レベル0ブログ再開します

長らく更新が停滞していました。4月より完全にフリーランスとして独立することになり、それまでに引き継ぎや並行して行う仕事の整理など、細々したことに追われていた日々でした。

もちろん、ここまでこれたのはこのブログに書き続けていたように、毎日継続を続けてきた成果を、一通り見ることができた、という事かもしれません。

しかし、これはあくまで通過点でしかないわけで。。。

ぼやぼやしてたら立ちゆかなくなって、自由に働くどころか、働き先がない、生きていけない、という結果になりかねません。もちろんフリーランスどころではなくなります。

独立するにあたって背水の陣を敷くのは愚の骨頂ですし、ある程度の準備はしてきています。しかし、それも今後どうなるかわかりません。

大阪の、今日の天気はすごい大荒れです。今朝みたときは晴れの予報だったのに、先ほどまでは大雨、雷まで・・・ですよ。今日の天気さえ予測できない感じですから、ましてやこの先自分がどうなるか、なんてさっぱりわからないわけです。

しっかりと地道に準備をして、成果を積み重ねて、皆さんからの信頼や支持を得て、今後も着実に生活していこうと思います。もちろん、このブログも着実に書いていくつもりです。

折しも新元号も発表されて、「令和」って略称はRだっけLだっけとか、あれこれありますが、みなさま、これからもこの駄文ブログをよろしくお願いいたします。

たまには休憩が必要な時もある(訂正:2->3月末まで休載しますm(__)m)

私事ですが、インフルエンザにかかっていまして、しばらく病床に伏せっていました。

そして、治ったと思ったらこんどは家内が。。。

仲が良いのは良いことなんですが、べつにインフルは移らなくてもいいんですよね^^;

ちょうど現在事務所の引っ越し作業などもろもろの手続きを進めていまして、バタバタしております。

当ブログも優先度が低いわけではないのですが、体調やもろもろの面を鑑みて、1月末 2月末3月末までブログを休載させていただきます。楽しみにされている物好きなかたはいらっしゃらないでしょうが、あしからずご了承くださいm(__)m

なにか特別なことがやりたいならPDCAサイクルを実直に回す

学習というのは、ある意味で訓練と同じようなものだと思っています。

いわゆるPDCAサイクル、っていうのがありますね。
Plan (計画) -> Do (実行) -> Check (チェック) -> Action (反映)
皆さんご存じのアレです。

つまり、何かをやりたい、というとき、
その実行に必要な手続きとか思考方法、発想があって
そのとおりに実行して、
実行したときの差分、上手くいかなかった点をチェックして
次の行動に反映する、というサイクルですね。

これは、なにかを真面目に、上達させたい、というときは
ずっと、つきまとうようにしたほうがいいと思うやつです。

ある程度まとまった貯蓄をしたい、とあなたが思っているのであれば、
「去年は思ったより貯蓄できなかった」という結果になったなら、
その結果を踏まえて今年は「どうすれば思った通りに貯蓄ができそうか」という点を
今年の計画に反映させるほうが絶対にいいです。

そのままだと、今年も「思ったより貯蓄できなかった」という結果になる、
あるいは、反映させたほうが「今年は思った通り、いやそれ以上の貯蓄ができた」という結果になる可能性が高くなります。

あなたが学生だったとして
「今回のテストではあまり良い点が取れなかった。次のテストでは良い点が取りたい」
と思っているのであれば
「今回のテストではどうしたら良い点が取れていたか」という点を
次のテストへの計画に反映させたほうが絶対にいいです。

そのままだと、次のテストも「思ったより良い点が取れなかった」という結果になる、
あるいは、反省させたほうが次のテストは「思った通り、いや、それ以上の良い点が取れた」という
結果になる可能性が高いです。

ところが、世の中にはけっこう「次は次でがむしゃらにやるだけ」っていう人が多いです。

がむしゃら、ってのは良いことのように見えますけど、
この場合は何も考えずにただ安直にやるだけ、
しかも「やるだけ」は「集中して一生懸命やるだけ」という意味でさえもなく、
もはや、「前回と同様に漫然と過ごすだけ」という意味と同じ行動をする、っていう人も多いです。

なぜか、といえば、「これくらいでいいよ」「そこまでして、頑張りたくない」って事だと思います。
ですが、そういうことであれば、あなたのそれ以上の成長は、もう望み薄です。
それは、たぶん自明な事だと思うんです。

