人生で「将来何かを成し遂げる」なら知っておきたい3つのこと

前回のお話で、「細々と長い間人生を楽しむ」ことは
実は我々レベル0の庶民には向いてなくて、しっかりとした蓄えのある人などでないと
安心してできない戦略であることをお伝えしました。

安定させるというのは簡単なことのように思えて、実はいろんなリスクを考えると
長期的にみて難しいことになる、ということですね。

それよりも、少しずつ環境は変わりながらでも、なにかを追い求め、追求しながら
成長していく戦略のほうが、じつは実行しやすい、ということになります。

たとえるなら 1,000年 もつような頑丈な建物を作ってしまうよりも、
20年くらいの耐用年数の建物を改修、修正しながら使っていくほうが
やりやすい、っていうことなのかもしれないです。

西洋の建物は石造りで重厚ですが、大きな災害があると壊れてしまいます。
日本の建物は木でできていますが、内部の柱などを定期的に交換しながら、
結局数百年前の姿を留めることができているわけで、それに近い発想なのかもしれません。

今回は「将来何かを成し遂げる」ための戦略についてお伝えします。
この3つのポイントを徹底して守ることで、逆説的に思えますが肉体的、精神的な満足も大きくなります。

1. 質より量が重要
2. 一時的に集中する
3. スクラップアンドビルドに慣れる

1. 質より量が重要

質を追求するあまり、何も手がつかないまま一生が終わってしまった、
一生「準備中」症候群を避ける必要があります。

いつかオレは大きな事を成し遂げるぞ。今はそのための準備をしているんだ

と言いながらもはや10年、20年が経過している人があまりに多いんじゃないかと思います。

大切なことは完成させて公開することですね。
この駄文のように(笑)、クオリティは底辺でもいいので
数をたくさん作って、すべて公開することが大切になります。

なにかを作れば、かならず「次はこうやってみよう」と新しいトライアルに結びつきます。
まったく作らなければ、それこそ改善すべき点さえ何も出てきません
作った上で、それを改善させていく、というアプローチを意識していくと
成長が早いです。

2. 一時的に集中する

毎日30分だけ使って何かを成し遂げよう、とする場合、
クリエイティブな作業の積み重ねというよりも、単調な作業の繰り返しによって
積み上げていく形になると思います。

実行フェーズは細切れでもいのですが、クリエイティブなフェーズでは
まとまった時間で一気に集中してコンセプトや作業手順などをまとめてしまうと
そのあとの実作業がすごく効率的になると思います。

集中するためには一人の時間も必要ですし、
集中するための空間も必要です。

たとえば私の場合、近所のドトールで
クリエイティブな内容は3時間くらいでまとめ上げ、
実際の作業は細切れの時間を使って積み上げていく、というケースがほとんどです。

このような時間・空間は人によって違うと思いますし、私も
もっと良い方法があればそれを取り入れていく事と思います。

時間管理のノウハウを駆使して、できるだけまとまった時間を確保して
クリエイティブな作業を行なう、という習慣を作るようにしてみましょう。

3. スクラップアンドビルドに慣れる

自分で作ったものには、やっぱり思い入れが出てきますよね。
苦労すればするほど、その思い入れの具合も相応に大きくなってきます。
まず最初に作ったプログラムがハードディスクの片隅に眠っていたり、
紙粘土などでクラフトをする方でしたら、最初に作った作品を
残しておいたりする人も多いと思います。

そういう思い出は、あるにこしたことはありませんが、
それにこだわって次の作品が作れない、ということだと困ります。

作ったら、壊してまた新しくイチから作り上げる、それに慣れてしまうと
何かを作ることなんて、毎日の歯磨きよりも簡単になりますよ。
お風呂に入るより作品を作り上げるハードルが低くなるかもしれませんね。

新しく何かをつくるハードルを極限まで低くして、日常の生活の一部にしてしまうことで
おのずと新しいものごとをどんどん無意識に生み出せるようになります。

そうしていくと、ふと「ああ、こういうのも面白いかもしれない」
アイデアが湧き出しますが、多くの人はそれを形にできません。
アイデアを形にするまでに超えられない壁があります。
それを私たちはやすやすと、乗り越えることができてアイデアを具現化できるわけです。

アイデアは思っているだけでは意味ありません。
なにか発明があったとき「あーそれ、オレも考えてたんだよな」と思うことはありますが
形にして公開しないことには、そのアイデアは無価値です。
形にして公開することではじめて、アイデアは生きてきます。

そのようにして、どんどん新しいモノを作り上げていく人になると、
もはや「維持すること」なんて考えなくてもいいですよね。

これがレベル0のわれわれ凡人がめざす人生戦略です。

明日はこれを実現するための仕組みについて、お話します。

人生を「細々とでも長い間、楽しむ」ことに徹するなら知っておきたい3つのこと

前回のお話で、人生を「リソースの配分ゲーム」という観点で捉えると、
目的ごとに戦略が変わってくる点をお伝えしました。

「より長い間、楽しむ」には「極力ムリをしない」という戦略に、
「将来なにかする」であれば、「準備のためのリソース確保」と「正しくリソースを投下する」の
2つの戦略に、それぞれ帰結する、ということでした。

