たいせつなことを継続するための7つの方法

継続できることを強みと捉える、というお話をした直後なんですが
実際、タイトルのとおりなんですよね。
続けることそれ自体が難しい。

今日から毎日筋トレをします!腕立て100回!!

と宣言しても、

あぁ今日はとても眠い眠い明日から。
ぐは今日は腕立てどころじゃない、呑んで帰って、気づいたら寝てた…
ちょっと風邪気味かもしんどい、今日はやめておこう
憧れのあの子から急なデートのお誘いが、筋トレどころじゃない

いろんな影響を受けて、ついつい先延ばしにしてしまうこともありますよね。
そんなとき、自分の意思力の弱さを嘆きたくなるのはわかります。

しかし、大切なのは「継続」することです。
意思力が強ければ、いまごろ、私は、あなたは、すでに勇者になっています。

意思力の強い・弱いは関係なく、
継続するための仕組みを、試行錯誤して作り上げていくのがレベル0のやり方です。

自分にあった方法を一つ、あるいは複数選んで、しぶとく工夫していきましょう。

1. 周囲の人に宣言する

周囲の人に選言することで、厳しいツッコミを受ける確率が高まります。
まだやってない状態で、ツッコミを受けたら「後で」と思わず
その場で直ちにやることがたいせつです。

2. 一日のうちできるだけ早い時間に片付ける

アサ起きてできれば最初にやることを「継続すること」の時間に充てるのも一つです。
一日のうち、もっとも重要なことを最初にやってしまおう、ということです。

わたしは、午前中のうちに、重要な作業を片付けてしまうタイプです。

アサ、これをやってしまえば、あとは自由な時間が待っています。

3. ルーティンの中でやってしまう

通勤時間など、毎日かならずある時間帯、しかも
他人から干渉されにくい時間帯を使って実行する、という方法です。

ただ、通勤時間の中で「腕立て」だと実行しづらいですね。
空気イス、とか、つり革を使ったけんすい(!)とか、
実行する項目を選ぶ、あるいは変更する必要があります。

4. やることを定型化してしまう

たとえば「毎日30分時間をとって、ブログを書く」など、
初めての人にとっては抽象的ですこしハードルが高い場合には、
手順を明確にしてしまう方法も一つです。

「5分で調査する」
「1分でタイトルを決める」
「2分で流れを決める」
「15分で文章を書く」
「5分で推敲する」
「2分でサーバーに記事をアップして整形する」

のように手順を細分化して、その通りに遂行していくことも重要です。
このとき大切なのが、「1分たったけどタイトル決まらない…」と引き延ばすのではなく
1分でタイトルを強引にでも決めてしまう、後戻りしないことです。
(この例では、推敲フェーズ、整形フェーズで修正のチャンスはあります)

また、どうしても↑の時間配分ではムリだ、という場合は、
毎日ではなく定期的に(毎週日曜日、など)時間配分を見直しながら
自分にとって最適な時間配分を試行錯誤して、探していきましょう。

5. あれもこれも「継続」しないようにする。

毎日、あれもこれもとたくさん継続するよりも、1つだけ、これだけは継続する、と
決めるほうがカンタンです。

手は2本しかないので、同時に持てるのは2つまで、です。
時間も有限ですので、できることは限られます。
たいせつなことだけを「継続」させましょう

本当にたいせつなことは何か、自分と相談しながら決める必要があります。

6. “お祭り案件” は受けない、時間を限定する

「継続」すべき、優先順位の高い内容なんですが
その優先順位を身だそうとする人たちが、周囲に居ませんか?
彼らは突然、優先順位の高い、あるいは優先順位は低いですが緊急度の高い案件を
こちらの事情も顧みずに、気安くポンポン投げつけてくれます。

断ったらイヤな顔される一方で、引き受けてもお礼を言われるくらいで
とくに後々になって、「ああ、これをやっていて良かった」と思うことはあまりありません。

こういう案件を、わたしは“お祭り案件”と呼んでいます。

そんなものに人生をかき乱されるのはもうやめましょう。

“お祭り案件” を最優先に対応したら、いつのまにか時間だけが過ぎ去って
でも手元にはなにも残っていない、そういう状況になることうけあいです。

“お祭り案件” は受けない、または限られた時間で済ませるようにしましょう。

7. 次の日に繰り越さない

仮に、あなたが今日 腕立て100回 できなかったとします。
明日腕立て200回やろう、としますが。。。
明日になったら、できません。体力が続きません。
その次の日 300回やろう、としますが。。。時間がありません。できません。