でもやろうとしない。
それは「遠い先にはできているだろう」と漠然と思っているにすぎない、と思うんです。

100年先であっても、実際は1年を100回積み重ねているだけです。
1年間でまったく成長していなければ100年後もまったく成長しない、0×100は0です。
ところが漠然と考える人は「苦労しないでもどこかでぐーんと一気に成長してるはず」くらいに楽観視できちゃいますよね。

「次は次でがむしゃらにやるだけ」あるいは「遠い先にはできているだろう」という発想が許されるのは、次のすべてを満たす場合だけに限られると思った方が良いんじゃないでしょうか。

*1. さんざん考え尽くした、分析し尽くした、やり尽くした結果として、それでも次へつなげる対策が出てこなかった
*2. でも、今の分野(貯蓄とか、テストとか)をすすみたい、という強い情熱がある
*3. それ以外の分野に行こうとは全く思っていない

つまり、次の案が出てこない、でもぜひ続けたい、続けなければならない、というケースに限って許される、と、そう思っていい。
次の案がでてくるように頑張る、ということが自ずと「次の計画に反映」されるから、続けることに意味がでてくるわけですね。

そうでもなければ、「たんに漫然と時間をすごした」わけで、何もやっていないことと同じです。

試行錯誤の上でにブレイクスルーがあるんでそこで急成長ができます。
試行錯誤もなく手数も全然人並み以下なのに、突然上手くいくことはめったにないです。

もし「試行錯誤せず手数も少ないのに、突然上手くなった」としたら、試行錯誤して どんどん手数を出していればもっと早く、上手くいっていたはずです。

なにごとも、上達したいのに、なかなか上達できない状態が続いているなら、
立ち止まって、基本に忠実に、なぜ上手くいっていないのか分析する、あるいは
歩きながら分析をすると決める(次の案がでてくるように頑張る)、など
実直にやっていくことがたいせつです。

計画をうまく実行に移せないあなたへ。三日坊主でもかまわない、また次の三日間やれば良い

まだ1年が始まったばかりですが、年始に立てた行動計画がさっそく実行できなかった、という人もいるかもしれないですね。

環境が変わるとまた行動も変わります。

たとえば計画を立てたときはお正月三ヶ日で、まる一日自由な時間だったわけで
あんなこともこんなことも、まだまだいろいろできる自由さがありましたが

いざ、お仕事が始まってみると早速残業なんかしちゃったりで、計画の実行に必要な時間が確保できずに悔しい思いをする人も出てくるんだと思います。

一度実行できなかったら、そこで一気にやる気をなくしてしまう人も実際いたりします。

あーあ、新年早々決めたことを実行できなかった・・・もうダメだ・・・と心が折れてしまって、残りの358日くらいをダラダラと過ごすことに決めちゃった人もいるかもしれないですね。

そういうあなたに朗報です。

新年の計画は年始からきちんと、続けなければならない、なんていう決まりはどこにもありません。

そう、三日坊主になってしまっても、またすぐやり直せば良いんですよね。

たとえば1月7日からはじめて、8日、9日と続けた、でも10日は実行できなかった。三日坊主だ…なんてだめなんだー…などと嘆き悲しむヒマがあるなら、
気分を入れ替えて、また11日から12日、13日とつづければいいんですよね。