今日はそのうち「より長い間、楽しむ」(「極力ムリをしない戦略」) について、お伝えします。

より長い間楽しむには、できる限りストレスを感じることなく、
日々体調などにも気をつけながら、ムリをせず健康的な日々を過ごすことがポイントになります。

もちろん、企業などにお勤めの方であれば仕事などで日々ストレスを抱えることはあると思います。
その発散についても、大酒を呑む、ギャンブルをする、といったことはなく
ジョギングや映画鑑賞などで簡単に、その日のうちにストレスを取り去ってしまうほうが
良いですね。

「より長い間楽しむ」ためには、この3つのポイントを徹底して守る必要があります。

1. 欲をかかないよう徹底する
2. 多くを望まず粛々と日々を楽しむことができる仕組みを作っておく
3. リスクが存在することを知っておく

1. 欲をかかないよう徹底する

人間ですので、日々かすかな楽しみに浸っている状態になると、さらなる欲がでてくることもあります。

たとえば、成功者と言われている人たちと比較して、思うように人生が上手くいっていない
こじんまりとまとまってしまっている、そういう現状に軽くいらだちを憶える可能性も否定できません。

しかし、この戦略は「多くを望まない」ことが重要です。
焦らない、あくまでこじんまりと生きることを決めたわけですから、それを守ります。
ここを重点的に守ることが、この戦略の鍵です。
言い換えると「足るを知る」を徹底することになります。

2. 多くを望まず粛々と日々を楽しむことができる仕組みを作っておく

より長い間、楽しむ人生にするには「足るを知る」だけでは不十分で、
自分が日々楽しんでいること以外の楽しみから「遠ざかる」必要があります。

人間ですから、生きているといろんな誘惑などがあります。
テレビ上では近くのエリアの豪華ランチの情報や、
豪華客船の情報、セレブ旅行の様子や海外セレブの生活、芸能人の豪遊など
季節でいえば豪華おせちやクリスマスディナーなど、たくさんの情報が
連日公開されています。

「去年買った服を今年も着よう」と思っていてもファッション雑誌を見ると
すでにそれは時代遅れだと引導を渡す、数々の情報が流れています。

もちろんSNS上でもそのような意見は出回ることでしょう。

そのような、新しい価値観をあなたにぶつけてくる相手からは
“敬して遠ざかる” ことが、あなたの日々のささやかな楽しみを守り抜くポイントになります。

具体的には、こんな感じになると思います。

・情報収集先は限定する
・新しい出会いを極限まで減らす
・自分の空間、時間をしっかりと確保する

3. リスクが存在することを知っておく

じつは「長い間楽しむ」ことをしない人が多いのは、この「リスク」を
潜在的に感じ取っているから、だと言えます。

そのリスクとは、
「欲をかかないようにして細々と日々楽しくすごしていたとしても、
急激な環境の変化などによって、今の満足する生活が壊されてしまうかもしれない」
というものです。

そして、今の生活が壊れてしまうと、
蓄えがある程度なければ、そのまま立ち直れない状態がずっと続いていきます。

つまり、「少しでも長く細々とささやかな楽しみを糧に生きる」という生活は
「壊されてしまうかも」という薄氷の上をすこしずつ歩んでいく生活にほかならない、ということですね。

このリスクを一度でも感知すると、とても「少しでも長く細々とささやかな楽しみを糧に生きる」という生活を
安心して続けることはできない、と思います。
蓄えがなければ、そのインパクトが大きいですからね。
そういうときに備えて、保険に加入したり、自分で蓄えをすこしずつ作っていったり、する必要があります。

ただ、保険や貯蓄でまかないきれるわけではないので、
基本的には「壊されない」ように仕組みを整えたうえで
細々と楽しく生きていく、という選択肢を選んでいきます。

それだけの仕組みを整えるのはハードルが高いので、
結局のところ「だれでもできる戦略」ということではなく、
贅沢な戦略なんだと思います。

つまり、結局のところ、凡人であるレベル0の我々がこの戦略を実行するのは
自分の周りの状況に盲目的になっているときだけ、であり
あまり優れた戦略とはいえないと個人的には思っています。

ですので、
「将来なにかするため」に
「準備のためのリソース確保」そして「準備に正しくリソースを投下する」という
人生戦略を選択することを、わたし個人的には推奨します。

明日はその戦略と、それを実行するための仕組み作りについてお伝えします。

頑張る、とはリソースを投入すること

ちょっと、皆さんの生活をそのまま「ゲーム」だと仮定してみます。

前回の投稿でお伝えしましたように、
結局のところ「がんばろう」というのは「リソースを投入しよう」ということになるわけですね。
リソースとは資源、です。

リソースは、経営用語になるのかもしれないですね。
会社でいえば「人/モノ/カネ」になります。
個人でいえばこの場合は、「時間/体力・集中力/金品」ってことになると思います。
有限で、しかも、それを使うことでいろんなことができる、というものです。

皆さんが持っている、時間も、体力・集中力も、お金もそれぞれ有限だと思いますし
それを、1日24時間生きているなかで、どれに費やすのか、というのが「生き方」っていうことになりますかね。

「いつもの電車の時間に間に合わないから、と頑張って走った」、という場合、
これは「いつもの電車に乗るために体力を投入した」、といえますし
「頑張って仕事した」というのはあなたの時間と体力・集中力を仕事に投入した、といえます。
体力や集中力は寝たり休憩したら回復しますし、
定職についてらっしゃる方は月給というかたちでお金も回復、補充されるわけです。
そして時間については皆さん平等に24時間が毎日与えられる、と。

