「メタ作業」…作業が自動的に完成するために必要な、たった一つの前準備

「目的達成のための行動を妨げる感情」についてはこの文章でいったん最後にします。
粛々と、毎日、決めた時間に実行していくだけ、ということをするために、わたしは
自分がまるで「法則」のようになったことをイメージしています。

毎朝、太陽が東から西に上るように、
お昼の12時くらいに南中するように、
60秒が1分であるように
60分が1時間であるように
当たり前のように、毎日決まった時間になったら作業をします。

この「実行」という段階では「感情」なんてありません。
ちょうど、遠い将来のことをイメージするときには良い感情・情熱をもって
その実現のために計画を立てるのですが、
いざ、それの実現のために必要なことを実行しよう、という段になると
わたしの場合、感情はほとんどありません。
ネガティブになってしまうのを避けるために、あえて感情を殺しているだけかもしれないです。

このように「将来のことは情熱的に」「現在のことは粛々と」という感じ
実行していくのが意外とできない、という人もいるみたいです。

将来のことを情熱的に決めたのだから
現在のことも情熱的に、意欲をもってやる気マンマンでできるはず、とおもってみたら
意外とそうではないんですよね。

なぜかっていうと、普通は、短期的な目線にしか欲が働かないからです。
いま、ガマンして後でラクをしたい、と決めていても、やっぱり余裕がなくなるとしんどいです。
いま、ラクをしなければ身体がもたない、という発想にどうしてもなりがちです。

だからこそ淡々と、粛々と作業をこなしていく必要があるわけで
そのためには、あまり「メタ作業」を実行時に考えるのは、とくに最初のうちは良くないです。

メタ作業、というのは、具体的な作業の実行項目が決まっていなくて、
漠然と「これをやろう」というのが決まっているときに、
さて、これからどうやってそれをやっていこうか、と検討していくことです。

これは感情が乗らないときにやろうとすると、慣れないうちはしんどいです。面倒くさくなります。
最初のうちは、「メタ作業」と「実作業」の時間を分けて、区切っておくべきだと思います。

ブログを書こうとするなら、慣れないうちは、
「よし、とりあえず1時間で記事を書こう」とだけ決めるのではなくて
たとえば

・最初の15分でリサーチ
・次の5分で、残り40分の時間配分(メタ作業)

と決めておいて、さらに最初の15分間のリサーチについても

・最初の5分でリサーチのメタ作業(見るべき箇所のリストアップ)
・10分で確認作業

など、小分けにしていきます。

めんどくさそうですが、”実作業は淡々と” がやりやすくなりますし、そのうちメタ作業にも慣れてきます。
これを何回も繰り返していくうちに、作業の勘所がわかってくるので、今度は
「最初の15分でリサーチ」「あと40分で書く」という文字通りの感覚で、
無意識にメタ作業をやってしまえるので、記事が書けるようになります。

ブログ作成以外でも同じ感じで、
メタ作業をあえてうまく取り入れて集中して作業分解することで、
ついついモヤモヤとした時間をすごしてしまう、ということがなくなっていきます。

作業をしようとして、ついついぼーっとした時間を過ごしてしまう、という
場合であれば、とくにメタ作業を意識してくださいね。

慣れないうちは「メタ作業」につい時間を掛けてしまいがちです。
ですが、結局のところ「時間の範囲でやる」しかないわけで
メタ作業についても時間を絞って、できる範囲でやり遂げることを意識するといいですね。

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