そして、14日に実行できなかったら、今度はまた気分を入れ替えて、また15日から実行していけばいいわけです。

こういう風にしていけば、1月は7日からはじめても19日実行できますよね。

一方で、10日に、ちょっとした誤りで実行できなかった、で止めてしまえば3日実行して終わりです。1ヶ月で16日も変わってきます。

当初1月からはじめて3月で終わる予定だった計画が、4月に終わるようになるだけです。三日坊主を続けながらも、なんとか完成まで持って行くことができるわけですよね。

計画だけたてて実行しないより、計画からは少し外れてしまっても、三日坊主を繰り返しながらでも実行してしまうほうがはるかにマシです。

三日坊主でも嘆くことはありません。大切なのは続けようとする意思です。

三日坊主だから計画を立てない、ではなくて、三日坊主だからこそ計画をたてて、きちんと目標を手帳に書き留めて、実行していくことがたいせつなわけです。

目標を手帳に書いてあれば、いつでも気分あらたに再スタートできます。
だから、三日坊主は直す必要がなくて、そのままで実行してしまえ、ってわけです。

そういうことを繰り返すうちに、いつの間にか目標を達成するための行動が習慣になって、いつのまにか無意識のうちに、やるべき事を実行するようになってきます。

むしろ、実行しないとなんだか違和感がある、といったくらいにまでなってきます。

そうすれば、自動的に目標は達成されてしまったようなものです。

計画をうまく実行に移せない、というあなたも足掻いて、あがいて頑張ってくださいね。

やるべきムダとやらなくてもいいムダがある

1年の目標を立てて、そのとおりに作業を進めていけるようになると、だんだんと作業効率もあがって、やがて作業を前倒しにできるようになったりしますよね。
そのときは、遠慮無くどんどん作業を前倒しにして、できることをどんどんやっていけば良いと思います。

困るのは、明日やるべき作業で、今日着手できるんだけど、明日にならないと細かいところが決まらない、という場合ですね。

その場合はだいたい、↓のパターンの行動がありますよね。

* 決まるまでは手をつけない
* だいたいこんな感じになるかとおもって突っ走る
* こっちになってもあっちになっても、どっちでもいいように両方対応する

ふつう世間一般で良しとされるのは最後のものではないですかね。
あなたが勤め人のかたで、自分のお仕事でしたら、その時間も会社から給料が出るわけですし、両対応、というのもアリなんだと思うんですけどね。

今回は、あなた自身が目標を達成するためにやるべき作業についてのお話です。
ここでは「決まるまでは手をつけない」を推したいです。

どれもメリットがありますけど、最初のほうは「ムダになるものがない」、真ん中のは「ムダになる場合がある」後のほうは「どちらかがムダになる」ことになります。

時間は有限ですし、限られています。自分がやった作業がムダになる、という経験をなんども繰り返していると、そのうち「自分のやっている作業自体がムダなんじゃないか」という懸念がでてきて、結局、一歩も進めなかった、ということもあったりしますよね。

もちろん、「ムダかもしれないけど、できることはあがけるだけ足掻く」という根性論も大切ですが、そればかりでは心が折れてしまうかもしれません。

計画段階で、できるだけムダなことをしないように、練りに練ったプランを築いているわけですし、プランの段階で「このムダも、やがて先に生きてくる」ということまで織り込んでプランを立てているわけです。

そこで、実行段階になってさらにムダを重ねるのは得策ではないわけですね。

つまり、

計画段階では、ムダになることも織り込んで、計画を立てる。ムダで終わったとしても、それは正しい道を得るために必要な行動だった。
実行段階では、ムダを重ねることはしない。明日やるべき事は今日やらない。

こういうことです。

計画段階の「ムダ」と実行段階の「ムダ」とはどのように違うのか、といいますと、明確な違いがあります。

計画段階で織り込んでいる「ムダ」は「Aという道は間違っていた、Bという道が正しい」と明確にするための布石です。つまり、道の2つの道があって、どちらが正しいかわからない場合、両方進んでみて決めるしかないわけです。これはムダとは言わず、試行錯誤の一環です。必要な行動なわけです。

実行段階での「ムダ」は、やらなくても時間が解決するものです。時間は有限ですから、時間が解決するなら、あえてその時間を埋めるための作業をする必要はないわけです。

やらなくてもいい行動なわけで、それこそ時間の無駄遣いということです。

このように、やるべきムダを思いっきりやる、やるべきではないムダはやらない、というようにしっかりと決めておくといいですね。

なぜレベル0「誰にでも当たり前のようにできること」が大切なのか

今回の記事は新春恒例にしています(します)。

なぜ レベル0のこと、つまり

「誰にでもあたり前のようにできること」を大切にしましょう、

という、

ある意味、毒にも薬にもならないと思えるような記事をほとんど毎日投稿誌続けているのか、という点について、今回はお伝えします。

結論からいいますと、私たちにできることは「誰にでも当たり前にできること」の積み重ねにすぎないから、です。
「誰にでもできることを積み重ねることが、誰にもできないことを成し遂げるための道」ということになります。

誰もが、何かの分野で「オンリーワン」になりたいと思っているんじゃないかと思います。
今は無きSMAPの世界にひとつだけの…がもてはやされた理由もそれですよね。

競争が激しい社会に揉まれて生きていく中で、ナンバーワンになったとしてもやがて疲弊して、脱落していくものです。

会社やチーム全体を視点とする場合はまだしも、「一人の個人」として見た場合は、病気になったりアクシデントに見舞われたり、そうした場合には「取り替え」も効かないですよね。