今日この腕立て100回ができなかったらもう、
明日には繰り越さない、巻き返しもしない、と決めてしまいましょう。

そのように割り切ることで、今日の案件の貴重さがわかると思います。
今日できなければもう、やる機会がないんですよね。

今日の腕立て100回を、明日は代わりにできないんです。
明日は明日の腕立て100回があるんです。かけがえのない腕立て100回です。
そう思うと、今日の腕立て100回は重要ですよね。 ( 重要ですよね?? )

いかがでしたか。
もちろんたいせつなのは「絶対にやります」という意思ではありますが、
時間は有限ですし、体調が優れず、結局できないこともあります。

そのために、仕組みを整えて強制的に実行できるようにすることがたいせつです。

努力は毎日しなければいけないですが、毎日仕組みを作る必要はありません。
そして、一度作った仕組みは、あなたを毎日助けてくれます

もしかしたら、そのような仕組みを面倒くさがらずに整えることができるかどうか、が
「継続」するためのもっとも重要な要因なのかもしれません。

継続して蓄積できることを強みにしてみる

ビジネス書とかでSWOT分析って、でてきますよね。

企業の 強み(Strength) / 弱み(Weakness) / 機会(Opportunity) / 脅威(Threat) をそれぞれ分析して、

強みを機会にぶつける。
弱みが脅威にぶつからないように回避する。

その方法を検討するのが戦略策定っていうアレ、ですね。
経営戦略にも競争戦略にもよくつかうフレームです。

中でももっとも意識したほうがいいのが「強み」で、これはお金を生み出す源泉だよ、っていう
話しは、よくビジネス書とかで出てくる内容なんだと思います。

これを個人とかにあてはめたとき

強みってなんやろ。

ないですよ。

っていう方が結構いらっしゃいます。

いろんな観点で出してみると良いんだと思うんですね。
たとえば「絵が上手い」「マンガが描ける」とかって、最近のブログやSNS文化の中では
結構な強みになると思うんです。

ぱっとみの情報量も多くて、わかりやすい
個性も反映される

わたしにはそういうウデもないので、いいなーって憧れます。

こういう、一目でみて「価値がある」とわかる強みがあるのはすごいですよね。

強みが見つからないんだ、という方に、一つ、ヒントをあげます。

それは、「続けられること」という観点で探してみる、ということです。
逆に、「続けられない」場合は「強み」としてピックアップしづらいと思います。
なぜか。やがてそれは「強み」とは言えなくなる可能性がでてくるからです。

「強み」は “生かす” と同時に “蓄積” するものでもあります。
圧倒的に蓄積すれば、他の人にはもうとてもマネのできない「強み」になります。

正直、今からピアノを弾こうとは思いませんが、

  • 小学生のときピアノの天才と謳われてめちゃめちゃ上手かったけど、その後20年全く弾いていない、ブランクがある人
  • 小学校の時から芽はでてなかったけど、20年間ずっと楽しんで毎日ピアノを数時間練習してる人

後者のほうが、私は味があってすごいピアニストなのではないか、と思います。
少なくともビジネスでは、お金になるのは後者のタイプです。

ない、ってことでしたらこれから、でいいんです。
明日から、じゃなくて今から、
「これ」と決めて、それを毎日少しずつでも続けていきましょう。

凡人が天才に勝てる可能性があるとしたら、これなんだと思うんです。

「お金」と「ビジネス失敗」の密接すぎる関係

さて、いままでの「お金」についてのお話、ご参考になりましたでしょうか。
これまで「ステージ1」だった方が、じっくり「ステージ2」そして「ステージ3」へ、
ステップアップするように本気で取り組むと、
2年間で100万円くらいなら十分貯められるくらいの貯蓄ができると思います。
また、質素をベースとして「節制」や「自分の自由になるお金・ならないお金」の区別についても
できるようになってくると思います。

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お金のステージ、の話(概要)

