なぜレベル0「誰にでも当たり前のようにできること」が大切なのか

今回の記事は新春恒例にしています(します)。

なぜ レベル0のこと、つまり

「誰にでもあたり前のようにできること」を大切にしましょう、

という、

ある意味、毒にも薬にもならないと思えるような記事をほとんど毎日投稿誌続けているのか、という点について、今回はお伝えします。

結論からいいますと、私たちにできることは「誰にでも当たり前にできること」の積み重ねにすぎないから、です。
「誰にでもできることを積み重ねることが、誰にもできないことを成し遂げるための道」ということになります。

誰もが、何かの分野で「オンリーワン」になりたいと思っているんじゃないかと思います。
今は無きSMAPの世界にひとつだけの…がもてはやされた理由もそれですよね。

競争が激しい社会に揉まれて生きていく中で、ナンバーワンになったとしてもやがて疲弊して、脱落していくものです。

会社やチーム全体を視点とする場合はまだしも、「一人の個人」として見た場合は、病気になったりアクシデントに見舞われたり、そうした場合には「取り替え」も効かないですよね。

だから、競争社会の中で生き抜くには、誰もがマネできない「オンリーワン」つまりオリジナルであることが必要になるわけです。

そして、多くの人は、自分だけにできる、オリジナルの商品を作ったり、オリジナルのスタイルを確立したり、洗練させたりしたいと思っているんじゃないでしょうか。
そういったオリジナルの商品やスタイルの確立が自己実現です、なんて言う人もいると思います。

ただ、「誰もがやらないことをやってやろう」とそればかり単発で狙うだけだと
やがて、模倣されてしまうでしょうね。

なぜかといえば「ふつうの人」が単発でさらっとやったことは、別の人にもさらっとマネされてしまうからです。

そして、ほとんどの人は「ふつうの人」ですよね。あなたもきっと、「ふつうの人」です。

このブログを頑張って読もうとされている時点で、他の人よりも少しだけ、何らかの感覚や意識に秀でているところはあると思います。
しかし、あなたの「長所」を一つあげたとして、それと同じ事ができる人は日本中、あるいは、世界中にどれだけいるのか、といえば、またたくさんいるはずです。

つまり、「ふつうの人であるあなたが少しの間頑張って、できること」は残念ながら、「他の人ももうちょっと少しの間、もう少し頑張ったらできること」だったりします。

ただし、これだとどうでしょうか
「ふつうの人であるあなたが何年もかけて毎日頑張って、積み上げてきたこと」
これは、他の人が何年かけて努力しても、そうたやすくは追い抜けないと思います。

なぜなら「何年もかけて毎日頑張る」ここが高いハードルになっているからです。

ふつうのひとは、だいたい「何年もかけて毎日頑張る」ということができないからです。
そして、「何年もかけて毎日頑張る」これができている人は、さらに継続して「何年もかけて毎日頑張る」ことができます。

だから、他の人がどれだけ努力しても、「何年もかけて毎日頑張ってきたこと」は揺るぎないわけです。

もちろん、環境の変化や技術習得の容易さは変わってきます。
私はWindows系のプログラマですが、20年前はこの勉強をするのにも大変でした。
コンパイラや統合開発環境を整えてそこそこ良いPCを入手するだけでもかなりのハードルでした。
ネットから情報を取得するにも相応の通信費が必要でした。ISDN、その前の時代は、モデム(ピーガラガラガラ)とかもね^^;

それこそ大学生時代はバイトして貯めたなけなしのお金でThinkPad(IBMがPCを作ってたんですよね)を購入して、胸を躍らせたものです。

その後、社会人になっても、給料から分割払いで数年おきにPCを購入したり、自作したりして…
当時のPCの進化スピードはすごかったですから、そのたびベンチマークソフトを動かして、数値の違いに隔世の感を味わっていたことを思い出します。

しかしながら、今ではもはや、コンパイラや統合開発環境(Visual Studio Community Edition)は無料ですし、スマホも普及して通信費用も比較的お手頃です。

PCなんて、最低限のものでしたらネット環境の契約をするだけで一緒に付いてきたりします。
分厚い書籍を購入しなくても、ネットを検索すれば、サンプル程度ですがある程度のプログラムは作れてしまいます。

プログラマとしてはダメですが、組んでみて困ったところは”教えてgoo”なんかで教えを乞えば、たくさんの人が教えてくれます。
数百円とかのコストでサンプルプログラムまで作ってくれる場合もあります。

だから、プログラム歴20年のベテランができないことが3年目の人にできてしまう場合があります。
もちろん、私の場合はそれ以外のこと(プログラム言語の設計思想や概念など)がある程度染みついているので習得時に、あまり「なんじゃこりゃ、とりあえずこうしておくか・・・」といったことはまぁ、なくて、そういう点で他の言語を習得するのは「3年目の人」よりは早いわけですが、うかうかしてられないです。

話がそれましたが、「誰でもできること」をだれもができないくらい長年積み上げることがあなたのオリジナル、オンリーワンになる近道、という点について、ご理解いただければとおもいます。

そうそう、「誰でもできること」をこっそりやっていても、全然「積み上げる」ことにはならないですよ。
「積み上げる」とは「アウトプットを積み上げる」ことです。
誰の目にも触れないところで積み上げたとしても、それは積み上げたことにはなりません。

さきほどの例でいえば「3年目の人」が毎日アウトプットを積み上げて公開している、
「20年目の人」はこっそりアウトプットを積み上げて公開していない、という場合、多くの人は、「3年目の人」のほうをオリジナリティがある、と判断します。
それが、ルールです。わかりやすいですからね。

この点はくれぐれも、御注意くださいね。

どんどんアウトプットを積み上げてあなた独自の「オンリーワン」の
スタイルを確立して競争から抜け出し、そのスタイルを磨くことで自己実現をはかる、という道を進んでいただければと思います。

みなさま、本年も当ブログをよろしくお願いいたします。


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