。

考えるべきことを考える。
考えなくてもいいことは考えない。

コミュニケーションのためにそういうインプットが必要だ、っていうことでしたら
仕方がありませんが、
とかく、レベル0の私たちには一生いらない知識だったりします。
時間の無駄遣いがもったいない。
必要な知識は必要になったときに、習得する、あるいは専門家を雇って、聞けば良いんです。
自分に関係のないことをすべて知る必要はありません。
雑学王は事業家に向いてないってことです。

目的をもって「反省」をしましょう、ってことでした。
のんびりする時間はまた、別の時間に取れば良いんです。
反省する時間には余計なことを考えず、自分の行動を振り返って、
主体的になって、自分の行動をよくするためにどうすべきか、という方策を考えることに集中しましょう。

どうしても実行できない、壁を感じる項目があるときはどうするか

日々毎日努力を重ねて、課題を実行していると、いつのまにか
どうしても実行しきれずに時間切れになって、
その実行がどんどん先延ばしになってしまう項目、
っていうものが出てくるかもしれませんね。

私の例で恐縮なのですが、
今月は、とあるサンプルプログラムを作成しようとしていたのですが
終わってみると、結局、ぜんぜん手がついていませんでした。
また、ある分野で月の売り上げ30万円を目指していたのですが、
終わってみると5万円足りなさそうでした。

みなさまも、そういう項目が、毎月の振り返りのときに残件として残ってきているのかもしれません。
さて、これはどう対処すべきでしょうか。
結局のところ、二つに一つ、ではないでしょうか。

  • あきらめて、やらないことに
  • なんとしてでもやっつける

もしかしてその作業は、あなたの将来にとって必要ないものですか?
でしたら、「あきらめて、やらないことに」しましょう。
短い人生です。他にやるべき事がたくさんあります。不要なことはやらない方が良いです。

ですが、あなたの将来にとって必要不可欠で、なんとしても対応したい
じっくり腰を据えて対応して、その壁を乗り越えることができれば
自分にとって大きな成長を実感できるとても重要な内容だ
ということであれば、「なんとしてでもやっつける」ことをオススメします。

とはいえ、いまのままで何も行動を変えないと、結局来月になっても「できない」んですよね。
どうしましょう。「来月は今月よりもっと頑張る」では、お話になりません。

反省の時に最もやってはいけないことは「まぁ次から頑張ろう」です。
先月もあなたは、調子の波はあったとしても、精一杯頑張っていたわけです。
来月はもっと頑張る、といっても、これ以上は頑張れません。
結局、これでは来月も、何も変わらないことうけあいです。
そのうち、目標を立てることがいやになってくるとおもいますよ。
その項目はしれっといつのまにか、やることリストから消える運命をたどります。

今月できなかったことを、来月からできるようにするには「やり方を変える」必要があります。

「できなかった」にも2種類あると思います。

  • もうちょっとでできそうだった、けど、できなかった
  • まったく、もう、手もつけられなかった

前者であれば、
「費やす時間をあと少しだけ増やす」
「効率良くできるように段取りを変える、不要な手順が含まれているなら、それは割愛する」
という感じになるんだと思います。

後者であれば、「手がつけられなかった」原因に応じて変わりますが
・漠然とやることが決まってなかったので、できなかった
・やるべき事がおおすぎてどこから手をつけて良いかわからなかった
ということでしたら、こんな感じになるんだと思います。
「”やるべきことのリサーチ” という予定を作業時間に組み入れる」
「”作業の細分化をする”という予定を作業時間に組み入れる」
「もうこれ以上細分化ができない、という細かい単位を1日の作業にする」

手がつけられなかった原因が、予想外の予定がもろもろ舞い込んできた、ということでしたら
それでもその予定を実行するにはどうすればいいのか、スキマ時間の活用や、
毎日
最初の作業としてそれを選ぶ、などの対応が必要になります。