だから、競争社会の中で生き抜くには、誰もがマネできない「オンリーワン」つまりオリジナルであることが必要になるわけです。

そして、多くの人は、自分だけにできる、オリジナルの商品を作ったり、オリジナルのスタイルを確立したり、洗練させたりしたいと思っているんじゃないでしょうか。
そういったオリジナルの商品やスタイルの確立が自己実現です、なんて言う人もいると思います。

ただ、「誰もがやらないことをやってやろう」とそればかり単発で狙うだけだと
やがて、模倣されてしまうでしょうね。

なぜかといえば「ふつうの人」が単発でさらっとやったことは、別の人にもさらっとマネされてしまうからです。

そして、ほとんどの人は「ふつうの人」ですよね。あなたもきっと、「ふつうの人」です。

このブログを頑張って読もうとされている時点で、他の人よりも少しだけ、何らかの感覚や意識に秀でているところはあると思います。
しかし、あなたの「長所」を一つあげたとして、それと同じ事ができる人は日本中、あるいは、世界中にどれだけいるのか、といえば、またたくさんいるはずです。

つまり、「ふつうの人であるあなたが少しの間頑張って、できること」は残念ながら、「他の人ももうちょっと少しの間、もう少し頑張ったらできること」だったりします。

ただし、これだとどうでしょうか
「ふつうの人であるあなたが何年もかけて毎日頑張って、積み上げてきたこと」
これは、他の人が何年かけて努力しても、そうたやすくは追い抜けないと思います。

なぜなら「何年もかけて毎日頑張る」ここが高いハードルになっているからです。

ふつうのひとは、だいたい「何年もかけて毎日頑張る」ということができないからです。
そして、「何年もかけて毎日頑張る」これができている人は、さらに継続して「何年もかけて毎日頑張る」ことができます。

だから、他の人がどれだけ努力しても、「何年もかけて毎日頑張ってきたこと」は揺るぎないわけです。

もちろん、環境の変化や技術習得の容易さは変わってきます。
私はWindows系のプログラマですが、20年前はこの勉強をするのにも大変でした。
コンパイラや統合開発環境を整えてそこそこ良いPCを入手するだけでもかなりのハードルでした。
ネットから情報を取得するにも相応の通信費が必要でした。ISDN、その前の時代は、モデム(ピーガラガラガラ)とかもね^^;

それこそ大学生時代はバイトして貯めたなけなしのお金でThinkPad(IBMがPCを作ってたんですよね)を購入して、胸を躍らせたものです。

その後、社会人になっても、給料から分割払いで数年おきにPCを購入したり、自作したりして…
当時のPCの進化スピードはすごかったですから、そのたびベンチマークソフトを動かして、数値の違いに隔世の感を味わっていたことを思い出します。

しかしながら、今ではもはや、コンパイラや統合開発環境(Visual Studio Community Edition)は無料ですし、スマホも普及して通信費用も比較的お手頃です。

PCなんて、最低限のものでしたらネット環境の契約をするだけで一緒に付いてきたりします。
分厚い書籍を購入しなくても、ネットを検索すれば、サンプル程度ですがある程度のプログラムは作れてしまいます。

プログラマとしてはダメですが、組んでみて困ったところは”教えてgoo”なんかで教えを乞えば、たくさんの人が教えてくれます。
数百円とかのコストでサンプルプログラムまで作ってくれる場合もあります。

だから、プログラム歴20年のベテランができないことが3年目の人にできてしまう場合があります。
もちろん、私の場合はそれ以外のこと(プログラム言語の設計思想や概念など)がある程度染みついているので習得時に、あまり「なんじゃこりゃ、とりあえずこうしておくか・・・」といったことはまぁ、なくて、そういう点で他の言語を習得するのは「3年目の人」よりは早いわけですが、うかうかしてられないです。

話がそれましたが、「誰でもできること」をだれもができないくらい長年積み上げることがあなたのオリジナル、オンリーワンになる近道、という点について、ご理解いただければとおもいます。

そうそう、「誰でもできること」をこっそりやっていても、全然「積み上げる」ことにはならないですよ。
「積み上げる」とは「アウトプットを積み上げる」ことです。
誰の目にも触れないところで積み上げたとしても、それは積み上げたことにはなりません。

