目標設定 : TODOリストの形にブレークダウンできる目標であること

前回1年の目標、といっても漠然とぶち上げてしまうんじゃなくて、
せいぜい、1日の365倍程度の大きさのものしか設定できないんだよ
、ということをお伝えしました。
1年、と聞くととても長い期間のように思えるかもしれませんが、
実際に過ごしてみればあっという間である点が実感できると思います。

1日なんて瞬く間に過ぎますし、
1週間だってあっという間、ですから
1ヶ月なんてもうさらっと終わってしまいます。
1年なんてうかうかしてたら、もう、ぬるりと終わってました、ってことになりかねないです。

1年あればなんでもできるように思える人もいるかもしれませんが、それは錯覚です。
自分で何かを成し遂げることは無から有を生み出す魔法ではありません。
一つずつ実績を積み重ねて、理論や実物の蓄積があって結果的に完成を迎えます。
その蓄積を作る構成要素は毎日の行動を経てできあがるものだ、ということを
忘れないでくださいね。

今回は、最後の「TODOリストの形にブレークダウンできる目標であること」をお伝えします。
これまでの内容をしっかりと読まれた方であればすぐにわかることですが、
TODOリストの形にブレークダウンできない目標は、実現できる目標ではありません。

たとえば「今年は本を出版するぞ」という目標を立てたなら、こんな感じのTODOリストが
できあがると思います。

* 企画書をつくる
* 出版社へ企画を持ち込む
* 出版社の人と相談して”売れる”企画に仕上げる
* 売れる企画に基づいて執筆する
* 推敲する。友人知人にも見てもらう
* SNSなどで出版した、あるいは近々出版することを告知する
* 全国の書店に挨拶をする

これらの項目はさらにブレークダウンされていくと思いますが、こうやってTODOリストの形に落とし込むことができますよね。
だから、あなたはそれらのTODOリストの項目を実践して消化して、
一つずつ実現していき、そのすべてを消化した際にはあなたの本が出版され、
想定している人の手元に渡った状態にすることができるわけです。

では、極端な例かもしれませんが「世界を平和にする」これはどうでしょう?
TODOリスト化できますか?平和とはどういう状態のことを指すのか
平和にするとは誰が、何をどのようにすることなのか、ちょっと曖昧すぎます。
「悪の権化である○○を倒す」これならまだ達成できるかもしれませんね。
まだ「倒すって何よ?」っていう点は残りますが…

同じような感じでは「○○さんと仲良くする」とかもそう、ですかね。
これも「どれくらい?」「仲良くするって何?」「そのあとどうなるの?」ってシンプルに思いますよね。
○○さんが異性なら「○○さんとユニバでデート」とか、そういう感じでしたら
まだ達成できそうな目標かもしれません。TODOリストにブレークダウンできそうですからね。

やりがちな目標に「○○というスキルを習得する」というのもダメな目標かもしれませんね。 「習得」にゴールがないからです。
資格試験があって、それの合格、ということならまだわかります。

スキルを習得したい、ということなら、たとえば
「○○のスキルを実践する時間を毎週10時間確保する」といった目標にした上で、
毎週、あるいは月の初めでもいいので、定期的に、
週ごとに具体的に実践する内容とあわせて、手帳に毎週10時間以上の時間帯を確保して
書きとめ、毎日それに従って実行していく、という形になると思います。

これらの目標のポイントを確実に押さえていけば、あなたも
1年をとおして実際に目標を達成するために日々の行動を積み重ねることができ、それを達成することも困難ではないものと思います。

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