私の例では、”サンプル”は「手もつけられなかった」、
“売り上げ”は「もうちょっとでできそうだった」にあたります。
サンプルのほうは、さっそく作業細分化、リサーチのフェーズを来月の予定に書き入れました。
売り上げのほうは、作業そのものの段取りをすこし変え、
これを毎朝最初の作業にするように、作業全体の予定を変更しました。

こういう風に、どんどん試行錯誤しながら毎日生活していくことで、日々、自分の成長を実感していくことができますよね。
チャレンジをするのが当たり前になっていきます。
実践して、乗り越えていったチャレンジの数、手数の多さが、レベル0の我々にとっては成長の指標になります。
多少の困難な事があっても、「いままでなんとか、乗り越えてきたから、次もなんとかすれば大丈夫」
という自信の糧になります。
個人的には、人間ってこうやって成長していく過程で、生きる意味を見いだしていったりするのかな、とさえ思います。

こういう、試行錯誤の積み重ねが、結果的には「儲け」につながったり、
自分の幸福感につながっていくんじゃないかな、と思います。
試行錯誤・成長ができない人生って、ちょっと退屈でしんどいです。
日々試行錯誤して、成長を実感できてくると、ぼーっとしている時間が本当にもったいないな、
と感じることになります。
そうなればもう自動的に成長できる乗り物に乗ったようなものですね。

予算の決定は節約のキホンのキ

お金、貯めてますか?
節約、してますか?

毎日、テレビを見ているとCMや情報番組なんかで、いろんな商品がオススメされます。

この掃除機めっちゃいいですよ、静かで吸引力もハンパないです。
この電子レンジすごくいいよ、なんでもボタン一つでホッカホカ。
この化粧品が、ホントお勧め、お肌プルプルでしっとりすべすべ。
このスイーツが今話題沸騰、どのお店も品切れになるほど大人気。

キリがないです。ホントに無限かと思えるくらいのオススメ情報があれやこれやと
舞い込んできます。
テレビだけじゃなくて、SNS上なんかで「インスタ映え」な写真がいっぱい並んでいると、
思わず「いいなぁ、行ってみたい、食べてみたい」などなどいろんな感情が湧き出てきます。

こういうとき、発生した欲望をそのまま素直に購買によって満たすことができる
大変セレブな方じゃなければ、葛藤が発生するんじゃないでしょうか。
むしろ、そういうセレブな方は、すでにレベル0ではないと思うんですけどね。。。

どういう葛藤かというと、「いまこのスイーツ食べたい」
「今この掃除機があったらめっちゃ掃除ラクになっていいよなぁ」
「いま、この電子レンジがあったら調理時間少なくてそのぶん仕事できるなぁ」とか。

大抵は、“いま、これをすればこうなる、だから良いなぁ”
“でも、そのあと良い感じにならなくなるかもしれないなぁ” という感じだと思います。

やっぱり、節約するには予算をきちんと決めておく必要があります。
無限の欲求への刺激に対して、たくさんの「守り」を行なってきたつもりでも、
ついついぽろぽろとオーバーしているな、とか、
予算を決めておかないと把握できないんですよね。

月に収入が30万円だったとして。
最低10%の3万円を貯蓄に回すとして、残り27万円でどうやって
生活をしつつ、かつ、継続して実行するための活動をするのか
実際に予算を立てます。

そこから、余った金額がもしあれば、
はじめて、そのぶんはあなたが自由に使えるお金、ということになります。
つまり、余った金額を使えるのは「翌月」になります。

もし、27万円では足りない、ということになっても、
残りの3万円に手をつけることはせずに、
なんとか27万円と先月までの余った金額で、対応していきます。

つまり、普通は「余った状態になる」ことが当たり前なんですよね。
この前提でしっかりと予算立てをしなければいけません。
予算立てのとおりに、生活をしなければいけません。

突発的な誘惑に、お金を振り向けてはいけません。
振り向けられるお金は、予算内の範囲だけです。
予算立てをしているのにお金を貯めることができない人は、
この部分が上手くいっていないことが多いです。
誘われてついつい、ってやつですね。
誘われてしまうにしても、それも予算の範囲で済ませる必要があるわけです。

