前回は、「何かを成し遂げる」戦略がレベル0のわれわれにとっては
ラクで確実な人生設計になり得る、というお話をしていました。
ずっと不変な状態にしがみつくよりも、それまでに得た経験や
人脈などを糧としてまた、あらたな経験や人脈を迎えて、
新陳代謝をしながら目標に向かって努力するほうがリスクが少ない、ということです。
長らく愛されているラーメン屋さんも、
味をずっと変えずに10年、20年、30年と営業しているわけではなく、
常にその味を少しずつ変えながら、その時々の人からは
「いつも変わらない、ほっとする感じの、安定のおいしさ」と思われています。
逆に、本当にずっと変わらない、同じ味だとお客さんの味覚の変化により
かえって「味が変わってしまった」と思われて、離反される確率が高いそうですね。
少しずつ姿を変えながらも常に前進するほうが生き残れる可能性は高いわけです。
その中で3つのポイントをお伝えしていましたが、
これを実現するために、「準備のためのリソース確保」と
「正しくリソースを投下する」という二つの仕組みを作る必要があるわけです。
この点について今日は詳しくお伝えします。
まずは、「正しくリソースを投下する」について。
あなたの時間やお金、体力や集中力をムダなものに投入していては
とても「将来なにかすごいことを成し遂げる」なんて所作はできません。
すごいこと、っていうのは結局のところ技術や成果物の積み上げであるわけです。
すごいこと=コンビニおでんをツンツンしたり、業務用冷蔵庫に入って写真を撮るとか、絶景スポットに、命知らずに分け入って迷惑千万な写真を撮影するとか、そういう、くだらないことではないですよね。
もちろん、そんなことなら積み上げは不要です。でも安易ですし
迷惑なことこの上ないです。そんなことは最初からしないほうがいいです。
ダラダラしていたらあっという間に時間は過ぎ去ってしまいますし
何をしようか迷っているうちに、
想定外のことがあってちょっとあたふた、パニくっているうちに、
ネットのニュースが気になってついつい見てしまい、気になるニュースが連鎖式に紹介されては
ずっと閲覧してしまううちに、
どんどん時間は消えていきます。
コンビニで見かけたスイーツを衝動買いしてしまったり
ネットで安売りだったから、と、普段よりかなり高いランクのお肉を買ってしまったり
スーパーの半額セールにつられてついつい不要なものを「将来使うかもしれないから」と
購入してしまったり…
深夜のテレビの通販番組についつい煽られて、
ふとスマホからAmazonを見ると、テレビよりも安く販売されているのを発見したから、
つい「ラッキー」と思い衝動的に飛びついたり・・・それは私ですね(..;)
…レッグマジック買ったんですけど、結局運動するときに出る「シャーコシャーコ」という音が気になって、
いつの間にか使わなくなってしまい、結局ジモティ経由で小太りな主婦のかたに無償譲渡しました(;´Д`)
連日のように仕事のアクシデントが続くと集中力や精神力が過剰にすり減らされたり
上司に怒られるとイライラしますし、部下にバカにされてもムカつきますよね。
ズタボロになった精神状態を癒やそうとして、SNSの猫動画なんかを見ると、
心の状態は回復するかもしれませんが、相応の時間が消費されてしまいますよね。
つまり、日々の生活はそのまま、大切にしなきゃいけないリソースを
どんどん、別のところに奪われる、それをなんとかガードして、本来投入すべきところへ投げ込む、という
ゲームのようなものですね。
このゲームの必勝法は、「守る」ということです。
「守る」ためにはリソースを奪う人たち、あるいは環境から遠ざかる、
情報の遮断やリソースの事前の移動(お金や時間を先に割り当てておく)といった仕組みを
作っておきます。
それが、「準備のためのリソース確保」になります。
また、「準備のためのリソース確保」には、仕組みを作る時間も含まれます。
あまり慣れていない項目を実行するときには、
予定ごとに「何をどのように実行するか」まで含めておき、具体的に実行できるように
道筋を作っておく、現場では何も考えなくても行動できるようにしておく、ということも必要です。
それができない場合でも、「この時間の最初の5分で、その手順を考える」など、そこまで
含めた時間を確保しておきます。
お金であっても、「このお金をつかって○○を準備する」と決めたらそれは動かさないわけです。
あとで帳尻を合わせようとか、そういうことはまったく考えないことにします。
心の平安を取り戻す作成にしても、たとえば移動時間や行きつけの小売店の黒猫さんに会うとか
決めてしまうことになります。
そうやって、自分の持てるリソースを無駄なく割り振り、その
割り振り方のとおり、計画的に自分のリソースを活用して、投入していきます。
その積み重ねによって「普通の人間にはとてもできないすごい偉業」を、
普通の人間であるあなたが、レベル0のわれわれが、成し遂げることができるようになるわけです。
人間と動物の違い、については多数の議論があると思いますが、
「普通の人間ではできないすごい偉業を、リソース投入の積み重ねによって成し遂げられる」というのも
その大きな違いの一つなんではないかと思います。