そういうルールの中で、みなさんは、より長い間楽しむため、
あるいは将来何かをするために、あるいは今の一瞬をよりたくさん楽しむために
それぞれ何かにリソースを投入しているわけです。
何もしない、というのも単純に時間を「何もしない」に投入していることになりますかね。

さて、そういうルールで、あなたというプレーヤーはどういう活動をして、楽しんでいるのか、
ということになりますが…

このブログの読者さんであれば、きっと「より長い間楽しむ」または
「将来何かをする」という設定でゲームを楽しまれている方が多いんじゃないかと思うわけです。
今の一瞬をたくさん楽しむため、ということならこのブログは見ないで、
直ちに行動に移した方が良いです。

たとえば「より長い間、楽しむため」ということであれば
リソースを少しずつ使いながら、お金は蓄える(というリソースの投下)ことにして、
自分をいろいろメンテナンスしながら生活していくことに「時間」を費やしていくことに
なるんだと考えます。

体力や集中力は蓄えが効かないので、ムリしない範囲でメンテしたり、
体力や集中力は使うと鍛えられてすこしずつ増えていきますけど、
無茶すると立ち上がれなくなるので適度に、使っていくようにするのが良いんだと思います。

ここでのキー戦略は「極力ムリをしない」ということになるでしょう。

一方、「将来何かをする」には、
その準備のためにより多くのリソースを投下する、
それ以外のことには最小限の努力に留める、そうしながら将来の、
来たるべき時に備える、ということになるでしょう。

つまり、ここでのキー戦略は「準備のためのリソース確保」と「正しくリソースを投下する」
という2つになるんじゃないでしょうか。

ここで出てきた戦略
「極力ムリをしない」、「準備のためのリソース確保」そして「正しくリソースを投下する」
これらの遂行の際は、仕組みを作っておくことで気軽に、効率良く、実行することができます。

それぞれの戦略で、リソースの確保・リソースの投入を効率よく行なうための方法については、また後日お伝えします。

頑張って解決するのは良いことなのか

今週のお話は、すこし極端なように感じる方もいるかもしれません。あくまで、こういう考え方もあるんだなと距離を置いて、聞いていただければ幸いです。

「がんばる」という言葉は、よく使います。たいていは良い意味で使います。
仕事がんばろう、とか、がんばろう日本、とか、いろんなケースで使われていますよね。

でも、おかしいと思いませんか。
人間、たいていラクがしたいものなんですよ。

仕事中に「ラクしよう」というと、同僚や上司から白い目で見られがちです。
なぜ、あまり良く思われないのでしょうね。考えたこと、ありますか?

・ラクをする、ということが怠惰、自堕落な生活、というイメージと直結してしまう
・ラクをする、というのが「サボっている」という連想になってしまう
・ラクをする=悪、こっちは頑張って働いてるんだから、おまえも頑張って働け!と精神論に流れてしまう

こんな具合でしょうか。

でも、みんな、本音はラクをしたいと思っているんですよね。
だから、本当はラクをしたほうがいいんですよ。

ムダなことはしない方が良い。するだけ時間の無駄、労力の無駄。
その無駄に使った労力や時間を、本当に頑張る必要があることに回して、
そっちに頑張るのであれば、非常に有益なんだと思うんです。
でも、頑張る必要がないことは、ラクして過ごせば良いんですよ。

仕事頑張ろう、というのが「本当に頑張る必要があることに頑張ろう」なら良いんですが、
たいていは「ムダな仕事をムダにやっておこう」という程度のものですし
とくに大企業の場合、やらなくても良いことが非常にたくさんある、と指摘する人もいますね。
「そのポジションがそもそもムダでしょ」っていうケースもあると思います。

ムダな会議や稟議の回覧とか、不要な役職とか、お役所の仕事のような
「ただ、それに従事している人を食わせてあげるためだけに存在する仕事」なんてのもありますよね。

収入印紙とか、もはやパソコンのファイルとして渡す場合には
不要なのに、紙の領収書だけ必要という、意味のない感じになっていますよね。

そんなもの、存在自体をなくせば収入印紙の発行とかその保管とかにかかるコストもなく、すっきりわかりやすくなって、それこそ社会としての効率・生産性が増えるとさえ思うんですが…
そこに存在する「利権」「お仕事」のためか、まだまだなくなる気配はありませんね。

その仕事がないほうが、全体的には生産性が高いと思えるのに、なぜか存在する仕事ってありますかね。
皆さんも考えてみると良いと思います。
組織、あるいは制度の面から見た場合、こういうムダなところに「頑張り」が働いていたりしますね。

でも、「頑張ろう」というのが、なぜ、良く思われるんでしょうね。

おそらく、「頑張る」ということが「上手くいく、努力が報われる」という連想をしているからだと思います。

ただ、残念な事実がありまして。
あなたがすごく頑張っていたとしも、必ずしも報われるとは限らないわけです。

皆さん報われない努力はしたくないでしょう?
ということは、努力してはならない、頑張ってはならないケースがある、ということを意味します。

たとえば、「上司が割り振った仕事なのだが、いまのままだと締め切りに間に合わない、
だから頑張って早く終わらせ、なんとか間に合った」というのも、「頑張ってはいけない」ケースなのかもしれません。

なぜか。本来は頑張らなくてもすむはずだったのに、
頑張ることによって問題が隠れてしまうケースがあるからです。
このケースでの問題は「上司の割り振りがヘタ」ってことです。
それが、あなたの頑張りによって、まんまと隠されてしまったわけです。