お金のステージについての話です。

これはお金に関するセミナーや、 多くの成功者の、お金の使い方に関する著述を確認して、確信を得た方法です。

なお、ほとんどの成功者は、自分の今のお金の使い方や、お金に関する哲学が最も優れている と、思っていて、それを近道だから、と皆さんにもオススメします。

もっと具体的に言いましょう。

とくに皆さんの目にする「お金の使い方に関する著述」は 主に「貯蓄の方法」か、あるいは「投資の方法」や、 「ビジネスで成功するための自己投資」といった内容ではないでしょうか。

主に「貯蓄の方法」では、このようなことが言われます。

「とにかく貯める」 「一定額を貯蓄して、使わないようにする」

一方で、「投資の方法」や「自己投資」については

「投資しないことが一番のリスク」 「自己投資した額に関しては、必ず自分に返ってくる」

こんなことが言われますね。 「お金のステージ、の話(概要)」の続きを読む…

レベル0のお金の使い方、管理方法

レベル0のお金の管理(お金の使い方)の概要について、お話します。

今回は、誤解を恐れず、結論だけをお伝えします。
お金とはどういう位置づけなのか、など、お伝えしなければならない非常に大切なことよりも先に、
この話をしなければならない点について、ご容赦ください。

その人それぞれのステージにあわせた、お金の使い方をする必要があります。

たとえば、「常に何らかの借金がある。返済したと思ってもまた遊んだり、自己投資だーなどという名目でまた借金して、結果、いつも借金だらけである」というような方には
「何が何でも借金を返して、(たとえば)3ヶ月無収入でも生活できるだけの貯蓄」をすることをオススメします。

こういう方には、貯金せよ、と言わなければならないのです。

しかし、
常に貯金することばかりを考えている。手元には半年は無収入でも生活できるだけの貯蓄がある。
でも、服はユ○○ロの3年前くらいに買ったヨレヨレのものばかりを着ている。当然、周囲の人からはあまり評価されていない。
その状況で、さらに今まで通り、貯金をすることばかりを考えている、という場合。。。

こんな人には「(有効に)お金を使いなさい」と言わなければならないのです。

相手によって言うべき事を変えなければいけないわけですね。

そういう点を考えると、
「この方法はどんな人にも当てはまる魔法のお金儲けの方法なんです」
なんて、方法はないわけです。その人の身の丈にあった方法で、貯蓄・または投資をしなければならない。

借金漬けの人に(自己)投資せよ、なんて言っても感情の波に飲まれてブレてしまい
効果的な(自己)投資にならない事例は、枚挙にいとまがありません。

あなたは、自分の「お金のステージ」に応じた方法で、しっかりとお金を管理する必要があります。この点だけは押さえておいてください。

次回は、お金のステージ、についてお話します。

ビジネスレベル0を実践する4ステップ

ビジネスレベル0を学ぶためのステップは、次のとおり

  1. 「やろう」とする項目を決める
  2. 決めた項目を手帳やスマホなど、常に読み返せるところに書き込む
  3. 決めた項目をやってみる
  4. 定期的に(1時間、半日、1日、1週間、など)項目を読み返して、できているかチェックする

実際に「やろう」と決めてやってみると、できていないことに気づく、というのが学びの道になります。「できていなくて当たり前」の状態では、「できていないこと」に気づくことはできないわけです。

表現がわるいのですが、

たとえば、ゴミ屋敷に住んでいる人は、この状態が普通なので、
「まぁ確かに汚い部屋かもしれないけれど、まぁいいじゃん」と思っています。

しかし、一流ホテルのように清潔な部屋にすんでいる人がその部屋を見ると
「こんな汚い部屋には、入りたくない。」と思うわけです。

残念ながら、このステップをしっかり、繰り返し(何度もくじけながら)実行していくしか
ビジネスレベル0を身につける方法はありません。

このステップは、よく「 左利きを右利きに修正する 」(あるいはその逆)とおなじだとたとえられます。くりかえすしか道がない、ということです。

なお、多くのケースで、「実践できるように仕組み化する」という選択をすることができます。
これが実は、ビジネスレベル0を習得する近道です。

仕組み化することで自らの習慣にして、
できることが当たり前の状況にする方法についても、都度解説していきます。

ビジネスレベル0とはどうやって学ぶのか

すこしずつ繰り返しながら、地道に実践していくしかない、というのが現実です。

このブログを読んで、「あ、これ大事だよね」と理解して、
すぐにその内容を実行できる、というのが理想なのですが……

残念ながら、そのような方は居ません。
なお、実行できる場合、次の2パターンのうちいずれかです。

  1. その項目は、すでに以前から気をつけていて、改善しようとしていたものである
  2. その項目はある程度できている「つもり」であるが、第三者から見れば「できている」とはとても言いづらい