少し慣れてきたら、先月までの余った金額のうち半分を、さらに貯金に回します。
もっと慣れてきたら、貯蓄に回す金額を、月収の10%から20%へ、と引き上げていきます。
それによってさらに貯蓄のペースがアップしていきます。

このように貯蓄が進んだ先には、なにが待っているのか、という点をきちんと把握しておいてください。

たとえば収入の最低1割の貯金を続けていくと、10年後には1年ぶんの収入と同じくらいの蓄えができます。
つまり、1年分働かなくても生活できるだけの資本を手に入れることができますね。

月の収入が30万円だっとして、毎月3万円ずつ、10年間貯めると360万円になります。
これを、たとえばスタートアップ融資などを使って同額の360万円、あるいは2倍の720万円を融資すると、
1,080万円の手元流動を確保できる、という方法が使える、かもしれません。
(このとき、利息が安くなるから、といっても連帯保証には入らないほうがいい、かもしれません)
※国の制度の利用なので、「かもしれません」と濁している点はご了承ください

この資金を使って、これまでの10年で継続作業を続け、積み上げてきた自分のビジネスを、思う存分本格的に始めることができる、ということです。

このビジネスにいったん失敗しても、また、
最長で10年間の貯蓄をして、新しいビジネスに繰り出せば良いわけです。
最初の貯蓄ができた人は、実際にはもっと早く、この貯蓄ができるように
「貯蓄のチカラ」がついているんですけどね。

あと、きちんとこの手順で貯蓄を行なっていた場合、
実際のところ最初の事業でもあまりムリをしない予算立てができるはずですので、この時点で大コケしている、という可能性は低いと思います。
それでも無理な予算立てをしちゃった、という場合は、事業の初期段階のリサーチ不足が原因だと思いますよ。

話しは戻りますが、予算立ては貯蓄のキホンのキです。
予算立てのカンタンな手順は、次のとおりです。

  1. 過去3、4ヶ月の支出をすべて書き出して、それを「固定費」「変動費」に分けます
    ( この「書き出し」も一つの壁かもしれませんね )
  2. 固定費を「明確に必要」なのか「明確に不要」なのか「グレー」なのか、に分けます
  3. 変動費も「明確に必要」なのか「明確に不要」なのか「グレー」なのか、に分けます

まずは「明確に不要」な部分の削減をして、それで月の収入の90%で生活が可能なのか、計算してください。
不可能なら、「グレー」部分も削減が必要です。
とくに、「明確に不要」な固定費部分は真っ先に確保しましょう。すごくラクになります。
変動費の「明確に不要」か「グレー」かの判断については、必要に迫られない限りは「グレー」にいれてしまってもいいでしょう。

一気にやろうとするのではなく、慣れないうちは少しずつ、やっていくのがコツです。
あなたが「ステージ0」の場合、最初の2、3ヶ月は「収入の9割での生活」を死守することにすべてのエネルギーを集中させてください。

そのようにしてまずは予算内の生活を心がけてください。
予算内での生活に慣れてきたら、今度は「グレー」部分の削減にもチャレンジしていきます。
そのうち、「明確に必要」としていたものが、そうでもないなぁ、「グレー」かもなぁ、と感じることもあります。
それが固定費であれば遠慮なく「グレー」にしてしまって、削れるなら削ってみてください。

節約については個人差による環境や慣れの部分が大きいです。
最初はムリせずにやっていきましょう。

長期目線と短期目線で理屈重視・感情重視、その優位性が変わってくる

理屈を重視して行動するか、自分の感性をたいせつにするか。
特に若い人は、いつもこの狭間で揺れ動き、揺さぶられています。

アメリカ製の自己啓発本の翻訳音声みたいな表現になりますが、
その懊悩は今日、この記事を読んだら、その時点で終わりにしましょう。
悩んでいるだけ時間の無駄です。

とりあえずここでは、長期というのは10年、またはそれ以上、短期は1年以内、とイメージしてください。

結論からいえば、こうなります。
長期目線では感情を優先したほうが上手くいきます。ただし、「続けられるなら」という前提がつきます。
短期目線では理屈を優先したほうが上手くいきます。