つまり、このケースでの、あなたの「頑張り」は、”組織のひずみ”を埋めるために存在していたことになります。
もちろん、それは一時的には良いことなんですが、根本の”ひずみ”はなくなりません。

もし、あなたの上司が「もっとがんばれ」と言ったとします。
それは「もっとオレが作ってしまっているひずみを隠してくれ」という構図なのかもしれませんね。

もっと大切なことはその”ひずみ”を直して、なくすことなんじゃないでしょうか。
そのために頑張るのであれば、非常に前向きな、生産的な努力なんだと思いますよね。

こういう「頑張る方向」について、意識してすごしてみると、
意外と面白いことがわかってきます。

「大切なもの」が間違ってたとしても、すぐ修正すればいいだけ

こうやって導き出した、あなたの「本当に大切なもの」ですが
5年後には、かなり高い確率で変わってしまっていると思います。

「本当に大切なもの」は人生をつうじて不変ではありません。
人によってそれぞれ違う、ということは、
あなたの環境が変わったり、人間として成長したり、その結果として
やっぱり、変わってくるのが当然なわけです。

ここで、”オール or ナッシング思考”の人はこんな発想をしてしまいます。

・どうせ変わってしまうのなら、べつに「大切なもの」なんて見つけなくて良くない?
・「大切なもの」が変わってしまうと、これまで積み上げたスキルなどの蓄積がなくなってしまいそうでイヤだ

でも、そんなことはありません。
あまり変わらない場合は、それまでの蓄積がある程度活用できるから、いいですよね。
ガラッと、大きく変わってしまう可能性はありますが、その場合でも、そこまで
築きあげてきた蓄積や人脈は、あたらしい「大切な物」を追求する役にたちます。

もっとも愚かなことは
「いままで、何の気もなくやってきたことが、
本当に偶然に、素晴らしい結果に結びつくといいな。。。」
というように、偶然うまくいくことを真剣に期待することですね。これは、やってはならないことです。

テレビで「激レアさん」ってありますよね。
ほんと、偶然に偶然が重なって、普通の人がすごい立場にまで上り詰めたりします。
すごいですよね、本当に。憧れたりしてしまいます。
でも、あれは「激レア」なケースなんですよ。
あなたは激レアですか?そういう意味であなたとは全然違う立場にあります。

たとえていえば、ダーツがあるとして、
目をつぶって、とくに狙わずにテキトーに矢を投げて、BULL(ど真ん中)に当たるような。
それ以上に確率としては低いんじゃないかと思います。
もちろん、たまたま、あるかもしれないですが、まあ普通は、ないですよね。
そういうレベルの出来事です。

つまり、平々凡々な私たち、レベル0の庶民にはとても、為せる所業じゃないわけです。
滅多に起きることがない出来事が、自分に起きると期待していても、
結局、いつまでたっても何も置きません。レベル0の庶民のままです。
もしかしたら庶民レベルよりもっとひどいかもしれない。
まったく勝ち目のないギャンブルですからね。

もっとも大切なことは
「あなたが大切にしているもの、求めたいものを”狙って”取りに行く」ことです。
その目標が変わったら、また、取りに行けば良いだけです。
それまで進んできたことが、きっと役に立ちます。
すくなくとも「“狙って”取りに行く」精度は、それまでよりも高くなっています

目標が変わったとしても、前よりも高い確率で、正確に狙いを定めることができます。
だから、目標変更を恐れず、どんどん狙って取りに行く」ことを忘れないようにしてほしいです。

自分の「大切にしていること」をあぶり出す3つの方法

時間管理であろうと、それ以外の「管理」であっても、そうなんですが
いわゆる「管理」の基本っていうのは
“「大切なこと」にリソースを投入して、それ以外のことには投入しない”
だと思っています。

つまり「管理」っていうのは大切なもの、目標に向けてリソースを集めることですね。
それ以外にも世間では大切なもの、というのはたくさんありますけど、
目標以外の方向にリソースを分散させてしまう、など、無駄な配分をしない、っていう
ニュアンスになると思います。
(メンテナンスなども当然「リソース」に含めています)

もちろん、「大切なこと」は状況、局面に応じて変わってきます。
その都度、管理職や経営者がそれを判断して、「大切なこと」にリソースを集中していくわけですね。

個人レベルでも、「自分にとって大切なこと」に時間や労力、費用をかけていく、
まったく大切ではないことには、時間も労力もお金もかけない、のが理想です。

では「自分にとって大切なこと」って何だろう、というのが今回のお話です。

平たくいえば「無人島に何か一つ持っていくとしたら?」ってことですかね。
そんなの自明ですよ、という人には、今回の記事はまったく関係がないものだと思います。

スティーブ・ジョブスの有名な言葉ですが、

もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていることをするだろうか

こんな言葉に感銘を受ける人は多いと思います。私もそうです。
でも、その言葉を自分に当てはめたとき、

じゃあ自分は、具体的になにをしたらいいんだろう??

