目標設定 : 行動できる目標にすること

前回は、1年の目標を立てるとしても、それは大目標とは違って
確実なものを設定する、というところにフォーカスしてお伝えしました。

目標の設定と実行、実現はレベル0の私たちにとっては生命線と言えるものですし
レベル0の極意ですから、間違わないようにきちんと攻めていくべきだと思います。

今回は「行動できる目標にすること(自分で行動しても変えられないことを目標にしないこと)」をお伝えします。

といいつつ、そのままなんですけどね。(汗

そうなんです。
目標を立てるとき、自分の行動ではないものを目標として立てちゃう人が意外と多いんですよ。

たとえば「モテるようになる」とか「宝くじを当てる」とか「資格試験に合格する」とか、
自分の努力以外の要因が入るものはあまりよい目標ではないです。
なぜなら自分の行動と達成との間に壁があるからです。

「モテるようになる」といっても、選ぶのは女性ですし、自分がこれだけやったからモテる、ということではありませんよね。
もちろん、相関関係はあるかもしれませんが、必ずしも「これをしている、していたからモテる」ということではありません。それをアピールしている連中もいますが、彼らは単なる「痛い人」です。
「モテるようになる」を目標にしたいのなら、たとえばこういう風に設定します。

・「モテるようになるために今のブヨブヨの身体を引き締める必要がある。マッチョになって(全身各部位の筋肉量を同年代男性の平均+10%に)、かつ、体脂肪率を15%まで落とす」
・「モテるようになるために今までの男性中心の思考回路を改める必要がある。女性の心理に関する本を10冊読む」
・「モテるようになるために、出会いを増やさなければならない。出会いの場(合コンや街コン、ストリートナンパなど)に毎月第1・第3土曜日と第2・第4日曜日は出る」

「宝くじを当てる」という目標は自分の行動だけではムリですよね。
買い占めるのは現実的にムリですし、もはや運の要素がほとんど、あるいは、すべて、です。
だから、「宝くじを当てる」を目標にしたいのなら、たとえばこういう風に設定します。

・宝くじが高確率で当たる販売店を調査する
・いわゆる金運神社をリストアップして毎月、または宝くじ購入前後に参拝する
・自分にとっていわゆる「金運の良い日」や方角などを調べて、適切な販売店や狙い目となる宝くじの目星をつける
・販売される宝くじを毎回、それぞれ○○円ぶんずつ購入する。狙い目の宝くじは特別に○○円ずつ上乗せする

このように”自分の行動と直結した結果”を目標に設定することが重要です。
(決して、あなたはこういう風にしたらモテます、宝くじが当たります、という意味ではありません)

繰り返しですが、「このようになる」という目標を設定するのではなく、そうしたいのであれば「このようになる”ために、これこれをする”」という形で目標設定をする必要があります。

もし、”ために、これこれをする”の部分が最初、わからない、ということであれば、
たとえば「このようになる”ために、どうすれば良いのか1月、2月で調べる”」とか
「このようになる”ために、調べたことを 6月で再確認する”」など、「調べる」「確認する」
というフェーズを目標に盛り込むことになります。

1年の目標なのに、どうして1月、2月、6月の内容が出てくるんだ…と思われるかもしれませんが
1年の目標も各月の目標も、実はそんなに粒度が大きく変わるものではありません。
なぜなら、1年は1ヶ月の12個分しかないからです。
一方で「このようになる」とあなたのwanna be(なりたいもの)を書き出すとき、
現状とはとても乖離したものを挙げる人が多いです。
乖離したものを挙げること自体は、問題ないことだと思います。
ですが、その差異がありすぎるあまり、現実離れした目標になると
とても毎日あなたが行動するときの指針にはなり得ない「絵に描いた餅」にならざるを得ません。

目標を作るにあたって、大切なのは「wanna be」と今の自分を結びつける行動です。

その点について、もう少し掘り下げて明日、お伝えします。