たとえば、あなたが男性だとして、二人からアプローチを受けています。
二人ともあなたにらぶらぶぞっこん(死語)です。
あなたは現在、経済的に困窮していて、全く余裕がありません。
さて、あなたはどちらを人生の伴侶に、選びますか
・大変裕福な家系のご出身で、大企業の社長令嬢。ただし自分としては、最低の女性だと思う。
・絶世の美女。教養は十分にあり、話しも合うが、貧しい家庭のご出身。自分としては最高の女性だと思う。
短期的に幸せになりたいです。ということでしたら、前者をオススメします。
一方、あまたの困難を必ず乗り越えて、やがて二人で幸せになりたい、という強烈な覚悟をお持ちでしたら後者をオススメします。

たとえば、就職先として、2社から内定をもらったとします。
あなたは現在、経済的に困窮していて、全く余裕がありません。
二社ともあなたの入社を大歓迎してくれています。条件は今のところ同じみたいです。
さて、どちらの会社を選びますか?
・法律には抵触しませんが厳しめの労働環境で、気乗りしないけど非常に高給な仕事
・ホワイト企業の代表と言えばここ、というくらい、すばらしい労働環境、かつ、自分のやりたい仕事。ただし薄給。
今すぐ裕福になりたいです、ということでしたら前者をオススメします。
一方、将来どんなことがあっても、辛酸をなめて苦難に耐え忍んでも、自分でその会社をうまく舵取りして
いきたい、という強い意志をお持ちであれば、後者をオススメします。

感情を無視して理屈で考えるとき、どうしても短期的な目線での価値を判断することになります。
理屈で導出した結論っていうのは、万能ということではありません。
たいていは3つか4つ、多くても数十個、そんなにたくさんのことを同時に勘案して出した
結論ではないことが多いです。

一方で、感情を重視して考えるとき、本能的に、非常に多くの価値観の比較を行ないながら結論を下します。
おおよそ、その人の人生の価値観をすべて総合した上での結論といっても過言ではないです。

理屈で考えた上での結論は、説得力もでてきます。
説明するのは理屈、になりますからね。

だから、話し合いの場では理屈で考えた結論がどうしても強くなります。
じっさい、
短期的な目線では、その理屈は(論理展開にミスがなければ)正しいはずです。

ですが、理屈を重視して出した結論って、「だからどうした?」で終わる、
振り返るとむなしく思えてしまう結果に終わることが多いと思うんです。

お金持ちだけど最低の女性と結婚して、10年後、あなたは満足ですか?って話しですよね。
10年後、高給だけど滅私奉公して、神経をすり減らしてぼろくずのような身体になって、それで
あなたはいいんですか?って話しですよね。

一方で、感情を重視した結論というのはその人の個性にもっともフィットしたものです。
オリジナリティがあるものですし、長年の積み重ねの結果として、価値があるのはこちらです。

最高の伴侶とともに、苦労しながらも一緒に毎日過ごした10年間はかけがえのないものだと思いますし
薄給でも自分のやりたい仕事をアクティブに実行していく10年間は、たとえ同じく大変であっても
充実した日々なんじゃないかと想像します。

ですから
さあ、みなさん感情を重視しましょう!

じゃないですよね。。。。
ここで大切な前提があります。
「続けられるなら」

そう、感情を重視して選んだ選択肢は、なにしろ直近に問題が山積みです。
だから理屈で納得できないんです。悩んでしまうわけです。

じゃあどうすれば???