という壁にぶち当たって、この言葉を自分の糧にすることはできず、結局忘れ去ってしまうしかない。
そういう人が読むと、もしかしたら価値があるかもしれない、という記事です。

自分にとって大切なことをあぶり出す方法は、こんな感じだと思います。

1. 日記をつける
2. 自分の理想とする人をSNSなどで見つけて、分析する
3. 思いついたものをとりあえず書き出して、暫定的に優先順位をつけてみる

1. 日記をつける

大切な点としては「誰にも読まれないと明確になっている」「素の自分が出せる」ようにして日記を書く、ということです。
毎日、自分が思ったそのままを書いていきます。それを繰り返すうちに、
自分についていろんなことがわかってきますよ。

自分がイヤだと思っていること
自分が憧れている人や理想な状態
ある出来事をうけて、自分がどういう反応をする傾向にあるのか
その反応は好ましいのか、そうではないのか
好ましくない場合はどういう風にしたいのか

そういう分析を繰り返していくうちに、あるとき、
ふと「ああ、自分はこういうことがしたいんだな」と腹に落ちる瞬間がでてきます。
短い人だと1ヶ月か2ヶ月くらい、長い人だと1年とか2年とか、書いていくと
だいたいそういう瞬間がわかってきます。

あと、このワークに限らず、日記を書くことは本当にオススメです。
日記を長く書いていると、自分の行動や思考のクセがある程度浮かび上がってきます。

敵を知り己を知れば100戦危うからず、という通りで、
自分の行動や思考の傾向を知ると、自己管理のスキルがだんだん上がってきます。
自己管理のスキル、というのは、
言い換えると、世の中がだんだん、生きやすくなってくる、っていう素晴らしいスキルです。

1日15分程度でいいんです。一日の自分の行動と、そのときの感情を思い返して、
日記に書き付けることをオススメします。

2. 自分の理想とする人をSNSなどで見つけて、分析する

これを読まれている方は、だいたい、だれか一人くらいは
「自分は、こういう人になりたいな」っていう人が、思いつくはずなんです。

真っ先に思いついたその人を、SNSやブログの記事や写真、
もし本を出版しているのならその本も含めて、じっくりインプットしながら、
その人の行動や、スキル、状態などを分析します。

あなたはその人の、どの部分に「こういう人になりたい」と思っているのか
分析しながら一つ一つ、検討していきます。

「こういう人になりたい」と自分が思う要素が、自分が「たいせつにしている」要素になります。

3. 思いついたものをとりあえず書き出して、暫定的に優先順位をつけてみる

「自分が大切にしているもの」は、永遠に同じわけではありません。
5年後には変わっていることがあります。
自分が成長していたり、環境が変わったりするので、それは仕方がないです。

だから、「変わる前提で、いま一番大切だと自覚しているものを決める」というのが
暫定的に「大切なもの」を決めるのにちょうど良い方法だったりします。
上の2つの方法でも「大切なもの」がわからない、というときには、この方法で決めることになります。

具体的には、A4くらいのノートや白紙に、いま自分が「いいなー」とか、「こういうことがしたいな」と、少しでも思っていることを片っ端から書き出します。

もしかしたら10個くらいしか出てこないかもしれませんが、100個書きます。
10個で妥協しないで、必ず100個書いてください。

10個しか出てこない、というときは仕方がないので、翌日にでもまたトライします。
そのとき、また白紙からやるのがポイントです。
なぜなら、前日に書いた10個と、その翌日に書いた10個が、
10個とも完全に同じになる可能性は低いからです。
そうやって、どんどん100個、書き出していきます。

もし、前日に書いた項目と今日書いた項目が10個とも全く同じ、
ということでしたら、その次の日もまっさらな状態で10個書きます。
それでも全く同じでしたら、その10個の項目を使います。
なぜなら、その10個はどれも、かなり大切なものである可能性が高いからです。

書き出したそのすべての項目を、総当たりで比較しながら優先順位をつけていきます。
つまり、一つの項目をピックアップして、それより大切なものはあるのか、
他の項目すべてと比較しながら、最終的に最も優先順位が高い物をピックアップします。
その項目が、あなたが今、いちばん大切にしているもの、ということです。

 

さらっと書いてしまいましたが、本当はそれぞれのワークの内容が濃いので、
実際は、「大切なもの」を何日もかけて見つけ出すことになります。

面倒くさいかもしれませんが、このプロセスはあなたが「大切なもの」を知るうえで
非常に重要なものです。かならずやってくださいね。
繰り返しになりますが、とくに日記を書くことをオススメします。

時間管理の基本は「大切なこと」を把握すること

一生懸命、時間管理術のノウハウを駆使して時間を作っても、
その作った時間でやっていることがとても、つまらないこと、であれば
実際に「時間管理術を使って時間を作り出す」ことに意味がないわけですよね。

時間を作っても作らなくても、つまらないことをしている点に変わりがないわけですから。

では、「重要なこと」と「そうでもない」ことの区別って何だろう、っていう疑問が出てきます。

たとえばこういうのって、全然重要じゃないよね、って私は思います。

・スマホでゲームする
・だらだらとSNSを眺める
・終電を逃したので始発までダラダラと呑みながら時間をすごす

かたや、こういうのって重要だろうなと私は思います。

・仕事関連の本を読む
・お客さんに会う
・家族との団らん

でも、私が「重要じゃない」と書いたことでも、人によってはとても重要だったり、
逆に、「重要だろう」と書いたことが、人によっては全然重要じゃない、単なる雑務だったりします。

この違いは何か、といえば、人それぞれが持っている「価値観」や「目標」が影響してきます。
つまり、私の価値観で「大切だ」と思っていることや、
自分のたてた目標の達成に貢献するものについては「重要」で
それに影響しないものは「重要じゃない」ってわけです。