また、実行しない状況としては、「そんなことはわかっている」と思っていても、
「だけど、いまの私には、やる必要がない」と思ってやらない、というものがあります。
(本当にやる必要がない場合もあります。そのときは適宜、その点について解説します)

いずれにせよ、「やる」と決めて、学ばないと学べない、やっかいなのが「ビジネスレベル0」なわけです。

ビジネスレベル0とは何か

カンタンにいえば「ビジネス以前のこと」です
人として当たり前のこと、と言っても良いかもしれません。

世の中にカンペキな人は居ません。
当たり前のことがすべて出来ている人は、ほとんど居ない
(1人も居ない、と言っても過言ではない)というのが実情です。

人として当たり前のこと、と言われる内容に関しては
実は、私たちの欲望と相反することが多いわけです。

たとえば、
朝、睡眠不足で眠い。
そんな状況でも、 会社員のあなたは、しっかりと起きて、最寄り駅へと向かいます。

そして、ラッシュのひどい電車に乗りたい、と思う人は少ないわけですが
しっかりとその電車に乗って、人混みにもまれながら、会社へとたどり着きます。

もちろん、それをやらないと、会社には遅刻してしまいますよね。
ヘタをすれば職を失う、といった明確なデメリットがあります。
この場合、しっかりと実践するでしょう。

でも、明確なデメリットがなければ、どうでしょう。

…実は、ビジネスでは、「明確なデメリット」を示されることは、少ないのです。

基本的には、各人の価値観の問題ですので、「やらなければ儲からないだけ」。
それは個人の自由ですし、人の価値観を曲げてまで、言うべきことではないのです。

このような「ビジネス以前のこと」について、 このブログでは「お金」「行動指針」「実行」などのカテゴリに分けて都度書いています。

なぜ、ビジネスレベル0の学習が必要なのか

ビジネスを行なうにあたって、 「そんなこと、ビジネス以前の問題でしょ」という粒度で、 必要なことは非常に多いわけです。

それが出来ていない場合、
たとえば、ビジネス書に書いていることが実行できなかったり、 ビジネスをやっているつもりなのに、全然結果がでなかったり……
といった状態に陥っている人が多いです。

ビジネス書は、ビジネスレベル0の内容が十分に出来ている人に向けて書かれています。
それも出来ていない人には、ビジネス書を読んでも活かすことが出来ません。
読んで「ああ、そういうこともあるね」で終了、という感じですね。

そのため、多くのビジネス書を読んでいる勉強熱心な方でも、
ビジネスでは結果が出せない、 という方も結構な割合でいらっしゃいます。これが現実です。

このような方々に必要な内容こそが、「ビジネスレベル0」なのです。

なぜ、ビジネスレベル0の内容を誰も知らないのか、というと そのような内容がまとまった形で公開されていないから、です。

なぜ、誰も公開しないのか、というと…

・基本的に当たり前のことなので、自分は出来ている、と思っている
・または「大切なことだとわかっているが、自分はこれをやる必要がない」と思っている
・または「そこまでする必要はないだろう」と思っている
・本に書いても「当たり前のことしか書いていない」と批判され、読者の満足が得られないし、売れない
・できていないことがほとんどなので、自分を否定・批判された気がする。誰も読みたがらない
・だれも読みたがらない内容をあえて書く(わたしのように)奇特な人は少ない

そりゃ、誰もこんなことを書こうなんて、思いませんよね。

ビジネスレベル0の内容は、いわば「基礎にして初歩にあらず」です。

繰り返しになりますが、 すでに出来ていると思っても出来ていなかったり、ふとしたことでブレてしまうことも多いわけです。
私自身が内容を随時読み返して、ブレないようにする、という意図も含めて、このブログを書いています。

短いお時間でも、おつきあいいただけるとうれしいです。