忙しいときこそ、ビジネスレベル0流の時間管理術が効果を発揮する

「時間管理術」について、たくさんの書籍やWebページの記事が出ていますよね。
バーティカル(垂直軸)の手帳に、それこそ15分ごと、10分単位で出来事を書き込んでいったり、
それをTODOリストのようにしてどんどんと実行していったり。

いわば、「1日に10できることがあるとしたら、それを11とか12、15とか、そういう風に増やす方法」ですね。
それはそれで非常に有用な事なんだと思います。

では、あなた、それを実行できていますか?
たぶん、できていないと思います。

仮に、できていたとします。
それで、あなたの生活は充実していますか?

なぜ、時間管理術をマスターしても、あなたの生活は充実しないのか。
時間管理術の本をいくら読んでも、あなたは常にいろんな雑務に追い立てられる生活が変わらない。
その理由はなにか、といえば、

くだらない、つまらない、
あなたの人生にはクソほどの役にも立たないことで
あなたのスケジュールを埋めてしまっているから

というわけです。

手帳を使って効率良く作業して、
空いた時間でどうでもいいSNSの閲覧してたり、
スキマ時間で安易にできるスマホゲームをしているとか

時間管理術を駆使してどうでもいい友人から誘われた
飲み会のスケジュールを、あなたの人生を左右する
重大な作業の枠を無理矢理融通して、前もって押さえてしまうとか

そんなことをやっている限り、あなたは永遠に
充実した人生をおくることはできないでしょうね。

もしかしたらあなたは自覚がないだけかもしれませんが、
この点は、以前の投稿でお伝えしました
「時間管理のマトリックス」に従って、あなたの先週行なったことを
分類していけばわかることです。

とくに、年末年始はすごくみなさん大人気、引く手あまたのお誘いがあることでしょう。
年賀状も書かないといけないし、
年末の作業もあるし、なにかと大変です。
そういうときこそ、時間管理のマトリックスによる分析が有効です。
分析のしがいがあります。

一度、閑散期に分類をしてみて、別の時に、
あらためて繁忙期にも分類をしてみると

実は第Ⅰ領域・第Ⅱ領域・第Ⅲ領域・第Ⅳ領域のそれぞれの時間の使い方が
あまり変わっていないことに気づくと思うんです。
せいぜい、第Ⅰ領域・第Ⅲ領域の内容がすこし増えたかな、というくらいで。

時間管理、蓄財の根本的な考え方は
「大切なものをもっとも大切にする」
ということです。
大切な作業をするための時間を最も先に確保すべきですし、安易に動かしたりするはずないですよね。
大切な蓄財はまず先に確保すべきですし、安易に融通するものではないですよね。
ある意味「大切な人との時間」「大切な人のお金」だと思ってみれば、そうそう簡単に動かせないことに気づくはずです。

人生は一つだけですから、大切なものが多すぎる、ということは何か本当は大切ではないことが
紛れ込んでいるんじゃないか、とそう思いませんか?

あなたの価値観に基づいて、大切なものを「最初に」「優先して」押さえていきましょう。
それに合わない予定は、そもそも「存在しない時間」ですから、都合がつけられないということです。パスしましょう。
あなたの価値観に基づいて、大切なものを真っ先に「購入」(蓄財)しましょう。
そうやってしまうとお金が足りなくなるなら、そもそも「完全に贅沢なお金の使い道」ですし、
都合がつけられない、ということです。購入は見送りましょう。

つまり、大切なものをするための時間を最初に確保して
空いた時間を融通して、時間を管理するわけですね。
あなたが勤め人の場合、すでに「平日の9時から18時は仕事だ」と自分の時間を押さえていますよね。
その時間は多少のことでは融通しませんよね。

また、大切なことをするためのお金を最初に確保して、
あまったお金を融通して、お金の使い方を変更するわけです。
すでに「家賃」や光熱費、スマホ代なんかの固定費をすでに支払う予定にした上で
あまったお金からあれこれ融通していますよね。

予定を立てるときに「最初に押さえる時間」「最初に押さえるお金」を
あなたのもっとも大切なものに使う、ということをくれぐれも
忘れないようにしてくださいね。

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