予算の決定は節約のキホンのキ

お金、貯めてますか?
節約、してますか?

毎日、テレビを見ているとCMや情報番組なんかで、いろんな商品がオススメされます。

この掃除機めっちゃいいですよ、静かで吸引力もハンパないです。
この電子レンジすごくいいよ、なんでもボタン一つでホッカホカ。
この化粧品が、ホントお勧め、お肌プルプルでしっとりすべすべ。
このスイーツが今話題沸騰、どのお店も品切れになるほど大人気。

キリがないです。ホントに無限かと思えるくらいのオススメ情報があれやこれやと
舞い込んできます。
テレビだけじゃなくて、SNS上なんかで「インスタ映え」な写真がいっぱい並んでいると、
思わず「いいなぁ、行ってみたい、食べてみたい」などなどいろんな感情が湧き出てきます。

こういうとき、発生した欲望をそのまま素直に購買によって満たすことができる
大変セレブな方じゃなければ、葛藤が発生するんじゃないでしょうか。
むしろ、そういうセレブな方は、すでにレベル0ではないと思うんですけどね。。。

どういう葛藤かというと、「いまこのスイーツ食べたい」
「今この掃除機があったらめっちゃ掃除ラクになっていいよなぁ」
「いま、この電子レンジがあったら調理時間少なくてそのぶん仕事できるなぁ」とか。

大抵は、“いま、これをすればこうなる、だから良いなぁ”
“でも、そのあと良い感じにならなくなるかもしれないなぁ” という感じだと思います。

やっぱり、節約するには予算をきちんと決めておく必要があります。
無限の欲求への刺激に対して、たくさんの「守り」を行なってきたつもりでも、
ついついぽろぽろとオーバーしているな、とか、
予算を決めておかないと把握できないんですよね。

月に収入が30万円だったとして。
最低10%の3万円を貯蓄に回すとして、残り27万円でどうやって
生活をしつつ、かつ、継続して実行するための活動をするのか
実際に予算を立てます。

そこから、余った金額がもしあれば、
はじめて、そのぶんはあなたが自由に使えるお金、ということになります。
つまり、余った金額を使えるのは「翌月」になります。

もし、27万円では足りない、ということになっても、
残りの3万円に手をつけることはせずに、
なんとか27万円と先月までの余った金額で、対応していきます。

つまり、普通は「余った状態になる」ことが当たり前なんですよね。
この前提でしっかりと予算立てをしなければいけません。
予算立てのとおりに、生活をしなければいけません。

突発的な誘惑に、お金を振り向けてはいけません。
振り向けられるお金は、予算内の範囲だけです。
予算立てをしているのにお金を貯めることができない人は、
この部分が上手くいっていないことが多いです。
誘われてついつい、ってやつですね。
誘われてしまうにしても、それも予算の範囲で済ませる必要があるわけです。

少し慣れてきたら、先月までの余った金額のうち半分を、さらに貯金に回します。
もっと慣れてきたら、貯蓄に回す金額を、月収の10%から20%へ、と引き上げていきます。
それによってさらに貯蓄のペースがアップしていきます。

このように貯蓄が進んだ先には、なにが待っているのか、という点をきちんと把握しておいてください。

たとえば収入の最低1割の貯金を続けていくと、10年後には1年ぶんの収入と同じくらいの蓄えができます。
つまり、1年分働かなくても生活できるだけの資本を手に入れることができますね。

月の収入が30万円だっとして、毎月3万円ずつ、10年間貯めると360万円になります。
これを、たとえばスタートアップ融資などを使って同額の360万円、あるいは2倍の720万円を融資すると、
1,080万円の手元流動を確保できる、という方法が使える、かもしれません。
(このとき、利息が安くなるから、といっても連帯保証には入らないほうがいい、かもしれません)
※国の制度の利用なので、「かもしれません」と濁している点はご了承ください

この資金を使って、これまでの10年で継続作業を続け、積み上げてきた自分のビジネスを、思う存分本格的に始めることができる、ということです。

このビジネスにいったん失敗しても、また、
最長で10年間の貯蓄をして、新しいビジネスに繰り出せば良いわけです。
最初の貯蓄ができた人は、実際にはもっと早く、この貯蓄ができるように
「貯蓄のチカラ」がついているんですけどね。

あと、きちんとこの手順で貯蓄を行なっていた場合、
実際のところ最初の事業でもあまりムリをしない予算立てができるはずですので、この時点で大コケしている、という可能性は低いと思います。
それでも無理な予算立てをしちゃった、という場合は、事業の初期段階のリサーチ不足が原因だと思いますよ。

話しは戻りますが、予算立ては貯蓄のキホンのキです。
予算立てのカンタンな手順は、次のとおりです。

  1. 過去3、4ヶ月の支出をすべて書き出して、それを「固定費」「変動費」に分けます
    ( この「書き出し」も一つの壁かもしれませんね )
  2. 固定費を「明確に必要」なのか「明確に不要」なのか「グレー」なのか、に分けます
  3. 変動費も「明確に必要」なのか「明確に不要」なのか「グレー」なのか、に分けます

まずは「明確に不要」な部分の削減をして、それで月の収入の90%で生活が可能なのか、計算してください。
不可能なら、「グレー」部分も削減が必要です。
とくに、「明確に不要」な固定費部分は真っ先に確保しましょう。すごくラクになります。
変動費の「明確に不要」か「グレー」かの判断については、必要に迫られない限りは「グレー」にいれてしまってもいいでしょう。

一気にやろうとするのではなく、慣れないうちは少しずつ、やっていくのがコツです。
あなたが「ステージ0」の場合、最初の2、3ヶ月は「収入の9割での生活」を死守することにすべてのエネルギーを集中させてください。

そのようにしてまずは予算内の生活を心がけてください。
予算内での生活に慣れてきたら、今度は「グレー」部分の削減にもチャレンジしていきます。
そのうち、「明確に必要」としていたものが、そうでもないなぁ、「グレー」かもなぁ、と感じることもあります。
それが固定費であれば遠慮なく「グレー」にしてしまって、削れるなら削ってみてください。

節約については個人差による環境や慣れの部分が大きいです。
最初はムリせずにやっていきましょう。

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