と思いますよね。

最適解があるとしたら、こうなるんだと思います。

最初に「理屈で下した結論」に従い、やりたいことを続けられる前提を整えていきます。
経済的な面のほか、知識やモノ、かけがえのない仲間の強力を得る準備も、必要だろうと思います。
その後で「感情重視の結論」に従い、幸せな人生になるようにしていきます。

理屈で下した結論に従って頑張っても、やりたいことを続けられない状態なら、何かが間違っています。
おそらく理屈が正しくありません。きっと、現実的じゃないんです。
ただちに振り返りを行なって、思い込みを排除して、軌道修正する必要があると思います。

話しが少しそれますが 定年を70歳にすることも検討されている世の中で、
定年が65歳からあと5年増える、ということについては

  • 理屈最優先で考えて出した結論に従って働いている人は、大反対
  • 感情最優先で考えて出した結論に従って働いている(働けている)人は、大賛成

ということなんじゃないかと思います。

だって、定年が5年延びたとして、前者の場合、
ただ単にやりたくない仕事を、余計に5年間やらされるだけですからね!
後者の場合は、むしろ、もともと定年をあまり意識していないんじゃないでしょうか。

前者の場合、ストレスや日頃の不摂生などで健康的にもボロボロで、もしかしたら
70歳になったときには、ホント、仕事できる身体じゃないだろう、っていうことも
あるかもしれないですね。

後者の場合は、一生その仕事をベストなコンディションで続けようと、
日頃から健康にも気を遣っていていたりするので、70歳になっても
むしろまだ、若々しい、という状態であることも多いでしょう。

若いときに、ただぼんやりと「前者」を選んで疲弊しているという人は、
長期的な視点もふくめて、あらためて、人生を考えてみても良いんじゃないかと思います。
逆に、「いま、”後者”を選んで不安にさいなまれ、後悔している」という人は、
これから立場、あるいは覚悟を固めて再スタートするときなんじゃないかと思います。

少なくとも、もうそろそろ、「やりたくない仕事」を一生やり続けることが美徳、
という時代は終わるんだと思います。
高齢化社会が進めばそれだけ、その傾向は強くなるんだと思います。

一つ一つは凡庸でも、並外れた量がまとまれば価値がでてくる場合もある

今回は、ブログやアートなコンテンツを想定して書きますね。
いま、私はこうして駄文を毎日すこしずつ書き続けています。
ただ、内容としてはごくごく平凡な、表現を悪く言えばどこかで聞いたような話ばっかり、だと思う人が居てもおかしくないです。

これまで私が本で読んだことや体験したことを少しずつ書いているわけで、
同じ本を読んでいたり似たような経験がある方が読めば、特に新鮮味もないはずです。

ただ、毎日このブログの記事を書き続けて、量が大きくなってくるとどうか、といえば
中には一つや二つくらい、新鮮な印象を受ける記事があってもおかしくないわけです。
記事が100個くらいでしたら、どれも全部どこかで見たようなことがある内容と
思うかもしれません。
ですが、10,000記事だったら、そのすべてどこかで見たことがある、というのは
逆に、なかなか難しいような気がします。

もはや、そうなると「ほとんど同じ本を読んで、同じ経験をしてきた人」、
ある意味仲間、同類なんじゃないかな、と考えてしまいますよね。

そうなると、結果的に「その人と、その同類の人の考え方などが蓄積され、集大成されたブログ」という
ことになりますから、近い考えを持つ方々から多々共感を呼ぶことになる可能性もでてきます。

“内容は平凡でも並外れた量が集まることで価値を生むことがある” 可能性が見えてきましたね。

「一人の天才が数万人の凡人に勝つ」なんて無双な世界をマンガや映画なんかでよく
見かけることがありますが、実際に格闘技をしたら、たぶん、
1人のプロボクサー世界チャンピオンでも、それなりに心得のある20人くらいに囲まれたら、勝てないです。