逆に言えば、「1分1秒でも長くスマホでゲームをして上達することが重要」という価値観や
そういう目的を持っている人にとっては
「スマホでゲームをする」のは大切なことです。

SNS上で多くのフォロワー(?)さんを持つことを目標、価値観としている場合には
SNSから流れていることをダラダラ眺めるのは重要なリサーチになります。

また、終電を逃してでも一緒に呑みたい友人とは始発までどころか
ふたたび夜になるまで24時間呑んでいても、有益な時間になることうけあいです。

その「価値観」をきちんと知って、「目標」をどのように作ったら良いのか、ということなんですが。。。

いや、単純に「なりたいもの」「やりたいこと」を目標にしたらいいじゃん、と思うんですが
どうも、話しを聞いているとそうでもないようで。

実際、これについてもいろんな本が出ていますよね。
ビジネスレベル0では七つの習慣をベースに話しをすることが多いですが、
ここでは「終わりを思い描くことから始める」という事になっています。

「終わり」というのはあなたの「お葬式」の事ですね。

とはいえ、いつ死ぬかっていうのはホント、わからないので。。。
仮として、期間を区切るしかありません。

たとえば5年後があなたのお葬式、になるとします。
5年後が微妙なら3年後とか、2年後とかでもいいでしょう。

お葬式の場で、どういう言葉をかけられたいのか。
どういう人に葬式に来てもらいたいのか。
どういう葬式を思い描いているのか。豪華なのか質素なのか。
火葬なのか土葬なのか鳥葬なのか散骨するのか。
誰が喪主なのか。その喪主は自分のことをどう思っているのか。

そこを思い描くことから、はじめて行きます。
それが「価値観」ってことになりますね。

そして、

そういう最後にするにはどうすれば良いのか
いまからやるべきことは何なのか

それを「仕事」「趣味」「友人」「家族」「地域・コミュニティ」などなど、
あなたの現在の役割、という切り口で具体化していきます。
その具体化した内容が「目標」ということになります。

そういうフレームで、皆さんもぜひ「価値観」「目標」を具体化していけば、
自ずと「大切なこと」も決まってくるんじゃないかと思います。

とはいえ、そんな具体的な目標とかわかんないよ、という人もいます。
そんな先のこともわからないし、もちろん参列者も多ければ多いほどいいだろうし
べっぴんさんも来てもらいたいし、豪華なほうが質素な式よりも良いだろうし…
などなど。

そういう方は、実は自分の「価値観」がさっぱりわからなくなっているわけです。
日頃から、自分の意見を言えず周りに合わせてみたり、すごく優しいから
自分の考えを持ったとしても、それを押し殺して仲間の意見に同調したり。

そうこうしているうちに自分の考えや、価値観がなくなってしまう人が、
結構な割合でいらっしゃいます。

明日は、そういう人のために自分の「大切にしていること」をあぶり出す方法
お伝えします。

忙しいときこそ、ビジネスレベル0流の時間管理術が効果を発揮する

「時間管理術」について、たくさんの書籍やWebページの記事が出ていますよね。
バーティカル(垂直軸)の手帳に、それこそ15分ごと、10分単位で出来事を書き込んでいったり、
それをTODOリストのようにしてどんどんと実行していったり。

いわば、「1日に10できることがあるとしたら、それを11とか12、15とか、そういう風に増やす方法」ですね。
それはそれで非常に有用な事なんだと思います。

では、あなた、それを実行できていますか?
たぶん、できていないと思います。

仮に、できていたとします。
それで、あなたの生活は充実していますか?

なぜ、時間管理術をマスターしても、あなたの生活は充実しないのか。
時間管理術の本をいくら読んでも、あなたは常にいろんな雑務に追い立てられる生活が変わらない。
その理由はなにか、といえば、

くだらない、つまらない、
あなたの人生にはクソほどの役にも立たないことで
あなたのスケジュールを埋めてしまっているから

というわけです。

手帳を使って効率良く作業して、
空いた時間でどうでもいいSNSの閲覧してたり、
スキマ時間で安易にできるスマホゲームをしているとか

時間管理術を駆使してどうでもいい友人から誘われた
飲み会のスケジュールを、あなたの人生を左右する
重大な作業の枠を無理矢理融通して、前もって押さえてしまうとか

そんなことをやっている限り、あなたは永遠に
充実した人生をおくることはできないでしょうね。

もしかしたらあなたは自覚がないだけかもしれませんが、
この点は、以前の投稿でお伝えしました
「時間管理のマトリックス」に従って、あなたの先週行なったことを
分類していけばわかることです。

とくに、年末年始はすごくみなさん大人気、引く手あまたのお誘いがあることでしょう。
年賀状も書かないといけないし、
年末の作業もあるし、なにかと大変です。
そういうときこそ、時間管理のマトリックスによる分析が有効です。
分析のしがいがあります。

一度、閑散期に分類をしてみて、別の時に、
あらためて繁忙期にも分類をしてみると

実は第Ⅰ領域・第Ⅱ領域・第Ⅲ領域・第Ⅳ領域のそれぞれの時間の使い方が
あまり変わっていないことに気づくと思うんです。
せいぜい、第Ⅰ領域・第Ⅲ領域の内容がすこし増えたかな、というくらいで。

時間管理、蓄財の根本的な考え方は
「大切なものをもっとも大切にする」
ということです。
大切な作業をするための時間を最も先に確保すべきですし、安易に動かしたりするはずないですよね。
大切な蓄財はまず先に確保すべきですし、安易に融通するものではないですよね。
ある意味「大切な人との時間」「大切な人のお金」だと思ってみれば、そうそう簡単に動かせないことに気づくはずです。

人生は一つだけですから、大切なものが多すぎる、ということは何か本当は大切ではないことが
紛れ込んでいるんじゃないか、とそう思いませんか?

