目標設定 : 大きすぎる目標にしない ( 1年といえど1日の365回ぶんでしかない )

前回は、1年の目標とはいっても、「こうなりたい」ではなく「こうする」をベースに立てるべき、という話しをしました。
素晴らしい、壮大な目標を立てたとしても、行動しなければ目標は達成できないわけです。
行動をベースにする目標を立てることで、あなたはただ目標に対する「行動をするだけ」の状態になります。
つまり、それだけで目標を達成できる可能性は格段に上がります。

逆にいえば、あなたの新年の目標がいつのまにかたち消えてしまうのは、
「自分の行動」と「目標」がリンクしていない点が原因であるわけです。

あなたの目標と、自分の行動をリンクさせることができれば、それだけで
あなたの目標はほぼ自動的に達成できたも同然です。あとは、やるだけ。

ですが、まだ大きなポイントが残っています。
1年はたった365日、あるいは366日しかない、という点が大切です。
1年といえばまるで無限に近いと思える時間、ということではありません。
ぼやぼやしていると、あっという間に過ぎ去ってしまいます。

あなたがまるまる1日を使って、思いっきり目標に向かっての行動をしたとします。
1年でできる行動は、その365倍程度が上限だという点を忘れないほうがいいです。
もちろん実際には、体調不良だったり丸一日目標に向かっての行動ができないケースもあります。
一方で、経験曲線効果によって習熟・熟練して、もっともっと効率良くできるケースもあります。
とはいえ、できることは有限である、という点を忘れてはいけません。

1年で「モテるようになりたい」と思ったとき、その「モテ」にもたくさんの要素があります。
「ルックスが良い、爽やかである」「経験豊富でトークが面白い」
「一緒にいる相手に、居心地が良いと感じさせることができる、気遣い気配り上手」
「ステータスが高い」などなど。。。他にもたくさんの「モテ」の要素はありますよね。

実際にあなたが「モテるようになる」ことを志していくとき、どの要素をどれだけ
深めていくべきか、まんべんなく高めていくべきか、何か一つのことに注力するべきか、
あるいは、一つに絞るとしても、弱点の克服、という方向に行くべきか強みを伸ばす方向にすべきか、そういった点は、行動に移すときには、すでに検討が終わっている必要があります。

実際の行動・選択肢は多数あります。それらすべてを1年で何とかしようと思っても、
時間は有限ですし、使えるお金も限られています。そこから「365日で」できることを選択する必要があります。
あるいは、「365日で」できるように、やるべき事を極力少なく、減らして期間内に終わらせることが
できるボリュームにする必要があります。

1年の目標だーことしはこれで行くぞ!と決めた後、その目標が忘れ去られてしまうのは
あなたのやるべきことが月ごと12分割、週ごと52分割といった分割できる形に
それぞれ、できていないことが原因です。
目標を決めたら、まずは12個に分けてしまいましょう。

それを、さらに週ごと、4つずつに分けます。
それぞれ、その週の間にできる内容ですか?
その週はもしかしたら仕事がとても多忙かもしれません。
もしかしたら、ご両親が体調を崩してしまい、あなたは実家に戻り、そのお世話を
しなければいけないかもしれません。それでも、やるんです。
そういう風に割り振ります。

もし、これ以上は割り振れない、不確定要素が多いと感じたら、
「調査」あるいは「再検討」の期間をそれぞれ、手帳の年間スケジュールに記載します。
シャーペンとか、フリクションとか、修正できるもので書いてしまってはダメです。
ボールペンなど、修正できないものできちんと予定を押さえてしまいます。
これは、自分の時間を年始に予約する、ということになります。
予定変更はできません。してはいけません。
予定変更を「まぁいいか」と許可してしまうと、あれよあれよという間に別の予定に置き換わってしまい
もはや、その「調査・再検討」の予定はどこかへ消えてしまいます。
つまり、1年の目標に向かっての行動は、そこで終わりになってしまいます。

ですので、新年の目標を立てるのはとても、大変です。
今年のあなたの行動を予約してしまうことになるわけです。
そういう意図であなたは新年の目標を立てていましたか?

それとも、なんとなくぼんやりと立てて、見直すこともせず、また漫然と1年間を過ごすつもりですか?
今年の初めは、新たな気持ちで「何か成し遂げてやる」と意気込んでいたと思うんですが…その意気込みはどこに行きました?
今年の一年間はどこに消えてしまったのだろう、とただ過ぎゆく日々を惜しむだけですか?

来年は行動を変えましょう。変えなければまた来年末、同じように過ぎゆく1年を惜しむだけです。
たぶんその次の年も、10年後も同じでしょうね。
あなたの行動がかわらなければ、あなたの人生は何も変わりません。
もしかしたら宝くじが当たっても、そういう出来事があったとしても、漫然と全額溶かしてしまって、全く変わらないんじゃないかと思いますよ。

明日は「行動するために必要なことをTODOリストにできること」という点について詳しくお伝えします。

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