さきほどの例でいえば「3年目の人」が毎日アウトプットを積み上げて公開している、
「20年目の人」はこっそりアウトプットを積み上げて公開していない、という場合、多くの人は、「3年目の人」のほうをオリジナリティがある、と判断します。
それが、ルールです。わかりやすいですからね。

この点はくれぐれも、御注意くださいね。

どんどんアウトプットを積み上げてあなた独自の「オンリーワン」の
スタイルを確立して競争から抜け出し、そのスタイルを磨くことで自己実現をはかる、という道を進んでいただければと思います。

みなさま、本年も当ブログをよろしくお願いいたします。


スケジュール帳への落とし込み : イベント達成型の目標の場合

前回は、たとえば「年間で本を○○冊読む」など、実績を積み上げていって、
達成する形の目標(「積み上げ型」)に対するスケジューリング方法
についてお伝えしました。

毎日の、数時間で行なうべき行動についてはTODOレベルで設定することになります。「目標」という言葉にとらわれて「少しキツめで」とか、そういう無茶はすべきではない、ということです。

成果をアップさせるときは「無茶」をするのではなく、習慣や作業の段取り・順番の変更といった「仕組み」で行なう、という原則を忘れてはいけません。

もちろん、努力はどんどんすべきですし、移動に例えたらダラダラ歩くよりも小走りのほうが、当然早いです。
「小走り」は、意識を集中してキビキビと効率良くものごとへ対処していくことを指します。
それは作業の現場でも大切ですから、どんどん行なうべきです。
これは「少しキツめ」とかいうことではなくむしろ「当たり前」のことです。

ですが、人間の全力疾走よりも自転車や電車、飛行機など乗り物に乗った方がもっと早いですよね。このように「全力疾走:無茶をする」ではなく「乗り物:仕組み」を変えることに意識をフォーカスすることが重要だよ、ということです。

もちろん、「乗り物を探す」のは作業の実行中じゃなくて、作業を行なう前の段階でやる必要があります。

たとえば、”毎日ブログ記事を書こう”とするとき、ネタ検討の際、イチからひねり出すために頑張って、頭をフル回転させて15分かかるとしましょう。

でも、メモ帳などにネタのストックを日頃から書き溜めていれば、それを参考にできるので ネタの検討は5分もあればじゅうぶん(敢えてひらがなです^^;)ですよね。10分の短縮になります。

これは、メモ帳などのストックがない状態で「焦って5分でひねり出した」ネタとは 比べものにならないくらい品質も良いはずです。

このように、「仕組み」を利用することをどんどん検討するべきなんですよね。
ただひたすら「焦る」のではなく、「仕組み」を作っていくことにエネルギーを注力しましょう、ということです。

そして、「仕組み」を作り上げていくよう検討するのは、作業中じゃなくて、作業をしていない時間です。
作業中に「仕組み」のことを考えると、かえって作業が手につかなくなりますからね。

今回は、「今年○月○日に開催される○○○という試験に合格する」など、
“特定の日時に開催されるイベントで、上手く振る舞う”という形の目標(「イベント達成型」)に対する
スケジューリングの方法
について、お伝えします。

このようなイベント達成型の目標の場合、

1年の特定の日に向かって何かを実行する

という形になります。

たとえば「試験に合格する」だと試験日やその前日に行動を完了させるように、目標を設定しているはずです。

スケジューリングの手順としては、ざっくりとこんな感じになると思います。

*1. 現状分析
*2. 不足している要素を補う最短コースを検討
*3. 必要な時間の概算を算定し、間に合うか、見送るか(見送るけど翌年に備える事も含む)判断
*4. 要素を補うための作業、訓練などを粛々と実行する
*5. 定期的に進捗状況を見直し、*2や、*3についても必要なら再検討する

まず「現状分析」では”特定の日時に開催されるイベントで、上手く振る舞う”ために あなたが今不足していることを列挙します。それを入手するための最短コースを 本を読んだりネットなどをリサーチしながら、検討します。

その最短コースを歩むために必要な時間と、残された(実際に割くことができる)時間を比較して、現実的に「上手く振る舞う」ことができるのか、検討します。 できないとしても「できる限りチャレンジする」のか「諦める」のか、そういった点を検討します。

そして「やる!」と決めたら迷わず、粛々と実行していきます。

実行するフェーズについては、「積み上げ型」と同じように、冒頭でお伝えしました「仕組み」の検討もあわせて、実行していくといいと思います。

もちろん、中間でのいわゆる「チェックポイント」は必要ですので、 定期的に「上手く実行できているのか」「(たとえば試験範囲の変更、新技術の登場など)
最新の情報によって、やるべき事・やるべきではない事が変わっていたりしないか」といった点を見直します。

