まだ「貯蓄をするためのお金が確保できない」と嘆くあなたに

昨日と同じようなタイトルですが…(笑)

作業時間の確保と、貯蓄とはすごく似ています。
どちらも「先に確保しておく」というのがポイントです。
「時間ができたら、作業をしよう」「お金が余ったら、貯蓄をしよう」
どちらも、理屈の上ではできるんじゃないかと、最初は思うんですが
不思議なことに、結果としては、両方とも「できない」ことになります。

なぜかっていうと、優先順位が低いからですね。
本当に必要な作業を毎日実行したいなら、
そして、本当に必要なお金を毎月貯金したいのなら、
「1日の最初、週の最初、月の最初、年の最初に時間を確保して、妨害されないように手を回しておく」
「給料が振り込まれた都度、お金を確保して、簡単に引き出せないところに移動する」
こういう防衛が必要になります。

時間を確保していた、お金を確保していたとしても、結果的に
「作業に時間を充てられなかった」「お金を別の用事で使ってしまった」という場合には
だいたいこんな感じのことになっているんじゃないでしょうか。

「この時間で作業をする、と決めていたが、割り込みで用事が入ったのでそれに充てた」
「このお金は貯蓄する、と決めていたが、急な物要り用があったので、それに回した」

そして、この判断をしたときは、
「明日、そのぶんの作業時間も回して2倍やろう」と思っていたり
「来月はその物要り用はないので、2倍ぶん貯蓄しよう」と思っていたりしますよね。

でも、明日になったら、また別の割り込み作業が発生したりしますし、
来月になったら別の物要りな用事ができて、やっぱり貯蓄できなかったりします。
そうやってあなたはいままで、必要な作業が積み上げられていなかったり、
ぜんぜん貯蓄ができていなかったりするわけです。

こういうことですから、もう
「大事な作業向けに確保した時間は本当に融通がきかないんだ」と諦める必要があります。
「このお金はもう手元にないものなんだ」と諦めて、「物入りの用事」に対しても
支払いをしないようにする必要があります。

実際に、割り込みの作業よりも「大事な作業」のほうがあなたにとって大切なんですよね?
実際に、物要りの用事よりも「タネ銭の貯蓄」のほうがあなたにとって大切なんですよね?

このように「本当に大切なものをたいせつにする」ことができない人は作業も滞りがちですし、貯蓄もできません。

あなたの優先順位を間違えないようにしましょうね。

割り込みの作業ができないのと、「大切な作業」ができないのとではどちらが損ですか?
たいていは「割り込みの作業」(第Ⅲ領域の作業)が大切になっているんじゃないですか?

いや、そんなつもりはない、とおっしゃるかもしれませんが、
結果的に、「大切な作業」よりも「割り込みの作業」が優先されてしまっていませんか?
だから「大切な作業」がいつまでたってもできていなかったりするんですよね。

同じように「タネ銭の貯金をして、それをベースに経済基盤を作り上げる」ことができないのと
「物要り用(大抵はセールの服だったり、本だったり、結婚式のご祝儀だったり…)」を見逃すのとでは
未来を切り開くためのタネ銭よりも一時的な感情を満たすほうが大切だったりしますよね。

そうならないように、気をつけることです。
大切なことですから、もう一回言いますね。
コツは、「もう存在しないもの」と諦めることです。
つまり、こういうことです。
「割り込み作業をする時間さえ存在しない」でも大切な作業をする時間は存在するんです。
「物要りの用事を果たすお金は存在しない」でも未来を作り出すためのお金は存在するんです。

時間はみなさんにとって平等に与えられていますね。
同じ1分、1秒でもその使い道によって、生み出される価値は全然違う。

お金は平等に配分されているわけではありませんが、同じ1万円のお札でも、その使い道によっては
全然価値のないものもありますし、すごくオトクだと思えるものもあります。

そういう価値を実感するために、たとえば私は、こんなことをしています。一例ですけどね。

「バーティカルタイプの手帳で、大切な作業をするための時間帯を蛍光ペンで目立たせている」
「タネ銭のお札は使うのが恥ずかしくなるようにするために端っこを少しだけ蛍光ペンで塗っている」

実際、「大切な作業をすること」も、
「未来を切り開くためのタネ銭」も、どちらも非常にオトクなものです。

もっとも重要なことは、”大切なものをたいせつに扱うこと” っていう点を
日頃から意識してみたほうが良いと思います。

そして、
「将来を切り開くために必要な作業時間」
「未来に生きるためのタネ銭」どちらも、そこまで大切なものでもない、ということでしたら
このブログは見る必要ないと思いますよ。
数年先とか気にせず、流されるままに生きていくのもそれはそれで、楽しいことかもしれませんし。

選ぶのは自分、っていうことですね。

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