振り返り:1年の目標と、実際との差異をチェックして理由となる出来事や条件を洗い出す

前回の内容と重複する部分もありますが、
年始に立てた今年の目標と、年末の現在とでどのような差異があるのか、という点を
みなおすことが次のステップです。

たとえば、年始に「60キロまで痩せる」という目標を持って
順調に痩せていった、現在61キロだ!ということなら、
ほぼ、差異がない、ということになるでしょう。
逆に、現在65キロだ!ということなら差異が出ていますね。

まずはそのように、差異が出ているかどうかをチェックします。
前回の投稿では、目標の修正について触れていますが、
今回のフェーズでは、修正前の、本当に年始にたてた目標をベースとして検討します。

そして、なぜ差異が出ているのか、思いつく要因をリストアップしていきます。

・7月にケガをしてリズムが崩れて、それ以降やる気を失った
・今年の夏が暑すぎて、あまり運動できなかった
・今年の夏が暑すぎて、食べないと体力がもたないと思った
・少し痩せたところやたらとモテはじめて痩せるどころではなくなった

などなど、いろんな事があるんだと思います。
これは、必ず紙に書いて残してくださいね。
こういう列挙した内容を踏まえて、次の年の目標を立てることになります。

また、あなたという人物を自分が知る上で非常に参考になる資料になります。
あなたが1年をかけて真剣に取り組んだ「はず」の目標に対して
それができなかった要因を挙げているわけですから、
かなり「強い」要因であることは間違いないです。

来年に同様の事があった場合には、また、これが影響して
目標達成の阻害要因になること請け合いです。

さっきの例であれば…

来年また酷暑だったら、もう夏は痩せる努力をしない方が良い、ということですね。その分、別の目標にむかってエネルギーを集中すればいいわけです。

また、さらにモテる傾向があるわけですから、いまのままだと
あなたの時間がどんどん奪われていくでしょう。
人付き合いに対してある程度の基準を設けて、これ以上時間やお金などムダなリソースが流出しないように対策を打つ必要があるでしょうね。

7月のケガについては、毎年のようにケガをするワケではないと思いますので
今回は特別な要因だと思って、とくに「対策」をとらない、というのも一つの方法だと思います。
逆に、もっとストイックに行きたいのであれば「ケガをしたとしてもできる運動を検討しておく」など
対策を検討していても良いと思います。

そして、上手くいった点についても書いていきます。
先ほどの例であれば、たとえばこんな感じでしょうね。

・7月ケガをするまでは非常に順調に、1ヶ月で1キロずつ落とすことができた
・9月の時点から1キロ減らした状態でキープできた、毎週のようにお誘いを受けていたのに増加傾向だったのを抑えてキープ傾向にまで持って行くことができた
・6月までの間で体脂肪を減らしながら筋肉量は増やせていたのでキープ傾向まで持って行けたのだと思う。つまり、筋トレをしていかないとこれからは
少しずつ筋肉が衰えていき、また増加傾向に転じてしまう懸念がある

このように、これまでの行動をいったん振り返って、
上手くいかなかった要因、上手くいった要素を列挙し書き出すことは
今のあなたにしかできない大切な作業であり、
自分自身のことを知るために非常に貴重な素材を得ることができる機会です。

目標を意識することなくダラダラと日々を過ごしていたら、このような機会は
ほとんどありませんよね。
自分を知ることができなければいつか慢心して、大切なところで足下をすくわれる結果になります。
あなたがもし、何かを成し遂げたいと思うのであれば、是非このような振り返りをやってみてくださいね。

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