イベント型といいますか、「試験」で必要なことは、とくにその難易度が高ければ高いほど、受験者の中でも「自滅」してしまう人が出てくる可能性が高い、ということですね。

直前に勉強を詰め込みすぎて体調を崩したり、本番の試験で「ひっかけ問題」にやられてしまったり、逆に勘ぐって、普段では絶対に選ばないであろう選択肢をついつい選んでしまったり。

そういうことが内容に、数日前からは睡眠時間を十分確保したり、普段やってもらっているマッサージを受けたり、といった”体調を整える”ことも、やるべき事として加えておくと良いと思います。

そこまで含めてスケジューリングになりますね。

このようにして、目標達成までのスケジューリングをどんどん実行していくと
良いと思います。

今日でお仕事納め、という方々も多いと思いますが、これまでお伝えしたことを
ご参考にして、来年の目標設定と、1年のスケジューリングを、まずはしっかり
行なってくださいね。

この上なく素晴らしい状態になるよう踏み出すことができるきっかけになればいいなと思います。

次回は来年に更新の予定です。
みなさま、良いお年をお迎えください。

スケジュール帳への落とし込み : 積み上げ型の目標の場合

前回は週単位でのスケジューリングの例をお伝えしました。

今回は、「個々の目標に応じて、どうスケジューリングするか」、という点を
私がやっている例をベースに説明していきます。

積み上げ型、というのはたとえば
「年間で本を20冊読む」とか、「毎月出会いの場に1度は足を運ぶ」、
「ブログ記事を1,000記事書く」「毎週3回、5キロ以上ジョギングする」など
日々の作業の積み上げによって実現できる目標を指します。

いずれも、その目標を決めたら実際に均等にスケジュール帳に書き込んで、その目標を実現するための時間が確保できるのか、検討します。

たとえば年間で20冊なら、1週間あたり0.4冊ですよね。
ただ、途中で”どの本を読むべきか”といったTODOを定期的に設けることになるはずなので、実際は 2週間で1冊とか、それくらいのペースになると思います。

時間が確保できるならそれでいいですし、確保できないのであれば
目標となる数値を時間が確保できるところまで下げていきます。

ここで大切なのは「目標はすこし高いほうがいい」という、断片的なオコトバに釣られて達成不可能な目標を設定しないことです。

1ヶ月以上の期間にわたっての行動であれば、「少し高く」することで
具体的に「どうすれば良いか」に頭を使って努力する、という意義はあります。

しかし毎日、自由にできる時間は多くて6時間程度、少ない場合は2時間未満、という中であれば、行動を粛々と実行する際にも「少し高く」してしまうと、毎日「どうすれば良いか」の検討だけで、終わってしまいます。
それなら、粛々とできることをやっていった方が実際のところ、たくさんの事ができます。

ハイレベルな、とても優秀な賢者であれば
毎日がドラマチックに動けて、アップダウンの激しい生活にも耐えられ、疲れ知らずでたくましく、力強く突き進むことができると思うんですが

平々凡々、凡庸あるいはそれ以下かもしれない、そういうレベル0の私たちは
毎日そのようなドラマチックな展開を、しかも勤め人の方でしたら本業のお仕事ですごく疲弊して消耗し、それだけでしんどい、という状況で、それでも副業としてもう一歩を踏み出すわけですから、毎日頭を絞るのは至難の業です。

ただでさえ毎日の作業が滞りがちになるのに、頭をつかわなければ乗り切れない、となるとそれ以上に手が進まなくなりますよね。

ですので、頭を使うフェーズは集中して頭を使うだけにします。そのフェーズは前回の投稿でお伝えしています。実際にスケジュール帳に書き込みするときに頭をつかう、ということです。

その後、粛々と作業が必要なときはそれに集中する、
そのほうが結果的にたくさんのことを成し遂げることができます。

最終的には「たくさんの経験や作業・成果を積み上げる」ことが重要なわけですから 「少し高い目標」を立てることで頭をさらに使って消耗しきってしまうより、 そのエネルギーを使って作業を「すこし駆け足で」遂行する程度でちょうど良いと思います。