あなたの価値観に基づいて、大切なものを「最初に」「優先して」押さえていきましょう。
それに合わない予定は、そもそも「存在しない時間」ですから、都合がつけられないということです。パスしましょう。
あなたの価値観に基づいて、大切なものを真っ先に「購入」(蓄財)しましょう。
そうやってしまうとお金が足りなくなるなら、そもそも「完全に贅沢なお金の使い道」ですし、
都合がつけられない、ということです。購入は見送りましょう。

つまり、大切なものをするための時間を最初に確保して
空いた時間を融通して、時間を管理するわけですね。
あなたが勤め人の場合、すでに「平日の9時から18時は仕事だ」と自分の時間を押さえていますよね。
その時間は多少のことでは融通しませんよね。

また、大切なことをするためのお金を最初に確保して、
あまったお金を融通して、お金の使い方を変更するわけです。
すでに「家賃」や光熱費、スマホ代なんかの固定費をすでに支払う予定にした上で
あまったお金からあれこれ融通していますよね。

予定を立てるときに「最初に押さえる時間」「最初に押さえるお金」を
あなたのもっとも大切なものに使う、ということをくれぐれも
忘れないようにしてくださいね。

年末が近づくと何かと忙しく、物要りでもありますよね

私事ですが、
毎年、勤労感謝の日が終わると一気に年末になだれ込む、という印象があります。

そういう慌ただしい昨今ですが、この駄文をご覧いただいている皆様には
体調などにお気をつけいただいた上で、素晴らしい年末を迎えていただきたいと
念じています。

と、まぁ、堅苦しくなってしまいましたが…

実際、一気に年末になっていきますよね。
年賀状の準備や忘年会のお誘い、年末のご挨拶の段取りや、年末の各種イベントなどなどと、これから年末・年始にかけて、それはもうバタバタするんですよ。ええ。

ですので、もう12月になったら勉強とか蓄積とか、もう関係ないんじゃないんですかね。ホント。
バタバタしてたら自分の強みの研鑽やスキルの蓄積とかムリでしょ、する時間もないでしょ。
蓄財も、なにかと物いりですし、甥っ子姪っ子にお年玉も用意しなきゃいけないし
なにげに忘年会・新年会のお誘いを受けているとその飲み代だけでも結構な費用になっちゃうし
飲み会の翌日がお仕事だったりしたらもうウコンのみまくり、外泊しないようにタクシー使いまくり
そりゃ大変で…

と。

そういうふうに思う方もいるかもしれませんね。
やりたきゃどうぞ。止めません。
将来、その1ヶ月怠けたぶん(10年にするとやく1年分)を思い返して、後悔すること間違いないです。

また、実際に苦労して毎日・毎月、作業や蓄財に励んでいらっしゃる方は、
「一度休むともうムリ、休み癖がつくし、大切じゃない事まで”これは重要な事態だから”と
誤って判断してしまうから、回っていかない」ということをすでに自覚されていると思うんです。

繰り返し言いますと

1回「まぁいいや」と休んでしまうと、後が大変ですよ。
「まぁいいや」と思ってやらなくなる癖がついてしまいますからね。
無為な1ヶ月を過ごしてしまったあの空虚な気持ちを、またあなたは繰り返すつもりですか?

1回、「今月は仕方がない」と思って蓄財を休んでしまうと、ホント後が大変ですよ。
「年末年始」以上に大切なことは世の中には山ほどあります。
10年の間にはホントにたくさんの出来事が待っていると思って良いです。

とはいえ、
「時間がない」というのが実状であるのは仕方ないと思います。
「なにかと物要り」というのも事実であると思います。

ではどうしましょう。

結論を言いますと「それでもやれ。積み上げろ」ということになります。
ミもフタもありませんね。

明日から、その詳細について詳しくお伝えしていきます。

奴隷解放RPGのルール: ゲーム後半の攻略法

今日はゲーム中盤・終盤の攻略法についてお伝えします。
このステージがその段階に該当します。

3. 地道作業とプラスアルファ積み上げステージ
4. 勇者の旅立ちのステージ

とはいえ、ここからは各プレーヤー側でやるべき行動が、
各プレーヤーの選ぶ分野、コースによって大きく変わってくるフェーズです。
具体的に「こうすればいい」といった点が非常に言及しづらくなってきます。
そこがこのゲーム中盤・終盤の難しさでもあります。

一方で、自分でこれまで培った技術や学習成果、その活動を通して得られた人脈や
あなたのことを気に掛けてくれるファン、見込み客の存在など
すでにあなたはもう、「第一人者ほどではないにせよ、相応の実力をつけて活動ができる」状態に
なっている段階でもあります。

ある意味、ここからは独断でなんとかできてしまうんじゃないか、と
思えるようになる人も、でてくるかもしれません。
でも、5年、6年、7年、といった段階では、実はまだまだガマンが必要な状態でもあります。

