継続できることを強みと捉える、というお話をした直後なんですが
実際、タイトルのとおりなんですよね。
続けることそれ自体が難しい。
今日から毎日筋トレをします!腕立て100回!!
と宣言しても、
あぁ今日はとても眠い眠い明日から。
ぐは今日は腕立てどころじゃない、呑んで帰って、気づいたら寝てた…
ちょっと風邪気味かもしんどい、今日はやめておこう
憧れのあの子から急なデートのお誘いが、筋トレどころじゃない
いろんな影響を受けて、ついつい先延ばしにしてしまうこともありますよね。
そんなとき、自分の意思力の弱さを嘆きたくなるのはわかります。
しかし、大切なのは「継続」することです。
意思力が強ければ、いまごろ、私は、あなたは、すでに勇者になっています。
意思力の強い・弱いは関係なく、
継続するための仕組みを、試行錯誤して作り上げていくのがレベル0のやり方です。
自分にあった方法を一つ、あるいは複数選んで、しぶとく工夫していきましょう。
1. 周囲の人に宣言する
周囲の人に選言することで、厳しいツッコミを受ける確率が高まります。
まだやってない状態で、ツッコミを受けたら「後で」と思わず
その場で直ちにやることがたいせつです。
2. 一日のうちできるだけ早い時間に片付ける
アサ起きてできれば最初にやることを「継続すること」の時間に充てるのも一つです。
一日のうち、もっとも重要なことを最初にやってしまおう、ということです。
わたしは、午前中のうちに、重要な作業を片付けてしまうタイプです。
アサ、これをやってしまえば、あとは自由な時間が待っています。
3. ルーティンの中でやってしまう
通勤時間など、毎日かならずある時間帯、しかも
他人から干渉されにくい時間帯を使って実行する、という方法です。
ただ、通勤時間の中で「腕立て」だと実行しづらいですね。
空気イス、とか、つり革を使ったけんすい(!)とか、
実行する項目を選ぶ、あるいは変更する必要があります。
4. やることを定型化してしまう
たとえば「毎日30分時間をとって、ブログを書く」など、
初めての人にとっては抽象的ですこしハードルが高い場合には、
手順を明確にしてしまう方法も一つです。
「5分で調査する」
「1分でタイトルを決める」
「2分で流れを決める」
「15分で文章を書く」
「5分で推敲する」
「2分でサーバーに記事をアップして整形する」
のように手順を細分化して、その通りに遂行していくことも重要です。
このとき大切なのが、「1分たったけどタイトル決まらない…」と引き延ばすのではなく
1分でタイトルを強引にでも決めてしまう、後戻りしないことです。
(この例では、推敲フェーズ、整形フェーズで修正のチャンスはあります)
また、どうしても↑の時間配分ではムリだ、という場合は、
毎日ではなく定期的に(毎週日曜日、など)時間配分を見直しながら
自分にとって最適な時間配分を試行錯誤して、探していきましょう。
5. あれもこれも「継続」しないようにする。
毎日、あれもこれもとたくさん継続するよりも、1つだけ、これだけは継続する、と
決めるほうがカンタンです。
手は2本しかないので、同時に持てるのは2つまで、です。
時間も有限ですので、できることは限られます。
たいせつなことだけを「継続」させましょう
本当にたいせつなことは何か、自分と相談しながら決める必要があります。
6. “お祭り案件” は受けない、時間を限定する
「継続」すべき、優先順位の高い内容なんですが
その優先順位を身だそうとする人たちが、周囲に居ませんか?
彼らは突然、優先順位の高い、あるいは優先順位は低いですが緊急度の高い案件を
こちらの事情も顧みずに、気安くポンポン投げつけてくれます。
断ったらイヤな顔される一方で、引き受けてもお礼を言われるくらいで
とくに後々になって、「ああ、これをやっていて良かった」と思うことはあまりありません。
こういう案件を、わたしは“お祭り案件”と呼んでいます。
そんなものに人生をかき乱されるのはもうやめましょう。
“お祭り案件” を最優先に対応したら、いつのまにか時間だけが過ぎ去って
でも手元にはなにも残っていない、そういう状況になることうけあいです。
“お祭り案件” は受けない、または限られた時間で済ませるようにしましょう。
7. 次の日に繰り越さない
仮に、あなたが今日 腕立て100回 できなかったとします。
明日腕立て200回やろう、としますが。。。
明日になったら、できません。体力が続きません。
その次の日 300回やろう、としますが。。。時間がありません。できません。
今日この腕立て100回ができなかったらもう、
明日には繰り越さない、巻き返しもしない、と決めてしまいましょう。
そのように割り切ることで、今日の案件の貴重さがわかると思います。
今日できなければもう、やる機会がないんですよね。
今日の腕立て100回を、明日は代わりにできないんです。
明日は明日の腕立て100回があるんです。かけがえのない腕立て100回です。
そう思うと、今日の腕立て100回は重要ですよね。 ( 重要ですよね?? )
いかがでしたか。
もちろんたいせつなのは「絶対にやります」という意思ではありますが、
時間は有限ですし、体調が優れず、結局できないこともあります。
そのために、仕組みを整えて強制的に実行できるようにすることがたいせつです。
努力は毎日しなければいけないですが、毎日仕組みを作る必要はありません。
そして、一度作った仕組みは、あなたを毎日助けてくれます。
もしかしたら、そのような仕組みを面倒くさがらずに整えることができるかどうか、が
「継続」するためのもっとも重要な要因なのかもしれません。