歩くよりも小走りのほうが早く、たくさんの距離を進む事ができます。
もちろん、小走りよりも本気走りのほうが早いですが、途中で疲れてしまって
却って歩くほうが長い距離を進めるケースもあります。
「少し駆け足」の中で疲れずに、より長い距離を早く進むことができる、というペースを見つけ出すことが必要だと思います。

「少し駆け足」といっても、具体的には

気分が高揚する音楽をかけて作業する
決めているTODOを並列にこなしていく
作業の順番を並び替えて、できる限りまとめて効率よく実行できるようにする
ちょっと意識を集中して、早く手を動かす

とか、そういう内容になります。

ただ、「どの音楽をかけるか」「どういう順番で並列にするか」「どう並び替えるか」そういう検討は、作業中以外の時間で行ないます。

作業中の時間はただひたすら作業に徹する、そして、作業中以外の時間に「作業中」の時間をいかに効率的にするか、考える。

そのように、「作業中」の時間が貴重なレベル0のわれわれは、あくまで作業中は作業の遂行に徹することが重要になります。
「作業中」の時間は、まるでゲーム感覚のように「多くの作業を、効率良く、品質も高く実行する」ことに徹底して行動していきます。

次回は「イベント型」の目標に対するスケジューリングについて、書いてみます。

スケジュール帳をベースにするTODOの割り振り、管理ってどうしてます?

前回は具体的なブレークダウンの方法についてお話しました。
目標設定の基本的なことなんですけれど、1年の目標、というときにはついつい見過ごしがちになるんだと思います。

新年の抱負と1年の目標は違います。ぼんやりとしたものを掲げるのは、それはそれで大切ですけれど
それは「ぼんやりとした抱負」をベースに「具体的な目標」を形作るための、まだぼんやりとしている状態にすぎないわけで、抱負を作ったらそこから具体的な目標、行動ベースへブレークダウンする(落とし込んでいく)、ということもセットで、やったほうがいいです。

今日は1年の目標を立てるにあたって、ということで目標を実際の行動に変えるため、
私が実際にやってる方法をベースに、お伝えします。

*1. 月単位と週単位、どちらでスケジューリングするか
*2. 目標のタイプ別対応「積み上げ型」
*3. 目標のタイプ別対応「イベント達成型」

今日は *1 について。

月単位でスケジューリングするか、週単位でのスケジューリングにするのか。

それについては、みなさんそれぞれの生活リズム、目標設定・振り返りのタイミングが あると思いますので、それに従うのが良いと思います。月ごとに振り返る方もいれば 週単位で振り返る人もいますね。

私は、週単位でのスケジューリングをしています。
だいたいの勤め人の皆さんは週単位で生活リズムができあがっていて、
月曜から金曜、土曜、日曜までの生活サイクルがあるわけですよね。

土日祝日がお休みの、会社員などの方でしたら、
たとえば月曜はじまり、日曜終わりのサイクルとして
月曜のお昼休みに振り返りや行動設定、スケジューリングをする、といった
リズムができているわけです。たぶん。

私は、日曜の深夜にタモリ倶楽部を見ながら(関西では深夜1時半くらいから、です) 週の行動の振り返りや、翌週の目標設定などを行なって、 実際に時間帯をバーチカルタイプのスケジュール帳に記入して、確保する、というのが 毎週の流れになっています。

同じような感じのリズムを持つ人にとっては、週単位の目標設定がしっくりくると思います。

月単位でも、週単位でも、その生活サイクルの中で
「目標設定・行動の振り返り」がおこなわれる余地があるのか。

そして、月単位・週単位で決めたことを、きちんと、
多少面倒なことがあっても言い訳ナシに、粛々と実行にうつすことができるのか。

結局のところ、それがきちんとできていれば、月単位でも週単位でも良いと思います。

週単位でのやり方について、もう少し書いてみます。

1年はざっくり52または53週間ですが、年末年始はいろいろ慌ただしいですので、 私は、目標設定としては50週、として割り振っています。

2019年でいえば1/7(月)からスタートで、12/22(日)までで50週、ということにしています。
つまり1年の目標を、第1週から第50週まで、50個の項目に割り振ることになります。
1週間で進捗具合が2%ずつ進む、という形ですね。

とはいえ、たいていはその第50週の末でコンプリートできるわけではなく、少し、はみ出てしまいます(汗
今年(2018年)は 1/8(月)から、12/23(日)までが50週の期間なのですが、12/26(水)まで、TODOをすることになる見込みです。
このあたりは今後、もっと上手くバッファやチェックポイントを持たせたりできればと思っています。