そういう意味で、現実世界では、文章の世界なんかでも、そうですが
質より量、という姿勢はとてつもなく重要になってきます。

同じ10年を費やすのでしたら、”質を追い求めるぞ!”、と意気込み、ゆっくりじっくり、
作品1つを作り上げるよりも、
毎日1つずつ作品を作り上げて、修練を重ねていくほうが、たぶん良い作品がたくさんできるんじゃないかと思うわけです。
毎日1つずつ作品を作っていると、もう最後の、10年目には、
毎日1つずつ作り上げる作品がすべて、すばらしい内容になっている、ということになるかもしれないです。
実際、このブログはそういう意図で書いています。
最初と比べても、なかなか上手くなっていない、と思われる方もいると思いますが、ご容赦ください^^

10年後、2028年のいまごろには、たぶん…

記事の中の、一言ひとことがまるで宝石のよう!
重要な一言があなたの心にダイビング、思わずスタンディングオベーション!
日本語のブログなのに全米が泣いた!

といった素敵な記事が毎日どんどん上がってくるはずです。。。たぶん
それまで、楽しみに待っていてくださいね!!

と、ぶち上げてみましたが・・・

アートの部分でも、この「量の蓄積」は有効だと思います。
これだけのこと絶対マネできない!という風景をみると思わず、人間ってなんらかの
感動を呼ぶものなんだと思います。

たとえば500羅漢って、一つ一つの石像はありきたりなのかもしれないですけど
500そろうと、そのうちのどれかに顔が似ていたりとか、たくさんの羅漢像に圧倒されたり
そういう意味合いも「500」の数には含まれていると思います。

また、籠細工も全体的に形を整えようとすると、それなりの技術が必要になりますが、
一つ一つの組み部分はそんなに、難易度が高いわけではないと思います。
そういう、凡庸ではあるけど細かい作業の集大成が、価値を生んでいるんだと思います。

アートではないですが千羽鶴も、その数に価値が出てくるんだと思います。
1,000個も鶴を折るなんて、この人は生半可な気持ちではないなってことがわかりますね。
(そのぶん、「重い」と感じてしまうケースもあるんですが (;´Д`))

ロゴやデザインなんかも、1つ2つつくって「どや!コレ良いでしょ?」っていう世界じゃなくて
100個200個つくってそこから比較してあれこれ迷って、そのなかから1つ選ぶ感じで、
実際にそのほうが、いいロゴやデザインになるわけですし。

プログラミングでも、個々の関数なんてしょぼい処理ばっかりですが、
それを大量に組み合わせて、毎日皆さんが使うソフトウェアができているわけですから。

皆さんも、もし大切にしている分野があるんでしたら、
極力、量を追い求める、という姿勢を貫いた方が上手くいくと思います。

時には振り返りも必要

毎日継続しながら実行するフェーズでは、定期的な振り返りも重要です。

たとえば、地図上で、東京からロンドンまで直線距離でまっすぐ、線を引いてみます。
そのとき、時計回り方向に3度ずれると、イギリスではなくノルウェー上に線が引かれてしまいます。
地図と地球では違いがありますが、いいたいことは
“実際にやっていることの違いは誤差レベルでも、それが積み重なるにつれて、大きな差になることがある”
ということです。

その大きな差を、取り返しのつかない差にしないために、振り返りを行ないます。
都度誤差を修正しながらまっすぐ目的地に向かって進む、つまり
我々レベル0の人間が、大きな成果を生むまで毎日継続して、作業を繰り返していくわけです。

ですが、振り返りが必要だからといって毎日振り返ってばかりいたら、先に進めないです。
振り返るにも時間が必要ですから、振り返っているヒマがあったら作業しようよ、ってことになります。

そのため、普通は「振り返りポイント」を定期的に設けて、そのときだけ振り返りする。
それ以外のときは「振り返り」も時間の無駄、サボっているのと同じ、と達観して
ひたすら作業を進めるべきです。

振り返りポイントを設ける周期は、いつがいいか。
「取り返しのつかない差」になる前になるようにするのがベストです。
作業をどんどん進めることができる人であれば、1週間に1回
私はこのブログの振り返りを月に1回やっていますし、
もっともっとチリツモ型の作業を考えている人は、半年に1回、という周期でも良いと思います。