また、ゲーム終盤ステージ4では、自分の自由なお金、自由な時間を使って
毎日集中して、バリバリと活動を推進していく段階です。
あなたは、このように「誰からも何も言われないが、活動する」といったことは、
たぶん今まで、やったことがないと思います。
そういう状態では、もしかしたら「漫然と、ただダラダラと日々を過ごしてしまう」ということにもなりかねません。

ですので、ポイントとしては、かならず
「自分の進もうとしている分野の先輩、複数人の意見を仰ぐ」ことだと思っています。
同じように自分でコツコツとタネ銭を確保しながら進めていくやり方で成功している人、を選んでください。
できればそれぞれでつながりのない、異なるグループに属する人からの意見を聞くのが良いと思います。

そして、もし先輩がいない、ということなら、慎重に歩を進める必要が出てきます。
ステージ3のうちから少しずつテストしながら、自分の進んでいる方向にリスクはないか、
定期的に確認します。

ここで、たいせつなことは「大きな分野でブレない」というところです。
たとえば不動産投資の分野に進んでいるのなら、
そこの分野を続けるのをやめて、YouTuberになるとか、そういう変更はしないほうがいいです。

たとえば10年前はブログめちゃめちゃ良かったのに、
5年たってみた今、振り返ってみると落ち目の傾向がある。とします。
もうブログってオワコンなのかなぁ、と思っても、このステージに来ているのであれば、
続けたほうがいいです。落ち目の分野に入っている、ということは逆にチャンスです。

理由は「新規参入者が少なくなっている」のと、「ベテラン勢も足抜けを狙っている」という点です。
つまりは「ノウハウがすごく蓄積できている」にもかかわらず「ライバルが少なくなっていく」わけで、
そういう分野に行くのは良いことだと思います。

あと5年蓄積を続けてその分野の第一人者になった後で、別のイケてる分野への進出を狙った方が、何もない状態でイチから別の分野を目指すよりも有利です。

・すでに特定の分野の第一人者となったあなたは、素晴らしい人に会いやすくなっている
・すでに獲得している経済基盤と、自由な時間や活動している”第一人者”の肩書きなど、これまで築き上げた資産が次の分野への進出に使える

ただ、5年程度では、多少落ち目になったとしても、すぐに消滅する、ってことは基本ないです。意外と「オワコン」と言いたいだけの連中がいて、それに影響されてしまう人も多かったりします。

たとえばブログやYouTubeなんかは、すでにネットの一部として成立していますし、Google社が潰れるとかそれくらいのインパクトがある出来事がなければ、5年くらいで完全に「滅亡」っていう感じにはならないと思いますよ。
ですので、第一人者になるメリットはまだまだ損なわれていないです。

また、ステージ4では、もう「勉強」はしても、それは「インプット」が目的ではなく
短期的なアウトプットを目的として、学習することにしてください。
ひたすら高品質のアウトプット、成果を重視するわけです。
このようにして「自由な時間」を「インプット」ではなく
「アウトプット」に差し向けて、経済基盤を確立することに専念することがポイントです。

このほか、ステージ4では、これまでみなさんが過ごしてきた環境とは、
活動のステージが大きく異なるので、最初のうちは
収入基盤が全くない状態である点や、
仕事をしているのに「ダラダラしていても誰からも何も言われない」という状態から
変に焦ってしまったり、逆にダラダラと無駄な時間をすごしてしまいがちです。

これまでのステージ2、ステージ3でもう「ダラダラしないで誰にも言われずひたすら
高品質のアウトプットを行なう」ことに慣れている状態であると思いますが、それでも
そうなりがちです。

慌てず騒がずステージ3の段階で、すでに成功している先輩から教えを受けている
状態であれば問題はないだろう、と思うのですが。。。

ステージ4の段階では、より先輩へ、密接に教えを請うようにするのも攻略法の
一つであるように思います。
この点は個々人の状況によって異なりますが、なんにせよ、「自分一人の狭い了見だけを判断材料にしない」というのがこの先のポイントだと思います。

そして経済基盤を確立して、仕組みを作り、自由な時間やお金が入るだけの
仕組みを思う存分整えていくことが重要になります。

これができたら、ゲームのクリア、皆さんは晴れて経済基盤を確立し
それでも自由な時間を確保できる、かつ、
第一人者として自分の分野への影響力も多分に持っている
「勇者」として新しいステージに立つわけです。

これがエンディングになるんだと思います。

最後に、このゲームの「ゲームオーバー」の例は、こんな感じだと思います。

・ステージ1で、10年もの時間を確保できないことを悟った
・ステージ2、ステージ3で、環境の変化、あるいは継続の仕組みを作ることができずにタネ銭も知識の習得、アウトプットもできなかった
・ステージ3で変な先輩に教えを請うたため、誤った方向に行ってしまった、成功を焦ってタネ銭も実力も不十分なまま旅に出てしまった
・ステージ4で、旅に出られなかった。旅に出たが迷子になった。旅に出たがダラダラ遊んでタネ銭を食い潰した。詐欺にあいタネ銭を奪われた。

こんな状態でも、再スタートを切ることができます。
そのときはある程度経験値が増えている状態から再スタートできます。
RPGでいう「2周目スタート」あるいは「強くてニューゲーム」の状態になります。
つまり、失敗してもまだまだ諦めなくていい、ということです。

これが、奴隷解放RPGの全貌です。