TODOが明確に決まっている内容については、その所要時間もだいたいわかりますので、具体的な時刻を記入するのはその週になってからですが、ざっくりと週ごとにその時間を割り振っていきます。

TODOが明確になっていない点については余裕をもたせて設定するしかないので
もうエイヤっと2週間、3週間割り振ります。
その際は、最初の数日でTODOの明確化と、具体的になったTODOを踏まえて
スケジュールの再割り振り、という時間を確保しています。あとは未定の状態にしています。

TODOが明確になったら、スケジュール再割り振りのタスクとしてあらためてスケジュール帳に具体的なTODOを書き込んでいきます。

このとき「はみ出た」とか「余った」ということも実際にあります。むしろそのほうが多いです。
はみ出してしまった場合は、体調などに応じて詰め込んだり、次の週のTODOを数日後ろにずらしたりします。
余ったときは次の週のTODOを前倒しにするか、休養に充てるか、といった感じになります。

私の場合は連続して3回ほど「次の週のTODOを数日後ろにずらす」が発生した場合、もうそれ以降の予定をガラッと組み替えてしまいます。
なにかTODOを削ったり、あるいは可能であれば他の人にお任せすることにします。

それでも都合がつかないようだと、
たとえば年間での大きな目標を3つ立てていたとして、そのうちの1つを「達成できない」と諦めることもあります。もう着手しないようにするか、他の人にお任せするか、どうしても自分でやりたい事だ!ということなら翌年に繰り越すこともあります。

そのようにして定期的にスケジューリングのタイミングで見直しをすることにしています。
ただし、定期的なスケジューリングでの見直しは、最長でも3ヶ月先までに留めています。

また将来的に変わることもあると思いますが、とりあえず、
そのような感じで現状は運用しています。

御参考まで。

目標設定 : ブレークダウンしたTODOを、どうスケジュールに割り振りますか?

前回は、ブレークダウンできる目標でなければ、結局のところ行動に移すこともできず
まったくの絵に描いた餅になってしまう、ということをお伝えしました。
その目標を達成するために、どのように行動をするのか、という点が大変重要になってきます。

その行動にあたって非常に重要な点が、実際にブレークダウンしたTODOをスケジュールに落とし込む、という作業です。

つまり二つの作業が必要になります。

*1. ブレークダウンしたTODOの、それぞれのスケジュール感をつかむ
*2. それぞれのTODOのリミットを、年間スケジュールに割り振る

ブレークダウンしたTODOのスケジュール感については、もう「実際にどれくらいかかるのか」を
リサーチして判断し、決めるしかないです。

つまり、

他の人はどれくらいかかったのか、自分がそれをやるとしたらどれくらいかかりそうなのか、
SNSやWeb上の記事、他の人からインタビューしたりして聞き出して、それを参考にする

という方法で決めていくのがざっくり妥当な決め方になるんだと思います。

他の人の実績などもまったくわからない、という場合はざっくりと、エイヤっで決めてしまうのも
良いですけど、TODOをさらにブレークダウンできるならできる限りブレークダウンして、
その内容をもとに見積もっていくことになります。

細かく見積もっていく場合は地道な作業になりますが、その経験はきっと後々、あなたにとって有益なものになると思いますので、なるべく「エイヤっ」はせずに、見積もっていってくださいね^^;

根拠になる見積もりについては何かメモにその根拠を残しておくと、次にスケジュールの見直しをするときに参考になると思います。

次、TODOの項目の、年間スケジュールへの割り振りをします。

これは来年の手帳の年間スケジュール、あるいは月間スケジュールの欄をつかって、
「この日までにやる!」のようにボールペンで記入していく作業になります。

これが終わると、もう1年の過ごし方がきまったような感じになると思います。
突発的な予定なども、もはや入れられないかもしれませんね。

実際、この年間スケジュールを遂行する事がこの1年で最優先にすべきことですから

突発的な予定が後から入りそうになっても、余裕でお断りすることになります。先約があるんでー、ってことです。

さすがに「自分との先約があるんで」とは言いづらいかもしれないので、そのあたりはちょっと、何か濁す必要があると思いますけどね、大事な約束がある、ってことです。

精神論になりますけれど、スケジュール帳に書き込んだことはあなたが必ず遂行すべきTODO項目だ、という認識を強く持って、このようにして割り当てた年間のTODOリストは計画どおりに消化していくようにしましょうね!