時間管理の基本は「大切なこと」を把握すること

一生懸命、時間管理術のノウハウを駆使して時間を作っても、
その作った時間でやっていることがとても、つまらないこと、であれば
実際に「時間管理術を使って時間を作り出す」ことに意味がないわけですよね。

時間を作っても作らなくても、つまらないことをしている点に変わりがないわけですから。

では、「重要なこと」と「そうでもない」ことの区別って何だろう、っていう疑問が出てきます。

たとえばこういうのって、全然重要じゃないよね、って私は思います。

・スマホでゲームする
・だらだらとSNSを眺める
・終電を逃したので始発までダラダラと呑みながら時間をすごす

かたや、こういうのって重要だろうなと私は思います。

・仕事関連の本を読む
・お客さんに会う
・家族との団らん

でも、私が「重要じゃない」と書いたことでも、人によってはとても重要だったり、
逆に、「重要だろう」と書いたことが、人によっては全然重要じゃない、単なる雑務だったりします。

この違いは何か、といえば、人それぞれが持っている「価値観」や「目標」が影響してきます。
つまり、私の価値観で「大切だ」と思っていることや、
自分のたてた目標の達成に貢献するものについては「重要」で
それに影響しないものは「重要じゃない」ってわけです。

逆に言えば、「1分1秒でも長くスマホでゲームをして上達することが重要」という価値観や
そういう目的を持っている人にとっては
「スマホでゲームをする」のは大切なことです。

SNS上で多くのフォロワー(?)さんを持つことを目標、価値観としている場合には
SNSから流れていることをダラダラ眺めるのは重要なリサーチになります。

また、終電を逃してでも一緒に呑みたい友人とは始発までどころか
ふたたび夜になるまで24時間呑んでいても、有益な時間になることうけあいです。

その「価値観」をきちんと知って、「目標」をどのように作ったら良いのか、ということなんですが。。。

いや、単純に「なりたいもの」「やりたいこと」を目標にしたらいいじゃん、と思うんですが
どうも、話しを聞いているとそうでもないようで。

実際、これについてもいろんな本が出ていますよね。
ビジネスレベル0では七つの習慣をベースに話しをすることが多いですが、
ここでは「終わりを思い描くことから始める」という事になっています。

「終わり」というのはあなたの「お葬式」の事ですね。

とはいえ、いつ死ぬかっていうのはホント、わからないので。。。
仮として、期間を区切るしかありません。

たとえば5年後があなたのお葬式、になるとします。
5年後が微妙なら3年後とか、2年後とかでもいいでしょう。

お葬式の場で、どういう言葉をかけられたいのか。
どういう人に葬式に来てもらいたいのか。
どういう葬式を思い描いているのか。豪華なのか質素なのか。
火葬なのか土葬なのか鳥葬なのか散骨するのか。
誰が喪主なのか。その喪主は自分のことをどう思っているのか。

そこを思い描くことから、はじめて行きます。
それが「価値観」ってことになりますね。

そして、

そういう最後にするにはどうすれば良いのか
いまからやるべきことは何なのか

それを「仕事」「趣味」「友人」「家族」「地域・コミュニティ」などなど、
あなたの現在の役割、という切り口で具体化していきます。
その具体化した内容が「目標」ということになります。

そういうフレームで、皆さんもぜひ「価値観」「目標」を具体化していけば、
自ずと「大切なこと」も決まってくるんじゃないかと思います。

とはいえ、そんな具体的な目標とかわかんないよ、という人もいます。
そんな先のこともわからないし、もちろん参列者も多ければ多いほどいいだろうし
べっぴんさんも来てもらいたいし、豪華なほうが質素な式よりも良いだろうし…
などなど。

そういう方は、実は自分の「価値観」がさっぱりわからなくなっているわけです。
日頃から、自分の意見を言えず周りに合わせてみたり、すごく優しいから
自分の考えを持ったとしても、それを押し殺して仲間の意見に同調したり。

そうこうしているうちに自分の考えや、価値観がなくなってしまう人が、
結構な割合でいらっしゃいます。

明日は、そういう人のために自分の「大切にしていること」をあぶり出す方法
お伝えします。

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