振り返りポイントについては、1年の最初とかに、手帳のそのスケジュールのところに、
優先度最高の案件として、最初に書き入れてしまいます。
週に1回の振り返りポイント設定、であれば月の最初に記入でも良いと思います。

振り返り、として何をしたら良いのかわからない、という場合には、いろんなフレームを活用してみます。
私はこの3つを併用しています。

YWT やったこと・わかったこと・次にやること
ざっくりと、今の行動・知見・続けること、というフェーズを続けるモデルです

・Y(やったこと) この期間でこういうことをやってきた。
・W(わかったこと) そのやってきたことを踏まえて、わかったことがある。それはこういうこと。
・T(つづけること) そのわかったことを踏まえて、次の期間まで何をするか、検討する

KPT Keep/Problem/Try
今回のフェーズでやった行動を取捨選択しながら改善していくモデルです

・Keep 今後も継続すること
・Problem うまくいかなかったこと
・Try 次の期間新しく試してみること

PDCA
大計画に沿って、現在のフェーズできちんと行動できていたかチェックし次のフェーズに生かすモデルです

・Plan 大計画に基づいて、今回のフェーズではどういう計画・方針でやろうとしていたのか
・Do 計画・方針どおりに実行してみる
・Check 実行した内容が計画どおりであったのか、チェックする
・Action 実行しづらい点の対策などを次の目標に盛り込む

その際、大切なのは、その振り返りの内容を紙に書いて残しておくことです。
この内容は、後々とても大切な指針になっていきます。
これを繰り返すことで自分のコントロールのコツを覚えてきたり、良いパターン、ダメなパターンなどがわかってきます

くれぐれも「月に1回」など定期的なものですが、おろそかにせず、みなさんもぜひ継続してやってみてくださいね。

気が進まないときほど、少しだけでも行動してみる

ここ最近の寒暖差で、うっかり風邪をひいてしまいました。
風邪薬の影響で、眠気を感じて、頭もぼんやりとしています。
こういうときには、やっぱり、「今日くらいは執筆活動、しなくてもいいよね」っていう発想が
どこからか、出てしまうんですよね。自己防衛本能ですし、仕方がないと思います。

ついつい、気が進まなかったのですが、私は強引にエディタを立ち上げて
タイトルと、最初の2行を書いていきました。

そうしたら、それ以降は特に筆が進まなくなる、ということもなく
文章をカタカタと書き上げていくことができるわけです。

気分が乗らない、体調が悪い、気が進まない、そんなときでも

少しだけで良いから、やってみよう

そう思ってはじめてみると、慣れていることならどんどん後から続けて
作業がすすんでしまうこと、ってありますよね。

部屋の掃除でも、掃除道具を引き出してくるまでは気分が乗らなくても
たとえばフロアモップをつけて1畳分だけモップがけをしてしまうと、
そこからは6畳も12畳も変わらなくなります。

ジョギングをしようとするときでも、
運動着に着替えて最初の100メートルをゆっくりジョグしたら、
もうその後は(ゆっくりとジョグする前提ですが)2キロも5キロも変わらないです。

朝眠くても仕事場に行って、机の前に座り
PCの電源をONして、アクションアイテムを一つ二つこなすと、
そのうち目がさえてきて、毎日やってるように
集中して作業を行なうモードに切り替わっていきます。

とても重い石を動かそうとしてみます。
最初は全然動かなくても、それをほんのちょっとだけでも動かすことができたら、
あとは慣性、惰性で動かすことができる、っていう話しがあるみたいですが
そういう感じなんだと思います。

万全に体調や環境を整えてから始めるよりも、
ちょっとだけでもやってみる、動かしてみようとすることがたいせつですね。

ちょっとだけ、やってみたらあとはオートパイロットというか
特に「歯を食いしばって、頑張って実行!」ということでもなく
さくさくと行動が終わっていることって、多いと思います。

まずは着手してみる、
着手したら、そのまま集中して完成までやってみる

この流れで、一通りの「継続」することは、こなせるんだと思います。